199.《ネタバレ》 “8 Mile”デトロイト市の都市部と郊外を分ける通りの名前で、黒人の多い貧困層の内側と、白人の多い富裕層の外側とに別けられる。…札幌だと新道かな。 で、主人公ジミーは内側に住む白人。いわゆるホワイト・トラッシュです。そりゃ自然とラップも身に付くでしょう。白人からは見下され、黒人からはハンパもの扱いされる。男の世界で生きていく女みたいなモン。 「B・ラビット凄いね!(でも白人でしょ)」みたく、どんなに才能があっても、どこかで“認めてもらえない”空気があるんでしょう。SDGsの無い世界だから、MCバトルでも白人なのをガンガン責められる。そんな埋められないルーツを覆したエミネムって、やっぱ凄い。 ロックが下火になってた時代、エミネムのヒップホップは売れまくってた。けど保守的な評論家は彼のアルバムを認めなかった。「エミネムまたチャートインしてるよ!(でもラップでしょ)」みたく。 “Lose yourself ”『のめりこめ』。エミネムの自伝とも言われる本作で、如何にして彼がラップの世界で認められたかが描かれる。彼の伝説の序章。あの最後のバトルに勝って、全てを掴んだわけじゃない。あのバトルで終わったわけでなく、家族の問題も仕事も恋愛も、何も解決しないまま、これから始まっていく感じが堪らない。 あのバトルから始まり、貧困層に認められてアルバムが売れ、富裕層も興味を持ち、この映画で世界が注目し、遂には保守層も認めてロックの殿堂入りしたのは2022年の話。 【K&K】さん [DVD(字幕)] 6点(2023-10-06 20:41:02) |
198.《ネタバレ》 文化の違いと言ってしまえば、それまでなんだけど、いかんせん理解し難い。特に肝となるラップバトルが理解できない。とはいえ、物語としてはそれなりに見れるし、エンドロールのLose Yourselfは文句なしにかっこいい。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-09-30 01:10:41) |
197.《ネタバレ》 エミネムのかっこよさを感じる作品 内容はそこそこ 【バッジョ】さん [DVD(邦画)] 6点(2019-03-24 22:32:43) |
196.《ネタバレ》 いい題材だと思うし、演出や映像にも光るところがあるのだが、結局のめり込むことができなかった、実に惜しい映画。 なぜこの映画に乗れなかったのか考えてみたところ、脚本に問題があるのではないか、と思った。 おそらく本作には、「貧困と閉塞からの脱出」と「白人であっても、ラップで黒人に打ち克つ」という二つの大きなテーマがあると思う。そのテーマ自体はいいのだが、本作はその2つのテーマを同じ分量で描こうとしたために、どちらのテーマも踏み込み不足というか、消化不良を起こしてしまい、さらにはそのような状態で映画が終わってしまう。これが本作に私が乗り切れなかった理由ではないかと思う。 貧困の描写や追い詰めれた若者たちの焦燥、白人が黒人にラップを挑むことへの葛藤は、確かに描写されている。 ただどうにも物語が淡白で、仕事に戻ると言っても結局貧困から抜け出せるのか、バトルには勝ったが次はどうなるのか、という回答が見えてこないため、どこか腑に落ちない。 もしこの脚本が、テーマを一つに絞って、つまるところ「白人であってもラップで黒人に打ち克つ」という点に絞って、シンプルかつもう少し劇的な造りにしておけば、この映画はもっと面白くなったのではないだろうか。実際主演のエミネムも、黒人が圧倒的なヒップホップの世界でのし上がってきた人間なのだから、白人がラップをすることへのコンプレックスや重圧は映画以上に凄まじかっただろう。そうしたコンプレックスや重圧、それに打ち克つ人間をよりシンプルに、よりヘヴィに描いていた方が、より多くの人の共感を集める映画になったのではないかと思う。貧困をテーマにするのは悪くないが、貧困を言い訳に自暴自棄になっている人間や狼藉を繰り返す人間の様子を延々と見せつけられても、あんまりいい気はしないでしょ。 【nakashi】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-01-08 12:13:24) |
195.Eminemとにかくかっこいい。半自伝なのでPVと言われがちだがそれでもかっこいい。 黒人優位と呼ばれるヒップホップの世界で白人ラッパーの成功と苦悩というのはとにかく惹きつけられるテーマ。 Lose Yourselfは相当聞いた。白熱のラップバトルも必見。相手をディスってなんぼ。アンダーグラウンドで深い世界だ。 |
194.《ネタバレ》 ラップ調で、ラップ風に、レビューをここに、書いてみよう♪ 『いったい何?こいつは何?』 『こいつはいったい何がしたい?』 『利己的。暴力的。目的何?』 『いったい、誰に、共感、できる?』 『そもそも、文化が、わからねー。』 『エミネム、知らねー。』 『英語も、知らねー。』 『ラップが、字幕じゃ、伝わらねー。』 『勝った?負けた?わからねー。』 『当然、映画は、つまらねー。』 『1、2、3、4、なんの数?』 『時間を、確認、した回数。』 『残り、何分?あと、何分?』 『30、20、あとちょっとー。』 『せめて、ラスト、決めてくれー。』 『「仕事に戻る」』 『何だ、そりゃー。』 ええー、このレビューを読んでくださった方。 あなたの今の心境が、まさに私がこの映画を見終わったときと同じ心境です。 この2点は、こんなクソみたいなレビューを読んでくださった方へ、敬意を込めてささげる点数です。 映画は0点です。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 2点(2016-05-30 01:41:47) (笑:2票) |
193.《ネタバレ》 青春映画としては良く出来ている 主人公のエミネムも凛としたアイドル風でかっこいい いかんせんこちらの感性不足でラップと言う音楽に慣れてないせいか、肝心のMCバトルがピンと来ない これってかっこいいんだろーなーと言う感じ 主人公は常に何かに怒ってる感じでピリピリしている この世代の若者の常にイライラしている感じを巧く表現したということか 出てくる連中もひたすら口汚く罵り合う言葉で米語って本当に汚いなとあらためて思った ひたすら汚い言葉が続くので耳にヘビィで非常に疲れる 母親は若いロクデナシに入れあげて怠惰な生活を送るが、主人公には優しい典型的なバカ女 ヒロインがまた最悪なビッチでいい人はまったく出てこない ラップってそういう人種から出て来た曲なのかと思ってしまうのも問題有りかもしれないな 主人公は先が見えない生活にイライラしながらも、地道に工場で働いて浮き上がるチャンスを掴もうと努力する様は、何気に健気に見えた ラストのMCバトルに圧勝した主人公がまた工場に戻る様はなかなか清々しい 後ろから見送る仲間に気怠げにVサインを出すエンディングが、ファーストシーンでバトルに負けて去る主人公の姿に重なってちょっと物悲しい 単純にエミネムのサクセスストーリーには成って居なくて、まだまだサクセスのずっと以前の物語だった事がとても良かった 自分にラップの良さがわからないのが寂しいと感じさせた一作 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-11-11 16:21:28) |
192.《ネタバレ》 エミネム超カッコいいし。 自分はラップとか全然知らないんですが、 この映画のバトルの雰囲気がやっぱカッコいい。 会場の熱気が伝わってきてやたら熱くなる。 普段の自分が見る映画とは逆の人種差別が感じられて面白かった。 荒涼としているがパッショナブルでいて、 荒れた10代を味わった人なら感じるであろう何か強い魅力がある。 それ以外は普通の(特訓して大会で優勝するといった流れをくむ)青春スポコン映画みたいかもしれない。 ただエミネムの場合は特訓する代わりに、ラッパーのよくいうマザーファッカー的な体験とか、いろいろ苦い思いをたくさんして、 またダチとつるんで、その中で真のラップが生まれてくるというそんな感じだったと思います。 一発映画ですが、最後で相手を負かした時に「ざまぁみろ」といった感じが非常にいい気味でした。 それを味わうだけでも一見の価値ありだと思う。 作り物映画ですがエミネムのカリスマ性にも少し触れることができる。 最後で「ダチとつるんでるままじゃ一流にはなれない」というようなところで 主題歌「Lose Yourself」のイントロが聴こえ始めた場面がカッコ良かった。 当時「Lose Yourself」を初めて聞いたときは衝撃を受けた。 どちらかというとメタラーの自分ですが、バトルの熱気には呑まれました。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-06-09 23:39:41) |
191.《ネタバレ》 地方の閉塞感?地元の愛に見守られ、地方都市にもカリスマはいる。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2013-01-22 04:21:53) |
190.アメリカを代表する白人ラッパー・エミネム主演の半自伝的映画。エミネム人気が飛ぶ鳥を落とす勢いだった頃の作品で、公開当時はそれを揶揄する向きもあったようだが、中身の方は極めて真摯につくられているので、ヤンチャに見えて実は生真面目な人だという事がよく分かる。自動車産業の急速な発展と衰退によって荒廃したデトロイトを舞台に、工場で働きながらラッパーとしての下積み生活を送る主人公が描かれるが、その姿を通してちゃんとヒップホップがどういう音楽なのかを説明するつくりになっていて、ヒップホップを知らない人でもかなり分かりやすい内容になっている(訳詞も相当がんばっている)と思う。ちなみに冒頭のMCバトルで主人公を叩きのめすのが、エミネムも所属するD12のプルーフ(2006年に銃撃を受け死去。享年32歳。合掌。)というラッパーで、映画に出てくるフューチャーのモデルとなった人物であり、実際に駆け出しのエミネムを最初にフックアップした人物でもあるので感慨深い。他にはヒロインがクソビッチである点が多少気になったが、そのあたりを除けば非常に完成度の高い映画である事は間違いない。あと個人的には、スクリブル・ジャム’97でのドーズ・ワンとのMCバトルが再現されるのではないか、という気がしていたが別にそんな事はなかったぜ(ドクター・ドレすら出てきません)。 【オルタナ野郎】さん [地上波(字幕)] 8点(2013-01-09 02:08:57) |
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189.《ネタバレ》 良くあるサクセスストーリー物なのですが、単にスターダムをのし上がる話ではなく、あくまで冒頭で示される白人エミネムにとっての最大の敵、パパ・ドクをラップバトルで倒すまでに絞っている点が他の詰まらないアイドル映画と違う所ですね。またホワイトトラッシュらしい貧困生活や黒人が主流(なんですよね?映画の描写的に)のヒップホップカルチャーで疎外感を抱いている描写などから、真剣に劇中のエミネムを応援したくなりました。エンドクレジットの「Lose Yourself」の歌詞も相まって結構泣けました。あとエミネムは演技に関しては素人だろうにも関わらず、画面内で非常に様になっていて素晴らしかった。勿論、そう見えるように監督が腐心している箇所は所々にありましたが、それでもあの画面を支配する存在感はすごいと思いますね。只のアイドル映画だったら絶対浮きますもん。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-25 22:32:52) |
188.《ネタバレ》 何回ファッキンと聞いたかわからないです。ファンだったらもっと楽しめたのかも。 【osamurai】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-02-22 23:56:57) |
187.《ネタバレ》 エミネムの魅力だけがある映画です。アイドル映画でありそれ以上のものはありません。彼が好きなら魅力は堪能できますね。 【東京ロッキー】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-10-16 14:21:41) |
186.閉塞感がたまらない、というかいたたまれない。 【センブリーヌ】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-08-21 15:00:41) |
185.エミネムがめちゃくちゃ流行ってたときに、ここぞとばかりに作られた感があるけど、これがなかなかどうしてしっかりした映画になっている。 アメリカの草の根の意識がよくわかる映画。 アメリカで一番ランクが低いのは貧乏な白人やねんな。 ヒップホップのバックグラウンドやこういったリリックに共感を得られなくても楽しめる、ヒップホップ版ロッキーといった感じ。 そんなことよりキムベイシンガーを久しぶりに見れたことに感激。 アル中のダメなオカンを熱演してます。 もう50超えてるはずなのにめっちゃ美人!!! 【CBパークビュー】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-28 12:23:52) |
184.《ネタバレ》 エミネムの演技になんら違和感がなかった。歌手のくせに上手いもんだね。 個人的にかなり好きな映画なんだけど、不満な点が一つ。 ラップバトルの時の吹き替え、もうちょっと上手いこと日本語に訳せなかったもんかね? あれじゃ日本語にしたところで、何言っているのか意味わかんないよ。 訳しにくい内容なんだろうけど、そこはプロなんだからもっと上手くやってもらいたかったな。 【jojo】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-15 00:14:23) |
183.えらい長いPVだな!?汚い言葉を多様する貧乏人のサクセスストーリーに共感はもてない。じゃあ見るなって?すみません。。。 【にう】さん [DVD(字幕)] 2点(2008-10-18 03:35:04) |
182.デトロイトの貧困地区で白人だてらラップのMCバトルに挑むエミネム、かっけえなぁ。それでも家庭環境や今後の事でちゃんと等身大の悩みも抱え、あがいている。滅多に弱みは見せないけど、珍しくダチに向かって「いつ夢に諦めをつければいい?高望みを捨てて地に足をつけるのはいつだ?」と自虐を吐く。するとそいつは「まだ朝の7時半だぜ」と答えるこいつもかっけえ。兄のように父親のように弟のように、みんな仲間がいい奴だ。ただ女運が悪過ぎ。それもエミネムなんだろう。そしてミュージシャンなのになんで演技うまいんだろう。うまいと言うか、オーラがある。いい役者だったと思う。最後のMCバトルの決勝は役のラビットではなく、演技抜きのエミネムだ。そりゃあアンソニーマッキーが勝てるわけない。あの、ビートより微妙ぅに遅れたテンポで刻むフロウは天才の所業。久々にがっつり聴きたくなった。 【ちゃか】さん [地上波(字幕)] 7点(2008-09-26 22:03:51) |
【よしふみ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-08-16 23:38:24) |
180.ラップバトルが最高に熱い。ストリートってのは、ストリート育ちの彼らがバスケやHIP HOPの素質をもった一握りの人間が躍り出る舞台なんだろうね。言うなれば彼らのラップバトルってのは人生をかけた舞台なわけで、趣味なんかでやってるちゃちなものではない。タイのムエタイみたいなものなんでしょう。 思ったんですが、確かにエミネムのラップは声が軽くてシャープ。だから高速ラップに向いてるんだと思う。ノトーリアスBIGとかもっさりと低い声とは印象が全く違うものの、どちらも音楽に合わせてラップをするととても心地よい。やはり日本のラッパーとは違うなあと感じた。全くHIP HOPは聴かないけど。 【ライトニングボルト】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-20 14:48:07) |