14.《ネタバレ》 プレス機に近づかなければいい話なので、中盤まではショックシーンは有れど展開自体はかなり地味。しかし終盤、悪魔が本気を出し始めて以降はかなり派手な展開で少々ビックリ。ショボいCGが使われているが、暗闇を利用して粗さを上手く消し、意外にそこそこ良い効果を上げている。加えて、圧搾グチャグチャ死体のグロ度が中々でこれも良い見どころ。まずまずのホラー。 【Yuki2Invy】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-02-04 20:36:00) |
13.時々、ホラー映画なんかのあらすじを読んで、どうしてこんなネタで映画を一本作れるんだろう、と不思議に思うこと(だから要らぬ関心を持ってしまうこと)がありますけれども、本作もそういった種類の作品ですね。何しろ、洗濯したシーツをプレスする機械が、人間を襲うんだってさ。こんなネタで映画を一本撮ってしまおうという、勇気と厚かましさ。「地獄のデビルトラック」のスティーブン・キングが原作で、「悪魔の沼」のトビー・フーパーが監督。と聞けば、もはや付ける薬もないというか。 こういう作品を見てると、世の中ちょっとスティーブン・キングに甘すぎないかい?という疑問が湧いてくると同時に、世の中ちょっとトビー・フーパーに厳しすぎないかい?という疑問については引っ込めざるを得なくなる訳ですが、それはともかく。 プレス機が襲ってくる、というよりはコレ、劣悪な環境がもたらす労働災害なのであって、中には「これこそプロレタリアート映画だ!」というヒトもいるかもしれません。人々を威圧するような巨大プレス機と、日々、危険と隣り合わせの作業に従事させられている従業員たち。ただ、このプレス機、もっと非人間的に容赦なくガッチャンガッチャンやってくれると、「蟹工船」にでも何にでもなったかも知れませんが、実際に映画に登場するのは、いかにも時代がかったレトロっぽいプレス機。人間の尊厳自体を圧殺するような迫力は無くって、むしろ、どこか懐かしさを伴った不気味さ、なんですね。やっぱりあくまでこれはホラーです。 で、こんなネタで映画になるのかと言えば、洗濯工場のロバート・イングランド社長がやたら不気味だったり、なぜかドサクサに紛れて冷蔵庫まで人間を襲ったり、と、よくわからんながらもしっかりホラーやってて、10分もあれば充分かと思われたネタが、気がついたらそれなりに膨らんでて。 で、いよいよ、「プレス機が人間を襲う」という看板に偽りなしのクライマックスへと突入。 とにかく、製造業の経営者の皆さんは、本作を観て、自社工場の安全性についてもう一度確認されたし。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 7点(2019-08-16 21:16:26) |
12.《ネタバレ》 た、畳まれたーーーー!ヒー!! あんな死に様嫌だ・・・・。この映画はホラー好きな私に母が中古ビデオとして買ってきて出会いました。えぐいもん好きな友達にあげました。えぐいよ!!いい感じでB級です。自分的B級定義って、ハッとするようなエグさと、どこか突き抜けたような所があることと、アホっぽさがあることなんですが、この映画は結構兼ねそろえています。 【まりんこ】さん [ビデオ(吹替)] 5点(2009-01-08 20:15:25) |
11.《ネタバレ》 トビー・フーパーの中では「悪魔のいけにえ」に次ぐ怖さだと、自分的には評価が高い。冷蔵庫のエピソードとかテッド・レビンの人生に切れかけた哀愁のある演技とか、いろいろと味わい深い演出がちりばめられていて、雰囲気のあるホラーに仕上がっています。結構まじめに作られているホラー映画だと思います。惜しむらくはもう少し予算があって、いろいろと安っぽくならざるを得なかった部分が無かったら…、それが残念です。 【アホをどり】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-08-11 15:46:53) |
10.1時間いや40分くらいで終わりそうな話やったけど、エグイシーンも所々にいれつつ意味なくのばしますね~。さすがトビー・フーパー監督。最後のマングラー大暴れとオチは好き。でもそこまでは、ちょっとしんどかった。でもスティーヴン・キング原作の映画ってどれも内容的には単純やけどなんか含みがありそーな撮り方で、監督違うのに、観てて、あ、これひょっとしてキング映画?ってなんとなくわかるのは、ある意味、キングがすごいんかな。小説読んだことないからわからんけど。意外とおもしろいって思える映画も少ないよーな気もするねんな~。キングの映画って。 【なにわ君】さん 3点(2005-01-20 17:21:29) |
9.キングにハマっていた頃に原作の短編小説も読んだけれど、まさかそれが映画化されているとは思わず、その節操のなさに何だか笑ってしまった。あの短編をどう伸ばして2時間の映画にするのかと思っていたけれど、出来るんですね、一応は。かなりの無理矢理感はありますが。それにしても汚い作業所。そもそも、あんな非衛生的な設備で、本当に綺麗なシーツを納品出来るのか…? 【ひのと】さん 5点(2004-09-22 20:07:52) |
8.トビー・フーパーの映画は、たとえどんなに世評の悪い「失敗作」だろうと、必ず見る者の深層意識に冷んやりと、あるいはざらりと触れてくる“おぞましい”瞬間がある。それは、彼がただ単に“恐怖”を表現するのに長けているというんじゃなく、“恐怖とは何か”を本質的に知っているからなんだと思う。 その“おぞましさ”は、言うならば、見知らぬ穴に手を突っ込んで指先が何かぬるりとしたものに触れた瞬間みたいなもの、と言い換えてもいい。その時にぼくたちが感じるだろう不快感や恐怖心を、フーパーの映画は何気なくひょいと投げ出してくる。『悪魔のいけにえ』では、それこそ全編にわたって。『ポルターガイスト』のような映画であろうと、いかにもスピルバーグ風の「光」が画面を覆おうとも、例えば部屋の片隅の薄暗がりや、子役の少女の後ろ姿などにぬぐい難く。 この、悪魔が取り憑いた巨大洗濯用プレス機と人間の死闘を描くという、相当にバカバカしい、そしていかにもスティ-ブン・キング原作ならではのグロテスクさとユーモアに忠実であろうとした映画にあっても、ふとした場面に“フーパーらしさ”が顔を出すだろう。それは、主人公の刑事が深夜の死体安置所で時を過ごす何気ないシーンであったり、彼の義理の弟が住む家のテラスをとらえたショットに見ることができる。実際これらの映像は、プレス機が人間をきちんとプレスして折り畳んだり(!)、果ては動き回って大暴れするクライマックスなんぞよりもはるかに不気味で、不安で、おぞましい気配を漂わせているのだ。 フーパーは、「恐怖とは、人の心の“闇(=病み)”と直接触れる瞬間にある」ことを知っている。彼自身が、そのことに震え、おののいている。一方で、そんな「闇」を何とか「商業映画」として折り合いをつけようと苦闘し続けるフ-パ-作品は、それゆえの“いびつさ”が逆にスリリングであり、こう言ってよければ何よりも魅力なのだとぼくは信じて疑わない。 【やましんの巻】さん 8点(2004-09-06 18:59:57) |
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7.《ネタバレ》 まさにB級ホラーってな感じかな。「地下室の悪夢」みたいに社長は従業員にこき使わせるようなキャラがロバート・イングランドにぴ~ったり。イングランドにメイクをさせれば右に出るものはいない!(笑)でも小説のオチが違うのがよかったかな。っつうかプレス機がエイリアンっぽくなってますね(笑) |
6.設定はB級そのものなのに、観せ方がすごく上手いので映画として成立している。ホラーでは荒唐無稽な世界にいかに現実味を持たせるか(あるいは開き直るか)が分かれ目の一つだが、その点でこの作品は巧み。機械の異常さを小出しにするところは抑制が効いているし、過去の悲惨な事件を明かして話に厚みを持たせるところはいかにもキングらしいテクニック。たいして面白い映画ではないけど、その上手さには感心しました。 【no one】さん 4点(2004-05-02 14:47:43) |
【gyu_yan】さん 5点(2004-04-13 22:14:31) |
4.非常にまともな恐怖映画でしょう。 しかしフーパーにはそんなこと期待していないのです。 良くも悪くもない、面白くもない作品。残念。 【swamizi】さん 5点(2004-04-09 01:59:39) |
3.この作品を「オールナイト上映」しかも深夜という独特な雰囲気のなか、キッチリ堪能させていただきました。 感想としましては「アッシは圧死がイヤでヤンした」という、失笑必至のダジャレで失礼。 ちなみに当時男二人、女一人の客の入り(私含む)でした。それも、何か奇妙でした。 【aksweet】さん [映画館(字幕)] 6点(2003-11-20 01:57:44) |
2.トビー・フーパーらしいといえばらしい。洗濯屋のプレス機って設定はショボイけどなかなか。 【ロカホリ】さん 5点(2003-10-31 01:02:19) |
1.プレス機などに人間が挟まれたら・・・なんて考えたことありませんか?本来命を持たない機械が人間を襲うってのはすでに使い古された話の感はあるのだが、この映画はなかなかの出来。主役?の洗濯用プレス機もなかなかの迫力で怖く見える。トビー・フーパー監督作では久々に面白かった。 【カズゥー柔術】さん 6点(2003-10-29 11:16:32) |