泥の河のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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泥の河

[ドロノカワ]
Muddy River
1981年【日】 上映時間:105分
平均点:8.03 / 10(Review 40人) (点数分布表示)
公開開始日(1981-01-30)
ドラマモノクロ映画ファミリー小説の映画化
新規登録(2003-10-27)【へちょちょ】さん
タイトル情報更新(2018-12-30)【イニシャルK】さん
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監督小栗康平
演出浅田英一(演出助手)
キャスト田村高廣(男優)板倉晋平
藤田弓子(女優)板倉貞子
加賀まりこ(女優)松本笙子
蟹江敬三(男優)巡査
殿山泰司(男優)屋形舟の男
芦屋雁之助(男優)荷車の男
初音礼子(女優)タバコ屋
八木昌子(女優)佐々木房子
原作宮本輝「泥の河」
脚本重森孝子
音楽毛利蔵人
撮影安藤庄平
喜久村徳章(撮影助手)
配給東映(東映セントラルフィルム)
美術内藤昭
編集小川信夫
南とめ(ネガ編集)
録音西崎英雄
東宝録音センター(録音所)
照明安河内央之(照明助手)
吉角荘介(照明助手)
その他東京現像所(現像所)
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12
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40.舞台は昭和三十一年の大阪。わざとのモノクロが実に良い味を出している。
戦争を生き延び、貧困を生き延びてきた、大人たちの陰影。裏切りや罪の過去と、泣けるほどのやさしさ。
子供たちは子どもたちで、誰もが通り過ぎる、理屈抜きのともだち、仄かな憧れ、格差(隔たり)の感覚、引け目や罪の意識、そういった微妙な経験を重ねていく。
出てくる俳優は皆すばらしい。子役たちも昨今の無闇な美形主義でなく自然であどけない表情をしていて、なおかつ演技がうまい。
観客が年齢を重ねてはじめて味わいがわかってくる、そんな胸にのこる映画だった。
せいさん [インターネット(邦画)] 8点(2020-08-12 02:02:09)★《新規》★
39.終戦から10年が経った大阪の、子供達の交流と、彼らを見守る貧しい大人達の心情を丁寧に描いた作品。正直、この映画を見るまで当時の大阪の(おそらく底辺の)庶民が、こんなに貧しく厳しい生活を送っていたということを知らなかった。このため感想を言葉にしづらいが、悲しさは伝わって来て胸が締め付けられる。田村高廣の優しい笑顔は、父親である「王将」や「無法松の一生」の阪東妻三郎を思い出させる。
wayfarerさん [インターネット(邦画)] 8点(2020-06-14 02:25:01)
38.《ネタバレ》 戦後10年、まだみんな戦争を引きずって生きている時代。
田村高廣のお父さんも戦争で死んでいった仲間たちに申し訳なく生きている。
そして日本がまだ貧乏だった時代。
社会の底辺で生きている姉弟と知り合った主人公の少年の心温まるふれあいと悲しい別れ・・・。
胸にじ~んと来るものがありました。
田村高廣は、どんな人にも優しく、一本筋が通ったお父さんを演じており、とても魅力的です。ほんと尊敬できる人間だと思います。
そんな父親をみて育った少年も、素直で純粋で心優しい良い子。それだけに、終盤、きっちゃんのお母さんが身を売る姿を見てしまったシーンはほんと痛々しかった。
主演の少年、姉弟たちの表情、特に目の演技がほんと素晴らしかった。ただし大阪弁はイントネーションは少しおかしかったかな。
それと余談ですが、少女のふろ場シーンは、今の時代だったら絶対アウトでしょうね。
とれびやんさん [インターネット(邦画)] 9点(2020-05-09 18:31:01)(良:1票)
37.《ネタバレ》 関西人だし、なんとなく懐かしい映画。子供が、ランニングシャツで遊び回っているシーンは特に。
にけさん [映画館(邦画)] 8点(2019-02-03 19:50:10)
36.《ネタバレ》 ○午前十時の映画祭にて鑑賞。○本来なら関わりたくないのだけど、優しく接する板倉一家。特に田村高廣の好演が光る。それぞれが距離を縮める家庭が絶妙だった。○お金を落としたきっちゃんが信雄に何か返してやらなきゃと蟹を拾い上げ酒に浸して火をつけるなんて。優しい信雄はドン引きだっただろうな。
TOSHIさん [映画館(邦画)] 8点(2017-10-29 11:10:42)
35.公開数年後くらいにTVで観ていて印象が良かったのですが、最近単体でDVDが発売されたので、久々に再見しました。
筆者の加齢に伴い、若いころは気づかなかった登場人物達の心情が諸々身にしみ、とても感動しました。
子役三人、田村高廣、藤田弓子、加賀まりこらの素晴らしい演技、モノクロ映像に1950年台頃の映画のような抑えた演出で、かつてのこの国の市井の人々の生活、その中のそれぞれの悲しみを見事に描き出していると思います。
クリプトポネさん [DVD(邦画)] 10点(2017-08-04 19:42:02)
34.温かさと切なさ、余韻が残る映画です。みんな貧しかったんですね。
東京ロッキーさん [ビデオ(邦画)] 6点(2016-12-01 17:25:22)
33.宮本輝さんの小説を読んだことがあったので何気に鑑賞しました。
何気に鑑賞したはずなのにどんどん引き込まれて一気に休憩も入れずに最後まで観てしまいました。
すべての役者さんが登場人物になりきっててよかったです。
子役3人とも凄いです。あれ本当に監督の演出でやってる演技だろうか?
これぞ映画という気がします。観客をいい意味でだましてくれる映画。
本当にリアルな世界を作り出しています。
このような映画にまた出会いたいです。だから映画っていいんですよね。
キャメルさん [DVD(邦画)] 10点(2015-11-03 13:11:22)
32. 好きなんだけれど、なぜ好きだかわからない奇妙な映画だったんですが、最近やっと好きな理由がわかりました。
 小学校の低学年の時の、少し年上のお姉さんってものすごく年上に感じられて憧れの対象になるんです。ある意味、未だ第二次性徴の前って人生の中で一番純粋な気持ちを異性に持てる時期かもしれません。
 そういった、気持ちを思い出すことができました
rhforeverさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-07-04 07:01:07)
31.《ネタバレ》 シベリアを生き抜き、不倫駆け落ちで妻を捨てた父の悔恨と諦念のこもった「スカみたいにしか生きられヘン」「スカみたいに死んでいく」台詞。しかし、今を懸命に過ごす姿から滲み出る人情は「スカ」ではなく「値打物」で、息子や束の間触れ合った姉弟の財産になったと確信します。別れのシーンに、色んな負の事情を背負いながらも生き抜いて欲しいと思わされました。田村高廣絶品の秀作



The Grey Heronさん [映画館(邦画)] 8点(2012-06-16 22:22:17)
30.戦争の傷跡を残している時代を背景に、人と人との結びつきを描いた人情ドラマだが、
家族の絆や子供同士の友情をさりげなく描いた内容が、静かな感動を与えてくれる。
原作をまとめあげた監督さんの手腕は賞讃に値するが、惜しむらくは画面が異様に暗いこと。
ベタに塗り潰されたようなシーンや役者さんの表情がよくわからないのは残念だった。
父親役の田村高廣の好演が光る逸品。
MAHITOさん [ビデオ(邦画)] 7点(2012-04-30 05:49:42)
29.戦後10年後の大阪、復興の影に隠れた貧しさを取り巻く人間模様。何気に見出したらじっくり観入ってしまった。姉弟がせつない。何度も観ないだろうけど印象は強い。役者も子役含めて皆いい。
movie海馬さん [地上波(邦画)] 8点(2012-04-15 03:20:12)
28.2012.02/06 鑑賞。赤胴鈴乃助の主題歌、栃若戦実況中継、など私の時代のリアルタイム。
私の生活はもうちょっと良かったかなあ? 当時の写真に伯母さんからのプレゼントの野球ユニフォーム姿と破れた運動靴を履いて嬉しそうなバット姿がある。そのほか貧しい割りに楽しい出来事がたくさん思い出される。
ご自由さんさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-02-29 17:20:22)
27.《ネタバレ》 あまりにも素晴らしい作品だったので宮本輝さんの原作本も後から読みましたが、じつに原作に忠実なんですね。カニ燃やすシーンもあのまんま(苦笑)当時の貧しさの中にも明るく生きるそれぞれの姿がとても印象的。特に田村高廣さんが素晴らしかった。子役の子も皆好演で、お姉ちゃんが米びつに手を入れて温かいというセリフは衝撃的に感じました。

あとは何と言ってもラスト。「きっちゃん!きっちゃん!」と叫び、去っていく廓船を走り追いかけたシーンは忘れがたいシーンです。監督さんとの愛情出演で撮影僅か6時間にも関わらずその美貌で視線を釘付けにした加賀まり子さんもとても良かった。何度も観返したいような作品ではないけど、観始めたら最後まで一気に観たくなるような不思議な魅力に包まれた作品だと思います。
まさかずきゅーぶりっくさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-12-19 17:04:12)
26.《ネタバレ》 これはすばらしかった。子供と大人、それぞれの世界をバランスよく描いていました。そのからませ方がうまく、とくにきっちゃんが「戦友」を歌う場面は絶品。父の田村高廣と母の藤田弓子はやさしさが光るし、加賀まりこは出番が少ないのに存在感抜群。姿を見せない時から存在感があります。
本作では、一部を除いて町の中にあまり人が見られません。ほとんど主要2家族だけで話が進んでいきます。予算の都合とかあったのかもしれませんが、この家族が「もはや戦後ではない」、「神武景気」といったような世相とは、離れたところにいることを象徴しているように思えます。右肩上がりとは異なる、当時忘れられようとしていたかもしれない人の心を感じさせました。有名な映画だと思うのですが意外とレビューが少ないですね。モノクロだからでしょうか。もっと多くの人に見てもらいたい作でした。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-11-29 22:26:28)(良:1票)
25.《ネタバレ》 前半のところ、姉弟が主人公宅に招かれるシーンが凄い。ごくありふれたやりとりの中に、5人のそれぞれの立場からの内心が複雑に絡み合って、奇跡のような均衡を見せつけている。何かが壊れそうで壊れない、その辺のミステリーやサスペンスよりも圧倒的にスリリングな20分間。●その画面を引き締めているのは、実はあのお姉さんだと思う。出会いでも中盤でもラストでも、彼女が登場するたびに、確かなドラマの動きを感じさせる。それに刺激されたのか、田村高廣の演技も絶好調。●それと、ほとんどのシーンは橋とその両袂という狭い範囲で起こっているのに、その限定を縦横無尽に使い切っているカメラの切れ味が凄い。うどん屋の建物の中のレイアウトなんかも、周到に計算されているなあと嘆息。
Oliasさん [DVD(邦画)] 9点(2011-09-24 04:33:03)
24.お父さんの演技がよかった。親子のやり取りをみて、心が温まるいい映画だった。
ホットチョコレートさん [地上波(邦画)] 8点(2011-09-21 21:08:24)
23.原作者にとっても監督にとっても1950年代は少年時代に当たるが、懐古ではなく貧困の悲しみを描いている。そして少年が好むと好まざるとにかかわらず世の中の影の一部分を知り、成長していくという事だろうか。何ともいえない余韻を残す…。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-09-20 20:30:17)
22.《ネタバレ》 姉弟が信雄の家に遊びに来た時、信雄の母と一緒にお風呂に入る姉のはしゃぐ声に弟がこぼしたひとこと「お姉ちゃんが笑っとる・・・」。幸薄い姉弟に訪れた束の間の幸福。見てはいけない姉弟の母の一面を見てしまった哀しみ、そしてラストの別れ・・・いつまでも余韻の残る名作。
きーとんさん [ビデオ(邦画)] 8点(2010-07-19 18:54:03)
21.一番ジーンとしたシーンは、姉弟が初めてうどん屋を訪れたとこ。大人は子どもたちを・姉は弟を・招いた者は招かれた者を・招かれた者は招いた者を、それぞれ見守っている。いたわっている。弱者同士が肩寄せ合って生きていく、っていうとクサくなってしまうのだが、そういう高揚した感じはなく、実に礼儀正しくいたわり合うのだ、まるで自明の作法があるように。決して水臭いというのではない。「カスのように生きてきた者」にとってのルールなのだろう。こちらからは傷つけないから、そちらも傷つけないでくれ、っていう。この帰り道、送っていくと橋の下を舟が通り抜けていく、ここらへんの正確さがたまらない。少年が初めて加賀まりこの部屋を訪れる場面もいい。ここにあるのも礼儀正しさだ。女の溢れるばかりの感謝の気持ちを、じっと静かに保たせている緊張がいい。「おばさんもおいでよ」「りこうな子やね」。礼儀正しさが頂点を極めるのはラストであり、子どもの呼びかけに絶対人影を見せない舟の姿である。我々はその舟の中でじっと一つの恥を中心に肩を寄せ合っている家族の姿を想像し、その腹立たしいまでの礼儀正しさに感銘を受けるのである。 /(蛇足)田村高広と池部良の俳優歴って似てる。デビューはズレるがどちらも戦後民主主義の時代を体現する若者として登場し、役柄は「まじめ」。が東京オリンピックに向けた経済成長期になると、そのまじめさが俳優としての幅を狭めてしまい、影が薄れた。ところがオリンピック後の1965年に、どちらもプログラムピクチャーの脇役を得る。田村は『兵隊やくざ』、池部は『昭和残侠伝』、勝新太郎と高倉健という戦後民主主義を「体現しない」主役との戦中戦前を背景にした作品で新境地を開き、その後の渋いバイプレイヤーの地位を確定する。なんかこの二人の俳優歴に、戦後史そのものが重なって見えてくるよう。だから田村のデビューごろの時代を描いた本作で、彼は自分の俳優生活の総括をしたようにも思われるんだ。(11年9.29)
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 8点(2009-12-29 12:07:26)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 40人
平均点数 8.03点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
512.50%
637.50%
71025.00%
81230.00%
9820.00%
10615.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.33点 Review3人
2 ストーリー評価 8.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review4人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 8.33点 Review3人
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【アカデミー賞 情報】

1981年 54回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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