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山椒大夫

1954年【日】 上映時間:124分
平均点: / 10(Review 31人) (点数分布表示)
ドラマ時代劇モノクロ映画小説の映画化
[サンショウダユウ]
新規登録(2003-11-09)【--------】さん
タイトル情報更新(2011-08-27)【イニシャルK】さん
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監督溝口健二
助監督田中徳三
キャスト田中絹代(女優)玉木
花柳喜章(男優)厨子王
香川京子(女優)安寿
進藤英太郎(男優)山椒大夫
菅井一郎(男優)仁王
見明凡太朗(男優)吉次
小園蓉子(女優)小萩
浪花千栄子(女優)姥竹
毛利菊枝(女優)巫女
三津田健(男優)藤原師実
清水将夫(男優)平正氏
香川良介(男優)曇猛律師
河野秋武(男優)太郎
小柴幹治(男優)内蔵介工藤
荒木忍(男優)左太夫
藤間直樹(男優)幼年時代の厨子王
加藤雅彦(男優)少年時代の厨子王
榎並啓子(女優)幼女時代の安寿
大美輝子(女優)遊女中君
橘公子(女優)波路
金剛麗子(女優)汐乃
南部彰三(男優)平正末
東良之助(男優)遊女宿の親方
大邦一公(男優)判官代則村
伊達三郎(男優)金平
石原須磨男(男優)墓守の老人
天野一郎(男優)一の木戸の番人
堀北幸夫(男優)佐渡二郎
大国八郎(男優)宮崎三郎
藤川準(男優)金丸
芝田総二(男優)佐渡の男
菊野昌代士(男優)牢役人
清水明(男優)仲買人
中西五郎(男優)番人
沖時男(男優)船着場の男
石倉英治(男優)百姓
志賀明(男優)百姓
大崎史郎(男優)百姓
相馬幸子(女優)菅野
小柳圭子(女優)
前田和子(女優)
玉置一恵(男優)鎮守府の侍
葉山富之輔(男優)老僧
小松みどり(1891年生まれ)(女優)船着場の女
原作森鴎外「山椒大夫」
脚本依田義賢
八尋不二
音楽早坂文雄
望月太明吉(和楽)
撮影宮川一夫
製作大映(京都撮影所)
永田雅一
企画辻久一
配給大映
美術伊藤熹朔
内藤昭(美術助手)
衣装吉実シマ
ヘアメイク花井りつ(結髪)
編集宮田味津三
照明岡本健一[照明]
あらすじ
小津安二郎、成瀬巳喜男、黒澤明らと並ぶ日本四大巨匠の一人である溝口健二監督の、後期傑作の一つ。本作は『近松物語』『雨月物語』『西鶴一代女』と共に、後期溝口の時代的大作の一つであるが、海外で高い評価を得た通り、非常に見応えのある傑作に仕上がっている。特にラスト30分は涙なしには観られない。その“後半の怒濤の展開”は、観る者を必ずや感動に導くであろう。
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12
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31.《ネタバレ》 溝口はワンシーンワンカットの監督じゃない。
冒頭の厨子王が走る後ろ姿をオーバーラップするスピーディな繋ぎにまず驚愕。それに続く父親の回想の繋ぎ方のもうこれしかないという構図、照明にしびれる。

どのシーン、どのカットをとっても完璧な撮影だ。
中でもススキの野を行く4人のカットと佐渡の岸壁から子どもの名を呼ぶ田中絹代のカットは絶品。
ゑぎさん [映画館(字幕)] 10点(2017-03-28 06:01:18)
30.《ネタバレ》 いつ終わるかも分からない奴隷の身の上で、生きているはずの母を想う。気が遠くなりそうな話でした。「二人だけになってしまいました」の言葉がなんとも哀しい。
次郎丸三郎さん [DVD(邦画)] 6点(2015-12-06 00:04:46)
29.《ネタバレ》 安寿と厨子王が波路の霜除けの草屋根の為に枝を折って転んでしまうシーンは勿論彼等が幼い頃のそれを彷彿とさせ、奴、端女として過ごした時の長さの無情さを感じさせますし、山椒大夫の所から厨子王を逃がすシーンでおばあさんが安寿に「私を縛っておいき」と言う意味を前の台詞から読み取ると「お行き」ではなく「お逝き」だと分かるとその後に「さようなら」と何度も言い合う2人の姿はこれ以上ないくらいに切なく映ってしまいます。
しかし、安寿を厨子王の妹にした為に逃亡シーンでは2人のキャラクターが機転の効いた利発な妹と不甲斐ない利己的な兄となってしまい、本来なら慈愛的な犠牲として安寿の死を捉えたいのに戦略的な犠牲という印象が強くなってしまっていると思います。
原作に沿った姉が弟を守るという年長者の慈悲というような見せ方なら収まりが良いのですが、強い者による自己犠牲の構図が壊れてしまい年上の男が年下の女を犠牲にして助かるという描き方では心に響くものがなくなってしまい、安寿への哀れみだけが残りこの後行動を起こす厨子王へは肯定的な感情移入が難しくなってしまいます。

原作者のこの設定を制作者が変えた理由は解りませんし腑に落ちなかったです。
その為断片的には感動できるのですが全体的に見ると少し感動が薄れた印象になってしまいます。

厨子王が佐渡に渡り船頭に中君(母親)の所在を尋ねるシーンがあります。
ほぼ何も無い砂浜の手前に人物を置いていますが、フレームに対しての人物のサイズと位置が絶妙のバランスとなっていて彼が僅かなコントラストのある白い砂浜に足跡を一つ一つ残しながら奥に歩いて行く姿は絵画的な美しさが有りもう少し見ていたい気持ちになりました。
しかし、先に見た約半年後に公開される「近松物語」との相対的な評価になってしまいますが、フィルムのラチチュードが狭い為なのか最暗部の黒の締りが弱いので画にそれ程力強さを感じられません。
構図自体は「近松物語」同様素晴らしいカットが多々あるので非常に勿体無く思いました。

獅子王が山椒大夫の元から逃げる決意を安寿に表した時にほんの一瞬だけ彼女の顔が緩みます。
それまでの彼女の人生とその後の運命を思うとあの一瞬の笑顔は言葉にならないくらい印象に残りました。
しってるねこのちさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-07-18 18:09:02)
28.《ネタバレ》 とっても悲しい物語ですね。大逆転からのセイバイを果たし、の、あの結末は悲し過ぎます。全体的に若干暗い雰囲気ですが、日本映画の良いところがいろいろある映画であったと思います。
Kanameさん [DVD(邦画)] 6点(2015-07-14 10:50:59)
27.《ネタバレ》 奥方の田中絹代、遊女の田中絹代、そして老婆の田中絹代。この3発の爆撃だけであまりにも強烈。これぞ役者、これぞ俳優。●映像面で印象に残ったのは、実は、最後の感動の再会からさらにその後、カメラが遠景を捉える中で、漁婦が黙々と作業を続けている風景。親子の再会という壮絶なドラマも、誰も気づかない、一番近くにいる人すらまったく気づかない中で、ごくひっそりと行われている。かつて存在した無名の町民・村民に対する製作者の祈りすら感じる。●姉弟を兄妹に変更してしまったのは、やはり大いに違和感がありました。荘園内での成長上の変化や、逃亡の決断のシーンに説得力がありません。
Oliasさん [映画館(邦画)] 8点(2015-05-17 01:36:33)
26.飽きずに最後まで鑑賞できた。
ホットチョコレートさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-05-14 06:09:28)
25.溝口作品の中ではあまり響かない映画でした。安寿と厨子王伝説がベースなので子供向けストーリーのように感じられますが、中味はとても暗く抑圧から解放される爽快感もありません。安寿役の若かりし頃の香川京子が印象的でした。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-05-10 00:31:04)
24.有名な作品だが、その「有名」さを意識していなければ最初の10分で観るのやめていたと思う。
物語は、人買いから山椒大夫に売られてからとてもわかり易くなる。そして全編悲劇だが、生々しさは多少隠されていて、あらすじを辿っていくような雰囲気も強い。
雨月物語も同じだが、こういった作品はこの時代で無いと難しいのかもしれない。現代ではどうしても表現できないものがあるような、そんな気がする。
simpleさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-05-09 18:58:07)
23.《ネタバレ》 「雨月物語」よりも遥かに進化した溝口最高傑作の一つ。
本作は平安末期。
平安時代にキッチリした活字が合わないのは別として、生活を追われたある貴族一家の波乱に満ちた人生を描く。
主人公たちは今まで貴族という安全に浸かった生活を送ってきた。当然世の中に投げ出されれば、一人では生きていけないほど世間知らずでもある。そんな人々が狼や野盗、“偽り”の情けに騙されても文句が言えない過酷な世の中に放り出される。
主人公の兄妹。人買いの大主の山椒大夫(どんな美人の“太夫”かと思ったらオッサンの方の“大夫”かよ、チッ)にこき使われ、今までした事もない野良仕事に明け暮れ倒れそうになる日々。
そこに声をかけた男。
「辛かろうに負けるんじゃないぞ」
声をかけるくらいなら二人が成人するまで見守ってくれても良かろうに。ひやかしもいいところだ。為にならない情けは世の中いくらでもある。いや、俺がひねくれているだけなんだろうな。世の中、声すらかけてくれない奴が多すぎるもの。
妹はそんな男の言葉を支えに懸命に生きるが、兄は山椒大夫のやり方に染まり、山椒大夫がやった行いを同じ様に平気で行えるほど心が荒んでしまった。
国が乱れ、人買いや姥捨てが平気で跋扈する荒んだ世の中は、人の心も荒らす。
年月が経った兄の顔を見てみろよ。その面を、菩薩のような妹が少しずつ浄化していく。
妹は本当に健気で強い女だ。最後まで母親や父親の事を諦めなかったし、グレた兄の事も見捨てなかった。
それがあんな・・・溝口貴様あああっ(それと「山椒大夫」の原作者)!
兄は妹のためにも、何より家族のために一人で生き抜こうと抗う。荒んだ世の中が同時に彼の心も強くした。
そして父親は息子から離れても違う形で息子を助けてくれた。
兄は学を身に付け、官職になっていく。そして山椒大夫への逆襲。政治の攻防。
悪人は一掃されるが、主人公の運命には絶えず残酷な答えが待つ。
解放されて自由に歓喜する人々、ただ一人満たされない兄。それでも一縷の光が見える限り生き続けた。
終盤のあの池の畔に立ち尽くす、悲しみに満ちた場面。
それに全てが流されてしまった浜辺の村。あの黙々と海藻を整理する男が、それを物語っているのだ。
息子はまだいいさ。これからがある。だがもう一人は、“あの人”は最後の最後で救われたのだろうか
すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 9点(2014-12-17 07:28:01)
22.《ネタバレ》 溝口健二監督の代表作の一つだけに見ごたえがある。
森鴎外の原作とは姉が妹だったり厨子王が役職を辞したりと何点か変わっていて、少しほろ苦さが増しているようだが、わかりやすく感情移入しやすいストーリーなのは同じ。
艱難辛苦を乗り越える、兄妹愛や親子愛、愛するものへの献身、離別の悲哀、慈悲深い人物に心ある人の支え、善の報い、悪玉への制裁など、日本人の大好きな要素がいっぱい詰まった物語。
妹ながら兄を叱咤し、自ら犠牲になってでも兄や病人を助ける安寿の慈愛には心打たれる。
飛鳥さん [ビデオ(邦画)] 8点(2013-07-24 22:20:21)
21.森鴎外原作のひたすら悲劇的な物語で、姉と弟の設定が本作では兄と妹に。
テーマは一応「家族愛」なんだろうけど、それ以上に辛辣なシーンのほうが記憶に残っている。
妹さんの場面ではちょっと展開の甘さがあり、これは原作の残酷シーンを変更したせいなのかも。
母親役の田中絹代のシーンは少ないが、その分濃い演技を見せてくれ、とにかくうまいです。
誰もがあらすじぐらいは知っている名作だし、日本人なら感情移入しやすい作品なのでは?
MAHITOさん [DVD(邦画)] 7点(2012-10-14 15:41:49)
20.《ネタバレ》 世界的な評価の確立した名作に対して「7点」というのは、自分としてはやや低めの評価です。観る前のハードルが高すぎたのですが、駄作と言うほど悪いとは言えないものの、傑作と呼ぶ気にはなれません。宮川一夫のカメラと香川京子が申し分もなく美しいことに変わりないし、花柳喜章だって悪いとは思いません。じゃあ、いったい何が不満だったのか。おそらく、わたしは、鴎外の文章がもっていた非常に簡潔な叙事性と、前々作の「雨月物語」が強烈に放っていた神秘性とを、両方とも併せもったような世界に期待していたのだと思います。わたしが勝手に設定したそのハードルから見ると、この作品はごくフツーでした。いくつかの点で、鴎外の短編と違っている部分(安寿が妹である、巫女に騙される、姥竹が自殺ではない、厨子王に変節がある、山椒大夫に仕打ちが与えられる、最後に官位を捨ててしまう、地蔵の奇跡が描かれていない、等)がありますが、そうした変更を一概に悪いと言うつもりはありません。鴎外の小説じたい、もともとあった複数の伝説の翻案なのだし、たしかに小説どおりの展開にしていたら、かえってリアリティに欠けていたようにも思います。しかし、結果として現代的な意味での説得性が増しているぶん、おなじ中世の物語である「雨月物語」に感じられた理解を超越するような神秘性が薄まり、ややマンガじみた分かり易さに帰着した気がします。ヨーロッパの人たちにそのあたりがどう見えたのかは知りませんけど…。けっきょく総合的な意味でやっぱり最高傑作だって思うのは「近松物語」かなぁ。といいつつ、いまだに他の作品をレビューできていませんが。
まいかさん [DVD(邦画)] 7点(2012-10-07 01:13:48)
19.山椒大夫の下で働かされ、過酷な労働と掟によって望みを失い人の心を忘れてしまった厨子王、その彼を立ち直らせ、自分はどうなっても兄だけは助けたいと思う安寿、そのけなげな心に打たれる。またその役を演じた香川京子さんの美しさにうっとり。
森鴎外の「山椒大夫」を見事なまでに映像化した感動の名作、さすがは溝口健二だ。
ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 8点(2012-06-07 08:28:36)
18.《ネタバレ》 童話、小説、映画だからこその奇跡の物語とともに、普通とされることを変える難しさも描かれる。おそらく貴族に生まれ、貴族として育った者には奴隷を救うという発想そのものが無い。奴隷の苦しみを味わった厨子王だから奴隷を救えた。現代の政治においても国民が抱える苦しみを政治家が知ることが基本中の基本だし、それは上に立つ者が忘れてはならないこと。山椒大夫にきつい罰が与えられるところまで見せてくれれば文句なしだったが、だからといって10点以外は付けられない。芸術性の高さはもちろんだが、厨子王が逃げると決断してからのスリルはそう味わえるものじゃない。奴隷が一人、二人逃げたからってあんなに全力で追ってこなくていいだろうにと思うんだけど…。おっそろしいな~、ホラーだよ。俳優陣は田中絹代、花柳喜章、香川京子(お美しい!)はもちろん、山椒大夫役、進藤英太郎の上手さも印象的。とにかく凄い映画を見てしまった。
リーム555さん [DVD(邦画)] 10点(2011-06-26 14:02:03)
17.立派な作品です。水辺のシーンは、誘拐の場、入水の場、母との再会の場(ラストのパンより厨子王が駆け寄るところ)と、どれも素晴らしいし、セットも重厚、厨子王を探して松明かざした追っ手が寺の境内に詰めかけるあたりの空間処理は見事の一語。でもそれがどこか、クラシック歌手がスマして童謡歌ってる時のような、ピタリと合ってない違和感もある。テーマとしても、社会的に固まってしまっているシステムへ反抗することの困難さ、つまり革命の難しさをけっこう詰めて描いている一方、主人公周辺は“昔話”のトーンで進められる。溝口作品では珍しく、男女の恋愛が描かれない。女っけのない、母と妹しか頭にない主人公って、これやっぱり昔話の登場人物だよね。だから彼がやったことは昔話としては納得いくんだけど、社会変革者としてみると、自己満足というか単に意趣がえしでしかなく、あの解放された下人らの未来もあんまり明るそうではない。そこらへんのトーンのブレが気にかかる。ただ人さらいの毛利菊枝の怖さは別格で、この監督は悪い女を描くと変に染み入って記憶に残るんだ。『夜の女たち』って、作品自体は部分的にしか記憶に残ってないんだけど、転落のきっかけになる古着屋のおかみさんの、親切ごかした悪意の描写は染み入った。関西人ならではのねっとり感があって、いやーな薄暗い感じが滲んでくる。そうか、どっとも親切めかして田中絹代を“遊女”に落としたわけか。この種の酷薄さを描くと、凄い監督だった。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2009-07-18 12:01:25)(良:2票)
16.《ネタバレ》 ここ最近私が見た映画の中では、群を抜いて美しく力のこもった作品だった。黒々とした残酷物語の中を光の矢が走るような展開に胸を高鳴らせ、沼に吸い込まれていく香川京子の、まさに天女のような儚さに目を見開いた。しかし厨子王よ、天晴れ初志貫徹。それは本当になかなかできないことなのだ、今も昔も。
のはらさん [DVD(邦画)] 9点(2008-10-19 02:44:44)
15.安寿と厨子王の物語ですね。原作読んだときとまったく同じ評価点数です。そのときは激しい人生の物語にただただ圧倒され、その日以降少しずつ思い出しながらいろいろと考えを巡らした覚えがあります。溝口監督の手によって映像化されたわけですが、人生の根源を見据えるストーリーといい、喜怒哀楽の表現といい、まったく遜色ありません。安寿を演じた香川京子さん、下にも同じ意見がありましたが、とても清楚な印象で好感が持てました。
mhiroさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-04-02 20:39:40)
14.《ネタバレ》 圧巻の映像美。それに尽きる。映像が語る物語の厚さ。特に厨子王が山椒大夫のもとを脱走してからの重厚な展開は、もう文字通り息をもつかせぬ展開だ。
いのうえさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-10-11 00:55:19)
13.《ネタバレ》 家族の別離による激しい苦しみ。安寿と厨子王、それに母親のほとばしる感情が画面から溢れ出ています。そして山椒大夫の根城の陰鬱な雰囲気。物語としては前半部の方が過酷であり劇的なんですけれど、この映画は厨子王の逃亡場面あたりからが特に際立っていると思います。もはや一瞬たりとも気が抜けたシーンがないどころか素晴らしいシーンの連続!まったく驚愕の完璧さです。
ミスター・グレイさん [ビデオ(邦画)] 9点(2007-09-19 18:31:51)(良:1票)
12.本作はヴェネチア国際映画祭で賞もとった国際的にも評価の高い作品である。
個人的には『残菊物語』と並んで溝口作品の中では最もお気に入りな作品となった。


オープニングのキャスト表示からして胸躍る。
重厚な音楽と共に、これから溝口作品が始まることを教えてくれる。

これからも溝口作品を観るにつけ、まるで『男はつらいよ』のオープニングを観るかの様に、条件反射的に胸躍ってしまうに違いない。

そして宮川一夫撮影による芸術的な映像美は言うまでもなく美しい。
単に美しいだけでなく、その映像を通してその世界に引き込まれていくような感覚を覚える。

この感覚がクセになってしまったので、もはやそう簡単には溝口映画から抜け出せそうにない。


そして出演陣では、香川京子に目を奪われた。

美しいというか、かわいいというか。

他の作品で何度か香川京子を観たことがあるが、この作品の香川京子が一番魅力的だった。
足の先まで可愛らしかった。

『ワンダフルライフ』での“おばあちゃん”香川京子を観てしまっているだけに、少々気分は複雑だが(笑)、今だ存命でいらっしゃるのは嬉しい限りだ。


『残菊物語』でもそうであったが、正直、中盤でダレル部分があるにはある。

しかし、これも『残菊物語』と同じく、“ラストの怒涛な展開”がそんな不満を木っ端微塵に吹き飛ばしてくれる。

本作のラスト15分はそれだけ凄まじい印象を残し、涙無しでは観ることができなかった。

こういったラストの怒涛な盛り上がりが、更に溝口作品へのハマりを助長する。
ますます溝口から抜け出せない。
困ったもんだ。

むちゃくちゃ忙しい毎日なのに、困ったもんだ。
あー、困った。
溝口健二には困った。

これから一つでも多くの、美しすぎる溝口作品を観ていきたいと思う。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-09-02 11:10:09)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 31人
平均点数 7.94点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
513.23%
6412.90%
7619.35%
8929.03%
9722.58%
10412.90%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review2人
2 ストーリー評価 10.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review2人
4 音楽評価 10.00点 Review2人
5 感泣評価 10.00点 Review2人

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