3.《ネタバレ》 なんだ、丹下左膳ってみんな同じ話なの?(マキノ監督のは別として)
コケ猿の壺、伊賀柳生、ハギノ、源三郎、お藤そして、小僧。
登場人物は同じなんだけど、ただ違うのは、コケ猿騒動の落とし前をどうするか、
監督によって様々なんだね。
松田定次監督なんか、何本も撮ってるし・・
昔の日本映画って面白い実験してんだねぇ。
同じ素材でラストを監督によって、腕試しなんだな。
中村獅童や豊川悦司のも現代風な落とし前なのだろうか?ちょっと観てみたくなった。
で、今回の五社監督のも悪くない。
将軍の前で、ああも騒いで、その上での大岡越前のお裁きも納得。
なにより、コケ猿騒動としては最大級。
お藤の行動も、唸りますよねぇ。
でも、コケ猿の秘密を唸らせたのは、松田監督の1958年ものが、俺は好きだなぁ。、
そして、ああもコミカルな丹下にした山中監督の異才ぶりにも唸るよねぇ。
山中監督の丹下が評価高いのは、料理の腕だったんだね。
あれ一本観ても、良さが分からない。