ベティ・ブルー/インテグラル<完全版>のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ベティ・ブルー/インテグラル<完全版>

[ベティブルー インテグラルカンゼンバン]
37°2 LE MATIN L'INTEGRALE
1991年【仏】 上映時間:185分
平均点:7.83 / 10(Review 30人) (点数分布表示)
ドラマラブストーリーエロティック
新規登録(2004-02-15)【ひのと】さん
タイトル情報更新(2017-06-22)【ESPERANZA】さん
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監督ジャン=ジャック・ベネックス
キャストジャン=ユーグ・アングラード(男優)ゾルグ
ベアトリス・ダル(女優)ベティ
ジェラール・ダルモン(男優)エディ
脚本ジャン=ジャック・ベネックス
音楽ガブリエル・ヤレド
製作ジャン=ジャック・ベネックス
あらすじ
浜辺のロッジに暮らしていた修理工ゾルグの元に、美しく気性の荒い女ベティが転がり込んでくる。二人は熱烈に愛しあうが、ゾルグが仕事に遅れた事から雇い主は腹を立て、認める代わりに500軒ものペンキ塗りを命じる。ゾルグは渋々受け入れるが、雇い主に服従する姿にベティは我慢ならない。さらにゾルグが書いた小説を読み、天才作家だと思い込んだベティは雇い主に反抗し、ロッジに火をつける。6年の月日を経てベネックス監督が「愛と激情の日々」に大幅に追加した大作。(185分)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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12
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30.《ネタバレ》 「ベティブルー」再見。

煮え切れぬ青年が、1人の女性の愛を受け、徐々に愛に生きる男性になっていく。
欲望の愛が、純愛へと昇華していく。
しかし、事件は起きる。

期待した妊娠が陰性だったため、二人は落ち込む。
この時に、この青年の地金が強く出てきてしまう。
女装して、犯罪を犯すのである。
この青年が、ベティに会うまでにどんな人生を送ってきたかが、ほのかに匂いとれる。
そしてベティは自分の目をえぐり、精神に破たんをきたしてしまう。
そして青年は、ベティがボロボロになるのを耐えられず、殺してしまう。

これは確かに二人の純愛の部分だけを描いているので、愛の映画とは言える。
しかし、この青年のベティに会うまでが描かれていないため、観客は「愛のすさまじさ」と
しか見れない演出になっている。
これで本当の愛を描いたことになるのか?

それでもベネックスが傑出した映画監督であることは間違いない。
いい映画だった。
トントさん [ビデオ(字幕)] 8点(2018-07-21 13:53:11)★《新規》★
29.相当にバカバカしい作品。女がイカレ過ぎて男がまともに見えるが、男もアタマおかしいし。3時間も時間の無駄でした。音楽が良いので2点献上。
SUPISUTAさん [DVD(字幕)] 2点(2017-05-06 20:36:26)
28.《ネタバレ》 以前見たのは2時間版だったか、女がおかしくなって片目を自傷したことだけは覚えていた。
今回、完全版を見てみたが、3時間は長かった。
男に共感するか、女に共感するかで印象が変わってきそう。
男に共感するとしんどい。
女性にとっては女の言動や男からの愛され方に共鳴する人が多そう。
そういう意味ではどちらかというと女性向きの映画に見えるし、実際女性に特に人気があるようだ。

生きていれば自分の思い通りにいかないこともよくある。
ある程度の我慢は社会に適応するためにもどうしても必要になる。
この女はその我慢がまったくできず、激情のままに行動してしまう。
願望と現実のギャップに苦しみ、精神を病んでコントロール不能に陥ったかのよう。
そうした女に振り回されるのは考えただけでたまらない。

ただ、この男も女に依存していた。
二人の愛情は共依存で成り立っているため、現状を客観的に認めてその関係を変えることができなかった。
途中で病院に診せるなどの方法を取らなかったために、取り返しのつかないところまでいってしまった。
最後に男が女を殺してしまったのは理解できる。
許されないことではあるが、心から愛する者が廃人となって生きるのは忍びないことだろう。

男が銀行強盗に女装で行ったのは、場違いなギャグかと感じるほどの失笑もの。
病院に女装で忍び込む前フリだろうが、それにしても違和感がありすぎ。
飛鳥さん [DVD(字幕)] 5点(2014-09-23 23:23:09)
27.《ネタバレ》 これは激情の愛、とでも言おうか。お互いの体を求めて激しく、そして時には牧歌的な大草原で愛し合う。若さという最大の武器と、怖いものなど知らない彼らの深い情愛に、私は少なからず嫉妬した。ベティというキャラクターは強烈だった。物を投げる、車にペンキをぶちまける、家に火をつける、人を傷つける。この破天荒なベティという女をどうしても心底から憎めないのは、良識の範囲が人とずれているだけで、その行動に一切の損得勘定は感じられないからだろう。本能のおもむくまま、考えるより先に行動するベティ。その行動力と生き様を私は内心羨望の眼差しで観ていた。ゾルグが最後にベティに下した決断。ゾルグを行動に駆り立てたのは、「この世には、死よりも苦しいものがあるの」というベティの魂の叫びが聴こえたからと思いたい。この行為は決して許されるものではないが、ベティを世界で最も理解し、愛していた彼には、広い世界でただ一人それを行う手形を委ねられていたと思う。この行為に良いとか悪いとかの一言で審判をすることは、私には到底できない。
タケノコさん [DVD(字幕)] 8点(2013-12-07 23:33:23)(良:1票)
26.《ネタバレ》 男と女が惹かれあって恋に落ちる。魂と魂をぶつけあうような情熱的で本能的な恋。男はそれで満足、「30歳で初めて生き始めた」。女と一緒に居られるなら、どんなことでも厭わない。女は男の全てだった。だが女は「透明な感性を持つ奇妙な花」だった。男の作家としての才能を認めると、男が作家デビューできるように全力で応援し、愛の結晶である子供を欲しがった。女は無垢な少女であり、同時に男を叱咤激励し、成長させる母親でもあった。だが両方共得られそうもないとわかると精神が崩壊し始めた。男は女に与えられるもの全てを与えた。花、ケーキ、車、広大な田舎の土地、果ては強盗までして島をプレゼントしようとした。女は「この世に存在しないものを求めていた」。女にとって、この世に理想は存在せず、「どこもかしこも血の海」だった。傷ついた魂は自傷に走り、遂には自分の目玉をくり貫いてしまう。ショック状態と薬の影響で、意識の戻らない状態となった女。男は「二人で旅に出よう」と声をかけ、安楽死させる。魂を開放し、男の側に留まらせるのだ。これで男はいつでも女と一緒だ。男は作家となるべく原稿を書き続ける。女の求めた夢の実現のために。◆映画のエッセンスの凝縮された秀作。“映画愛”が伝わってくる。恋愛映画というより監督の情熱を投影した「ノンストップ青春映画」。随所に構図、ライティング、カメラワークの妙がある。時に原色、時に透明感のある画面と使い分けている。場面と場面を結ぶカットが多彩で美しい。輝く夕日か朝日を背景に、船、電車、車、海岸、猫、犬など、動くものを配する美的感覚。とりわけ小汚い親父に、夕日を背景にサックス、それもテーマソングを奏でさせるセンスには脱帽した。炎の演出も秀逸。女の情熱を象徴させるべく、コテージは大炎上させる。ベットで愛し合う二人の背後で燃える大きな薪の鮮烈さ。チリ・ビーンズを煮るガスの青い炎。チリ・ビーンズは男の生活の象徴で、最初と最後に登場する。最初は一人で寂しく食べ、最後は見えない女と一緒に食べる。ユーモアたっぷりで、酔うとぶっ飛ぶピザ屋の主人、作家くずれの警察署長、おバカな警備員、色情狂の主婦、父親になったことに酔う警察官、オツムの足りないヤク売りと、変な人ばかり登場する。女装はやり過ぎと思ったが、病院に忍び込む伏線ともなっているので納得。「ヒトラー回想録」もギャグだが、笑えない。フリチンは不要。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 9点(2013-09-12 20:24:27)
25.《ネタバレ》 私は声を大にして言いたい!このたび『ベティ・ブルー』がブルーレイで発売されたので、何の迷いもなく購入。画質は明らかにDVDよりもクリアになっており、音質も良いような気がする。ところが、あれ?ゾーグのち〇こにボカシがかかってる。確かDVDでは無修正だったような…。でも男のち〇こなんか別に見たくないから、まあいいか…。が、しかし!ノーパンのベティが大家を突き飛ばすシーンでも、彼女の股間にちょこちょことボカシが入ってる。どおゆうわけだ、これは!?『ベティ・ブルー リニューアル完全版』DVDの解説では、『完全版』の日本公開時にべネックス監督自ら映倫に抗議し、(ほぼ)無修正でDVD化が実現したという旨のことが書かれていた。当然、べネックス監修と銘打たれた今回のブルーレイも、(ほぼ)無修正で収録されているものと思っていた。ところが、蓋を開けてみれば、劇場公開時と同じボカシ入り。これではほとんど詐欺である。正直、ボカシのあるなしで映画を評価したくはないのだが、この作品にとってはかなり重要な問題であり、芸術映画とポルノを混同しているバカな映倫(と、ブルーレイの販売会社)には猛省を促したい。もちろん作品評価は10点である(よく見たらブルーレイのジャケットにちっちゃく「修正版です」と書いてあった。そういう大事なことは大きく書いておけ!)。
フライボーイさん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2013-02-14 21:54:58)
24.《ネタバレ》  ベティはゾルグを偶像化し、自分とゾルグの関係さえも偶像化してしまいました。
 偶像化には拍車がかかり、ベティの中で理想のゾルグ、理想の恋愛、理想の未来が完成しつつあります。
 しかし悲しいかな、ベティには、現実と理想のギャップを上手に修正することができません。そのギャップと直面するたびに、ベティは発狂し、錯乱し、少しずつ精神を削っていきます。
 ゾルグは気づいていました。かなり早い時期から気づいていました。気付いていたからこそ、「彼女がイカレていること」を認めたくありませんでした。また、彼女と離れるのも嫌でした。なぜならゾルグもまた、ベティが描く理想に次第に夢を見るようになっていたからです。現実のベティとの生活に酔いしれていたからです。ベティという存在に依存してしまっていたからです。
 早い話、ゾルグはベティさえいてくれれば後はどうなっても良いというくらい、正気ではなくなっていました。
 そんなゾルグには、もはやベティの暴走を止めることはできませんでした。
 ・・・・・・・と、勝手にこの映画の人物描写をしてみました。
 ベティに必要なのは愛情ではなく教育です。
 と、誰かに言いたいのです。
 映画としてはクオリティ高いと思います。
 【※注意※】この映画には過激な性描写、およびショッキングな内容が含まれております。
たきたてさん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-22 00:13:59)
23.《ネタバレ》 (2008年映画メモをもとに)
とても激しい作品でした。
激しい愛の形を見ました。
この破滅的な感じがなんとも好きです。
二人の愛につき走る感じがあまりに情熱的で美しくもあります。

しかしとても耐えられません。
心がつぶれそうに痛いです。

サイコさも増してちょっと怖いですがとても悲しいです。
愛とは何なのだろう?と考えさせられるのは、この作品では愛が凶器を帯び狂気になってしまったからです。

鮮やかな色彩とスタイリッシュな映像が楽しめます。
変な人たちが沢山出てきてシュールな感じもあります。
みんな変態な人物描写が良いです。
相棒の馬面のピザ屋が面白かったです。イカしてます。
みんな楽しそうに飲んでますね。
過激でショックな作品でしたが心奪われました。

ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 8点(2012-03-01 00:49:59)
22.久しぶりに強烈な映画を見た。もはや理屈の世界ではないだろう。こういう映画はおそらく10点に近いのか、0点に近いのかどちらかだろう。その判断はできかねるので、忘れることができないくらい強烈に印象に残ったということだけで、点数を付ける。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 6点(2011-07-29 16:11:15)
21.この性格の女性とは絶対いっしょに暮らせないわ。男はまだまともかと思っていたら、こっちもダメだった。共感ができない主人公たちと3時間もお付き合いするのは正直しんどかった。
きーとんさん [DVD(字幕)] 4点(2010-08-16 19:58:19)
20.《ネタバレ》 誰にだって意味もなく恋人に当り散らしたい瞬間はあるし、泣き喚きたい時もある。怒りに任せて大暴れしたいこともある。それでも、人はどうにかして我慢する。周囲の人に、或いは大切な人に嫌われるかもしれない、拒絶されるかもしれないという理性が働くから。その点、ベティは違う。理性より本能が勝り、したいようにする。脇の下には黒々と毛を生やし、裸同然の格好で動き回る。見た目は成熟しているが、中身は少女というより全くの子ども。うっすらとあらすじは知っていたので、この奔放なベティに男が耐えられなくなるという悲恋物語を予想していたが、全く逆だった。男は繊細すぎるベティを深く愛し、そして自分もその狂気に添う。何て重厚な愛の物語だろう。自分を偽るほどに飾り立て、仮面を被って対峙したところで、深く愛しあえるとは限らないのだ。理性は時に邪魔であるかもしれないとふと思った。三時間という尺だが、無駄なシーンはない。全てが愛と激情の日々の描写。たとえこの身を滅ぼすとしても、一生に一度はこの陶酔を味わってみたいと思う。おそらく忘れられないであろう一作。
よーちーさん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-23 19:30:32)
19.《ネタバレ》 ラストシーンの猫に泪。楽曲もすばらしい。
翼ネコさん [DVD(字幕)] 10点(2009-11-17 11:23:22)
18.理性のないベティは愛玩動物にしか見えない。彼女と体という鎖で繋がれているゾルグもベティを愛しているという幻想に浸っているように見える。ヤーレのピアノと海の匂いがこの悲惨な物語を包んでいる。
レインさん [映画館(字幕)] 6点(2009-07-31 02:34:04)
17.ベティ=ベアトリス・ダルという印象がとても強く、彼女なしにはこの映画の完成と成功はあり得なかったでしょう。映画史に残る傑作、とまでは言いませんが、非情に重要な作品であることは確かです。当時、映画館は連日込み合っていたかと思います。オリジナルの「愛と激情の日々」が公開したときにはそれ程注目されていなかったのに、何でかなと思いました。オリジナルはビデオを借りて見ていました。この2作を比べても、どっちがより優れているとは感じません。ただ、「インテグラル」の方が、細かい説明がされているという印象でした。編集でカットしていたシーンの中には、戻さなくても良かったのにと思える箇所もあります。
shoukanさん [映画館(字幕)] 9点(2008-04-20 17:21:36)
16.おれの知る中で最高の恋愛映画です。女性ならもっともっとこの映画を理解できるのかもしれないと思いました。抽出して凝縮した愛というのは狂気に近いものなんでしょうね。
Balrogさん [DVD(字幕)] 10点(2008-04-13 00:58:06)
15.『ベティ・ブルー インテグラル完全版』を観た。
なんと185分に及ぶ作品。(ちなみにこれはノーカット完全版)

とにかく重い。
でも、根強い人気を持ってる作品だけあって、訴えてくるものが半端じゃない。
個人的には、女性なら共感できる人も多いのでは?と思った。
男性だとダメージが出るかもしれない・・・(あくまで個人的意見)

それだけ「凄い」映画だと思う。
ベティを演じるベアトリス・ダルという女優さんの魅力と怖さを十二分に体感できる作品だ。

決して、気分が上向くような映画ではない(苦笑)。
しかし、観ても損はない1本だと思う。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-08-30 23:56:30)
14.《ネタバレ》 脚本が良かったので、フランス映画なのに眠くなったり早送りしたくなったりしなかった。
かといって、フランス美学が損なわれていることはなく、印象的なシーンもいくつもあった。
しかし、やっぱり「カッコーの巣の上で」は偉大だったんだなと思わせる作品。
良い映画だったんだけど、それだけに、あのシーンは、もっとオリジナルな画を見てみたかった。
Leannán-Sídheさん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-22 17:22:47)
13.《ネタバレ》 映画的というより絵画的、文学的ですね。音楽的でもあります。アートといってもいいかもしれません。映画的手法はいたってオーソドックスです。物語は時間の流れに沿ってそのまま構成されていますし、視点はゾーグに張り付いたきりです。凝ったカットワークもありません。それで3時間ずーっと引き込まれるというのはすごいことです。ひとつには「熱い」ということ。主演のベティーちゃんとゾーグ君はものすごく熱いですが、ピザ屋のストロンボリ氏、肉屋の奥さん、作家くずれの署長さんなど周囲の登場人物も負けずに熱い。題名どおり37.2℃はありそうです。なによりこの映画のスタッフが「熱い」思いで撮影に臨んでいるのがびしびし伝わってきます。監督の情熱がこのまれなる傑作の原動力になったのは明らかです。いまひとつは、「熱さ」と対局にある怜悧な映像。ほれぼれするような冷気に包まれ呆然と画面を眺めるしかない、そんな映像がベティーちゃんとゾーグ君の物語を塗り込めることによって、単純なストーリー展開にものすごい起伏を与えています。作者のなみなみならぬセンスを感じます。忘れるところでした。音楽も涙出ます。
ただすけさん [DVD(字幕)] 10点(2006-05-01 01:06:10)
12.まったく長さを感じませんでした。それはやはり二人の愛があまりにもストレートすぎたからかでしょうか。色んな美しさをみせてくれたこの作品、間違いなく僕の中では10点満点の作品だと思います。
アンリさん [DVD(字幕)] 10点(2006-01-17 23:13:43)
11.《ネタバレ》 これさ、男は理解できて見てるのかな? 正直、俺 最初は全然分からんかった。 いきなり同棲して、いきなり小説家にでっち上げて、仕事を辞め(させ)て、引っ越して、ピアノ屋になって、車を買って、土地を買って、強盗して、誘拐して、自殺を図って、殺人をする。 で、捕まりもしなければ追われもしないと。 ストーリーとしては、あまりに突飛すぎて必然性も整合性も感じないから共感もできない。 最初、ずーっと首をかしげてた。 「なんでこんなに評価が高いの?」、「なんで俺はこんなに入り込めないの?」と。 考えて考えて、そうか、これはそういう映画じゃないんだ、と気付いた。 誰もそんなもん見てないんだと。 女って生き物は、理性や効率や合理性とは別に、「自分だけの価値基準」ってものを持っていて、密かにそれを自分の命令系統のトップに置いている。 表に出やすいか出にくいかは個々人それぞれあるとしても、多かれ少なかれこんな感じだわな。 その「価値基準」ってのは、実は「定まった形」をしてないから、理解なんてできない。 男にとっては理不尽極まりないと思える行動も、女ってのは自分の中で消化できてしまう生き物なんだな。 男は「そういうもんだ」と覚悟して、まるごと受け止めて、ひっくるめて愛する。 それしかできないんだ、と。 そして、それを純粋に貫いた2人の物語がこの映画。 そういう映画なんだな。 。。。とかね、理詰めで唸ってる横で、この映画を薦めてくれた女性に「単純に純愛の映画だよ」と一言でバッサリ言い切られてしまった(笑) この果てしないほどの男女の距離感(笑) また、なるほどなぁと納得させられてしまった(笑) 女は感性で共鳴する。 男は考えて考えてやっとその深みに到達する。 深遠ですなぁ。  しかし、フランス映画って、独特の鑑賞作法みたいなのがあるんですかね? ハリウッド映画に慣らされた目で見ると凄く不親切に感じる(笑) こっちが積極的に制作者の意図を汲み取ってピントを合わせていかないと、ちんぷんかんぷんになりますわ(笑)  さて、評価。 難しいなぁ。。。 ストーリー的には3点(笑) 深みを理解してからの評価は8点。 悩みに悩んで、7点献上。  「なるほど、それがお前達の愛し方なのだな」と。 潔さやヨシ。 だが、申し訳ないが俺は違う。 俺のはもっと下賎で愚鈍で不純で軽薄だ。 けれども、それを貫かせていただく。 そう誓った俺でした。
とっすぃさん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-29 20:47:22)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 30人
平均点数 7.83点
000.00%
100.00%
213.33%
300.00%
413.33%
513.33%
6413.33%
7310.00%
8826.67%
9516.67%
10723.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review2人
2 ストーリー評価 8.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.66点 Review3人
4 音楽評価 9.50点 Review2人
5 感泣評価 Review0人
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