1. カラー・オブ・ハート
素敵な作品でした。同時期にサイダーハウスルールも主演しているトビーマグワイヤの繊細な演技は同様に素晴らしいものでした。モノクロにカラーが入っていくという設定やプロット自体とても優れているけど、テーマ性がまたいい。保守の安定と革新の自由の対比。見ていたら序盤中盤カラー派に心を寄せていたのに、次第にモノクロ派の心情もとても理解できるようになってきた。自分自体が歳食っているので、むしろモノクロ派に肩入れも。ビッチな妹が本を守り大学に進学したシーンも印象深い。秀作です。 [DVD(字幕)] 8点(2019-09-26 19:42:57) |
2. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
映像がきれいで楽しく見れたんだけど、ストーリーにコクがなくてよくある使い倒されたお話。アライグマが面白かったし、木がというのも斬新ではあったけど、どうしてもスターウォーズのC3POとチューバッカを意識せずにはいられなかった。初見だと相関関係や名前を追うのに苦労する。また、それぞれの因縁に対する言及や説明、設定などが甘くて感情移入がしにくいのは難。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-01 17:50:51) |
3. カンパニー・メン
切実な映画でした。日本では巧く作れないだろうなとも思いました。日本だと、就活生の問題をおしゃれに演出しちゃったり、逆に失業を必要以上に陰惨に演出したりとバランスとれないだろうなあ。登場人物の心境をうまく演出しているのには感心しました。特にベンとトミーリー。ラストはちょっとハリウッド的。意外に良作だったと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-18 12:05:43) |
4. 海底二万哩
《ネタバレ》 ロマンがあるね。昭和30年当時にこんな映画を観たら胸躍らせたのは十分理解できる。結構、海底2万マイルって結構引用されることが多いんで観ておいた方がよいと思う、というかだからボクも観てみた。観といて良かった。憶えておきたい言葉。ネモ船長、ノーチラス号、大王イカとの戦い。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2013-06-28 22:29:53) |
5. カーズ
最初見始めて20分こんな子供だまし観なきゃなんないのかと辟易したけど、田舎町に行ってからははまってしまい最後には涙してしまう始末。大人向けのファンタジーだったとは。この手の話には弱いんだよね。あまり真っ正直に実写でつくると恥ずかしくなる可能性もあるんで、車CG利用して巧く料理。ベタストーリーなんで評価は高くしないけど、良くできてる。 [地上波(吹替)] 7点(2010-05-21 18:44:12) |
6. ガタカ
遺伝子による社会支配の近未来を描いた作品。ただその人物入れ替えテクは結構アナログ的。犯人捜査もそうかも。そんなとこ観るよりはイーサンホークジュードロウの心理描写の方が見応えがある。ビンセントの被差別側の悲しさ、逆のジェロームの選ばれた側の悲しさ。ビンビン私の心に響く。弟君の扱いが雑な気もしたけど良作。度胸試しの泳ぎで戻りや危険を気にせずとにかく踏み出す姿勢、見えないのに道路を渡るビンセントに物語を象徴するものを感じる。それにしてもジュードロウ、続くリプリーでも入れ替わられる青年役。演技も存在感も素晴しいし、キャラを生かしたはまり役なのかも。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-07-05 14:16:12)(良:1票) |