1. 恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ
退廃的な都会の雰囲気が懐かしい、80年代アメリカ。 「こういう男、クールでしょ?」的な匂いがバンバンしてくる。 あー、カッコいいよ。ジェフ・ブリッジス最高にクールだよ。トム・クルーズが演じたらイヤミになるし、ニコラス・ケイジだとお笑いになるだろうね。 [DVD(字幕)] 9点(2004-07-26 00:26:29) |
2. ゴーストワールド
ゴーストはイーニドだったわけだけど、それでもイーニドが生身で生きられる社会の懐の深さを信じたいと思う。 [DVD(字幕)] 8点(2004-07-25 16:25:53) |
3. コーヒー&シガレッツ
トム・ウェイツは「この話のどこが面白いんだ!」と怒鳴り、監督の前で脚本を投げ捨てたという。なかなか微笑ましいエピソードだ。面白いのは会話そのものではなく、たとえば、初対面同士の気まずさだったり、ボタンの掛け違いから起こる微妙な会話のズレだったり、つまり行間にエッセンスがあって、そんな行間を現しているのがコーヒーと煙草だと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-17 13:35:56)(良:2票) |
4. ゴースト・ドッグ
《ネタバレ》 武士は死ぬことと見つけたりって言っても、何もファビョった主人に殺されことないじゃないか。あれじゃ犬死だって。 レクサスとかアイスクリーム屋のフランス人とかアメコミとか音楽のボリュームはいつも21とか、暗示めいた雰囲気はいい。 [DVD(字幕)] 6点(2006-12-13 11:44:28) |
5. コラテラル
《ネタバレ》 マイケル・マンは役者のオーラを引き出す術を 心得ている監督だと思っている。「ヒート」のデニーロや 「インサイダー」のアルパチーノ。 何気ない一連の動作のなかに、ただもんじゃない雰囲気を描くのがうまい。 「コラテラル」確かにトムクルーズを十分に堪能できた。コヨーテの演出もさすが。 だが、仕事人が一般人に大事な資料を捨てられ仕事を邪魔されるどころか あまつさえ殺されてしまう。そのギャップが作品にとって致命的。 つまりマイケル・マンの演出は、完璧なプロフェッショナルの仕事とセットであり、 そうでないと、雰囲気だけでおまえただもんやないかと、ただもんのくせに雰囲気出すなと。 「パブリックエネミーズ」でもその点で失敗している。 仕事を終えれば、始末するドライバーに対して 未来を変える為に行動しろと説教するのは、ヴィンセントが持っている一面性だろう。 そこはよかった。 [DVD(字幕)] 6点(2005-05-13 01:09:01) |
6. 恋は邪魔者
60年代の近未来的雰囲気がすごく好き。 60年代オンパレードのレニーの部屋を一目見て住みたいと思った。 ユアンの仕掛けだらけの部屋も捨てがたい。 美術も役者も、わかりやすく60年代してて すごく良かったけど、話の展開だけがクドかった。 前半まではレニーとユアンの駆け引きが面白かったのに。 6点(2004-06-01 22:01:13) |