Menu
 > レビュワー
 > ミスター・グレイ さんの口コミ一覧
ミスター・グレイさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 565
性別 男性
自己紹介 三度の飯より映画好きです。どうぞよろしく。
※匿名性ゆえの傲慢さに気を付けながらも、思った事、感じた事を率直に書いていますので、レビューによって矛盾が生じていたり、無知による残念な勘違いや独善的で訳分らん事を書いているかもしれませんが、大きな心でお許し下され。
※管理人様、お世話になっております。
※レビュワーの皆様、楽しく読ませて頂いております。

-------------------------



表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  殺人捜査線 《ネタバレ》 
手際よいアクションシーンから始まり、湯気が立ち込めるサウナや鏡を使って見せる屋敷での見事な射殺シーン、高所からの二度の落下と見せ場には事欠きませんし、人物造型も秀逸の一言に尽きます。特に印象深いのはダンサー(イーライ・ウォラック)と髭の男(ロバート・キース)のコンビと運転手の絡みで(マイケル・マン監督の「コラテラル」はこれがモトかも?)、何気ない会話がとてつもなく面白いです。そして登場人物たちの各々の〝顔〟が良く、抜け目の無さそうな犯罪者たちや精悍な面構えの刑事たちはもちろんのこと、端役に到るまでバッチリ決まっていて、黒幕のマンは車椅子に座り無言で何食わぬ表情というだけの僅かな登場シーンながら、その恐ろしさは容赦ないダンサーたちが小悪党に見えてしまうほど強烈です。また、マンに死の宣告を受け顔面蒼白となったダンサーのもとに、望遠鏡のお礼を言いに来る満面の笑顔の少年を挿むところなど演出も冴え渡っています。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2010-05-10 18:07:49)(良:1票)
2.  サイコ(1960) 《ネタバレ》 
かのシャワー室の惨殺シーンと、モーテルに隣接する小高い位置に古城のようにそびえる不気味な屋敷の外観を別とすれば、後半部分の恐怖は弱いと思います。例えば、探偵を殺害する場面とラストと2回、突如ナイフを片手に襲ってくるわけですが、この唐突さはブルブル震え上がるような純然たる恐怖ではなくビックリドッキリの驚きの方が強いです(とはいえ、探偵が階段を登り刺されるシーンを頭上からとらえているのは好きだ。しかも母親の存在を信じさせるためにノーマンが彼女を運ぶシーンの後は、あの部屋は危険ではなくなるので妹が調べに来る時は階段を登っているシーンは省かれ、階段は完全に恐怖の装置として機能している)。その一方で前半の逃亡部分は恐怖に満ちています。サングラスをかけた警官はこの世で最も怖い存在に見え、後を着けられた日にはもう生きた心地などしませんし、大金を持ち逃げしているかもしれないという状況があるだけで、道端で社長と出くわすという何ということもない状況が心臓バクバクのシーンへと変貌しています。両方のシーンがどこか日常的であるという点も恐怖心をあおいでおり、単純なシチュエーションで見事に恐怖を演出しています。それとこれは音楽の効果が凄いです。・・・それにしても最初の外からカメラが入ってゆくシーンはどうやって撮ったんだ?
[DVD(字幕)] 8点(2010-12-28 18:27:08)(良:1票)
3.  サブウェイ123 激突 《ネタバレ》 
デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタの対決はアクションを伴うものではなく会話劇で、しかも面と向かわずになされるのですが、その攻防の緊張感が何とも凄く、むしろ二人が顔を会わせて直接対決が開始されるあたりからの方がつまらなくなります。しかもこの会話の内容というのは知的攻防戦と言う程でもないのに、ピリピリの状況にしてしまっているあたりがトニー・スコット監督の手腕でしょう。デンゼルとトラボルタ以外の人物は基本的に呑気で軽口をたたいているのですが、そのイイカゲンなシーンを挿むことによって二人の対決と地下鉄内の緊迫感をより高めていますし、いささか乱暴な見せ方ではあるものの時間を絶えず提示することによって圧迫感を生み出しています。  それから最後に市長の車の申し出を断り地下鉄で帰宅するシーンのデンゼルの晴れやかな表情が素晴らしく、感動的ですらあります。地下鉄の人間模様を巧みにちょこちょこ見せながらも深入りせず、これを106分でまとめあげてしまったスピード感も良い。
[映画館(字幕)] 8点(2009-09-07 18:27:50)
4.  ザ・ウォーカー 《ネタバレ》 
本が何であったかなど映画にとってはどうでもよくて、最後にきて突如として饒舌になったのに目をつぶれば、これは純粋に楽しめる追跡劇なのです。  この映画は始まっても台詞がなかなか出てきません。懇切バカ丁寧に世界観を説明せずとも、ただただデンゼルの行動と荒廃した風景を黙々と見せるだけで、世界が破滅し長い年月が経ち、彼もこの生活に順応していることが分かり、見ているうちにちゃんと理解できるように出来ているのです。アクションも最近流行のアップで逃げきってしまうようなことはせず、一連の動作が分かるように、されど残酷になり過ぎぬようにシルエットで見せたりと工夫されていますし、何も目印がない荒野の旅も追跡者にしっかり同じ場所を通らせることによって移動している感じを出しています。ただ、信念を貫くデンゼルは止められないにしても、ゲイリー・オールドマンの狂気は年をとったせいか風船がしぼんだように失われてしまっているので、もっと見せ場を作ってほしかったです。もちろん、例えばソラーラが覚えたてのお祈りを捧げているのを聞き逃さず、ゲイリーの後頭部がピタッと止まり〝アーメン〟と言うあたりはさすがにゾクッっとさせてくれますが。
[映画館(字幕)] 7点(2010-06-21 18:14:47)(良:3票)
5.  砂漠の流れ者
お得意の激情に駆られたスローモーションとは逆の早回しで喜劇を演出してみせる滑稽さ。「ワイルドバンチ」や「ゲッウェイ」などの後に見たものですから最初は雰囲気の違いに少しばかり面食らってしまいましたが、すぐにペキンパーワールドに引き込まれてしまいました。テーブルに釘付けされた食器を一気に水洗いするホーグにドアを一撃で蹴破るヒルディ、町でのけ者の存在である彼らのワイルドな逞しさが良いですし、こういう面々が全く下品に映っていないことに監督の思いを感じます。・・・ですが、一番印象的なのはヒルディが登場する場面であり、文字通りのバストショットの連続切り返しが、まるで豊かな恵みが口を利いているようで男心をくすぐります。
[ビデオ(字幕)] 7点(2008-06-09 18:37:05)
6.  三人の狙撃者 《ネタバレ》 
ほとんど家の中だけで行われる密室劇が緊張感たっぷりに撮られています。何人か死人がでますがいずれもあっさり処理されるのも逆に印象深いです。特に感電し機関銃を乱射しながら計画をぶち壊し殺されていく殺し屋が壮絶。道具としての銃の使い方なども巧く考えられています。しかし、やはり何と言ってもフランク・シナトラの悪役っぷりがとても素晴らしいです。キャラクター造型自体が秀逸なのですが、見事に冷静そうで神経質で今にも暴発しそうな線上を狂気いっぱいに演じています。最初に保安官が訪ねてきた時に見せる笑みなど異常に怖い。…ただ、何ヶ所か妙な繋がりの部分がある(カットされたのか?)のが残念です。それから、戦争の被害者のような殺し屋を描きながら、最後に夫の戦死が無駄ではなかったと語る妻、それに自己防衛としての子供の銃の存在と、戦争を否定しているのか肯定しているのか良く分からないところがあります。でもまぁ難しいことは考えずに観ればサクサク進んで行くテンポの良さと上映時間の短さがあるので十分に楽しめます。
[DVD(字幕)] 7点(2007-09-18 18:06:18)(良:1票)
7.  サイン 《ネタバレ》 
評価低いですね~。言うのも少し勇気がいりますが、私はけっこう好きだったりします。今回はいわゆる〝オチ〟というものに関しては今までの作品には遠く及びません。それは宇宙人が現れた時点で分りますね。しかしその代わりに小さな仕掛けが沢山用意されており、数で勝負といったところでしょうか。奥さんの事故死とその最後の言葉、メリルが低打率の一発屋だった事、モーガンが喘息だった事、ボーが水に敏感であった事が、あの一大事に意味を成した訳ですね。グラハムの再生物語として良く描かれていたと思います。最後に牧師の服を再びまとったグラハムがチラッと写るカメラワークも好きです。  シャマラン監督は「シックスセンス」で成功を手にすると共に、皆が驚愕するオチを用意しなければならないという重荷も背負ってしまったわけです。しかし〝良いオチ〟というのは〝良い映画〟を作るのより難しい事だと思います。という事で、シャマラン監督に同情の余地もあると思うのですが、私はそろそろ彼の〝普通の作品〟も観てみたいと思うのです。
[DVD(字幕)] 7点(2005-12-11 15:46:03)
8.  最高の人生の見つけ方(2007) 《ネタバレ》 
色々と都合のいい展開はファンタジーであるから構わないにしても、伝えたいメッセージが強過ぎて、しかもその大事な部分をモーガン・フリーマンのナレーションに託してしまっている時点で、残念ながら映画としてはほぼ御臨終だったと思います。 例えば、男なら誰でも憧れてしまうような〝世界一の美女とキスする〟を孫娘で達成させるのは名案だと思いますが、あの父と娘の和解でもあるシーンにしても亡くなる前にやらなければならない肝心なことならば、もっとしっかり見せてくれよと思ってしまいます。また、冒頭からエベレストを登る男が誰だか分からないような作りになっていますが、この物語にそんなミステリーは必要ないのでは?
[DVD(字幕)] 5点(2010-12-15 18:25:08)
9.  サンシャイン 2057 《ネタバレ》 
筋はあるものの観念的なストーリーはあってないようなもので感覚で味わうという印象が強いです。ですからセンスの一致如何で見る人を選ぶと思います。個人的にはアジア人がクルーの中心であったりする未来的さや、それとは反対に宇宙服などが非常にレトロなデザインなのにクスっとなりつつ、雰囲気の盛り上げに一役も二役も買っているサウンドにクルーらと共に宇宙空間に居るような気分にさせられましたし、冷めた演出、イカロスの神話をなぞった結末は好きです。・・・ただしかし、本作では太陽光に限らず〝光〟がかなり重要な要素を担っていると思うのですが、どうもそれがしっくりこないのです。光というのは、例えば船長やサールが望んだように気分を高揚させたり恍惚とさせるものとして捉えているのに、多用される暗闇に懐中電灯の光一つとってもあまり刺激的に感じられず心動かされません。そのせいか物語は極めて深刻な状況であるのにちょくちょく退屈なシーンがありました。さらにサブリミナルは効果的としても忙しなく切り替わる画面は観難いです。もちろんダニー・ボイルのことですから確信犯で心理的揺さぶりをかけてきているのでしょうが、それが過ぎているので疲れてしまいます。・・・・・ところで、この退屈さどこかで味わったことあるなぁと考えてみたら私の苦手な「2001年宇宙の旅」でした。そう言えば手緩いHALが登場しますし、ラストシーンに映る黒いあれってモノリスでしょ?
[映画館(字幕)] 5点(2007-04-23 18:15:38)(良:2票)
10.  サウンド・オブ・サンダー 《ネタバレ》 
これぞ本当のバタフライ・エフェクト?!同じタイム・パラドックスものですし…ただまたもや大きな疑問が一つ。あんなに頑張ったトラヴィスは消えてしまったのでしょうか?忠告する彼が存在するという事はあの未来も消えないという事ですよね?とすると助かったのは別の時間軸の世界であり、現在の世界はやっぱりおかしくなったままなのではないでしょうか。まぁ何にしてもこういう作品には矛盾は付き物です。それにしてもエドワード・バーンズにベン・キングスレーまで出演しているのにかなり作りが安っぽい。B級の匂がぷんぷん漂う。恐竜のCGは一目瞭然だし、街並みも完全に合成と分ってしまう。背景に静止した通行人が写っているというひどいシーンまであります。イギリスのTV番組用特撮並です。さらには白亜紀なのにアロサウルス?と、もうかなりメチャクチャ。それでもこういう作品そんなに嫌いじゃないんです。矛盾はあるにしてもストーリーはなかなか面白いと思うし、マントヒヒとワニの合の子みたいな怪獣は滑稽だったけど怖かったので、もっと良くできた可能性もあったと思います。予算、足りなかったのでしょうか。残念です。
[映画館(字幕)] 5点(2006-03-27 18:39:39)
11.  さらば、ベルリン 《ネタバレ》 
例えば〝ドア越しに敵が…〟というシーンはいずれも緊張感がえらく欠けていますし、ケイト・ブランシェットの夫が現われるシーンは彼女のナレーションをかぶせてしまっているので、せっかくそれらしい場所に行っても緩々になっています。また、わざわざ白黒にしてフィルム・ノワール風の画作りをしていますが、ケイト・ブランシェットはもっと美しく撮らなければならないと思いますし(〝こんな女なら騙されたって本望〟ってぐらいに)、ラストの土砂降りの別れのシーンでは、濡れていないようにすら見えるジョージ・クルーニーはもっとビシャビシャになってコートがピカピカに光ってなきゃダメなんじゃないかと思います。つまるところ、〝それらしい〟だけであって全然なっていません。
[DVD(字幕)] 4点(2010-03-16 18:15:10)
12.  ザ・タウン
顔面アップの連続と膨大な台詞が画面を埋め尽くしており、ほとんど何にも見えません。と言うよりも見せようという気すら感じられません。 キャラクター造型についても花屋のピース・ポスルスウェイトはゾクっとさせてくれますが、その他の登場人物は性格付けが中途半端で完全に物語を停滞させています。結局、タウンとやらが何なのかも良く分かりませんし、率直に言って監督ベン・アフレックが何を見せたかったのか謎です。
[映画館(字幕)] 3点(2011-02-08 18:24:36)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS