1. ジョー・ブラックをよろしく
《ネタバレ》 ああ、美しいスーザンとジョー。何度観ても美しい二人。初めてキスするシーンはなんて胸熱くなること!初めて結ばれるシーンは、なんて美しくて切ないこと。「初めてみたい」ってスーザンが言ったけど、そりゃそうだろう。色んな意味で垢がつきまくってしまった私の心も、ちょっとだけピュアな時代のものに戻れた気がする。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-02-13 01:07:26) |
2. 白いカラス
実力派豪華キャストてんこ盛り、というだけで期待してしまう1本。大国が抱えている現代の病、子供に対する性的虐待、復員兵の心の闇、人種差別問題、いろいろ詰め込んで「どーだ!」と言われても、どーなんだろう。若い恋人にのめり込む老人の心理描写があまりにも中心すぎて、『白いカラス』であるシルクそのものの物語があまり語られていないような気がする。自身の終わり方も、これで取り巻く人、また観ているひとが納得できるのだろうか。レスターの「これで全てわかっただろう?」の台詞に、私は「わかった」とは言えなかった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-08-12 13:40:30) |
3. ジョイ・ラック・クラブ
《ネタバレ》 自分の辛く悲しい青春時代を娘に繰り返させたくない。母の期待に応えたいけど、同じ道を辿ってしまう。そんな親子のやり取りからさらに強くなる絆。どの場面でもまるで希望が無いようなシーンが続くけど、魂の力強さや、労わり、愛情を感じ、救いようの無い映像として映らない不思議な映画です。ラストの再会シーンで号泣してしまったのは、映画を観ながら4家族、8人の女性の人生を一緒に体験できたからなのでしょう。 9点(2004-03-28 15:21:10)(良:2票) |
4. ジャンヌ・ダルク(1999)
純粋な乙女が自己暗示によってどんどん深みにはまっていく様を、ミラ・ジョヴォヴィッチは好演していたと思います。当時の魔女狩りがどんなであったかは文献と想像でしか判断できないけど、純粋な乙女のこういった思想も、一種の「憑依現象」のように取られていたのではないでしょうか。 7点(2004-02-18 01:46:19)(良:1票) |
5. シッピング・ニュース
《ネタバレ》 暗くて重い映画ですが、人間が家を引っ張って移動するシーンが頭から離れません。実際にこういった引越し風景をニュース映像で見たことがありますが、もっと和気藹々と、大騒ぎして楽しそうでした。それに比べると、この映画では、まるで人生の重みそのものを引っ張っているようです。そして、暗くいつも俯き加減の主人公が徐々に殻を破り、少しずつ胸を張っていく様は、観ていて、失いかけていた夢をもう一度見たくなるような気分になりました。 8点(2004-02-17 18:32:51)(良:2票) |