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1.  卒業(1967)
自分がこれからの人生をどう生きていくべきかという事にまだ確信を掴んでいない、成功した家庭の息子が、やがて既成の権威ないし権力に異議申し立てする為、それらからの脱出を計る。アメリカ式価値観に安住して、疑う事を知らない両親との断絶は、プール・サイドでの誕生日パーティの場面で絶妙に描かれている。この作品はコメディ色が強く、ベンとロビンソン夫人の関係でも例えば、最初のキスをしている間中、夫人が目を白黒させて、終わった後それまで我慢して溜めていたタバコの煙を、ふうっと吐き出すシーンや、ベンがなんとか夫人の気を引こうとしても、ドレスの汚れを気にしてちぐはぐな生返事でしか応じないというシーン等々、M・ニコルズ監督のコメディ・センスが冴えわたる。さらにサイモン&ガーファンクルが「サウンド・オブ・サイレンス」「ミセス・ロビンソン」そして叙情的な柔らかい旋律の「スカボロウ・フェア」など、この映画の内容を旨く歌い上げている。こういった音楽の使い方や斬新な映像表現で、当時の若者を熱狂させたわけだけれど、未だにこの名作を超える青春映画は出てこない。
10点(2000-10-15 23:40:05)(良:2票)
2.  ソードフィッシュ
J・トラボルタは悪役がすっかり板について貫禄十分だが、もはや普通の役など出来なくなってしまうのでは・・・・と要らぬ心配を他所に、映画は彼のどアップから始まり、度肝を抜くシーンの連続で快調に飛ばしていく。あらかじめあらゆる思考(行動)パターンを想定した上で、その計算され尽くした計画をそのまま実行に移すという設定は、D・フィンチャーの「ゲーム」をやはり連想してしまうし、また、多くの犯罪映画を見慣れている我々観客に対する挑戦のようでもある。常にエポックメーキングなアクション映画をプロデュースし続けているJ・シルバーの真骨頂とでも言える作品で、これぞまさにプロデューサーの映画だと言える。
9点(2001-11-25 16:26:29)
3.  続・激突!/カージャック
映画の後半のワンシーンに、夕陽に向かって驀進するパトカーといった美しいショットがある。これと良く似たシーンに、後年のスピルバーグ作品「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」のエンディングに描かれる、やはり夕陽に向かって疾走する馬群を連想してしまう。あたかもパトカーが主役であるかのような、そしてそれを馬に見立て西部劇を現代に置き換えたようなこのスピルバーグ劇場映画デビュー作は、家庭という秩序崩壊を扱ったハシリともなった異色のロード・ムービーだといえる。実話の映画化だったと記憶しているが、その賑々しさとブラックさはいかにも若き日のスピルバーグらしい才気を感じるし、まさにこれぞアメリカ映画だという印象をうける。ラスト、きらきら光る河原での逆光で捉えたシルエットの美しいシーンなど、名手ビルモス・ジグモンドのカメラが冴え渡る秀作。
8点(2002-09-16 15:21:40)
4.  ソルジャー・ブルー
いわゆるアメリカン・ニューシネマの中でも、本作はハリウッドの伝統的な西部劇のスタイルを覆し、歴史に埋もれた真実を鋭く暴いた異色作で、公開当時はかなりの衝撃作として物議を醸し出した。とりわけ終盤で描かれる騎兵隊のインディアン大量虐殺シーンの数々は目を覆いたくなるほどの残酷描写であるが、それまでがふたりの男女の青春ドラマにウエイトが置かれていた為に、がらりと画調が変わり一気呵成に見せられる事で、より衝撃度が高まったようだ。そういう意味では実に効果的な構成だったと思う。で、この時代から先住民に対する米国の虐殺の歴史が始まったとも言われ、今日に至るまでの、まさに支配者たる米国の歴史は繰り返されているというメッセージが読みとれ、反戦というテーマが浮かび上がってくる。(もっとも余りに良く出来た殺戮シーンの為、好戦映画と批判も浴びた事もあったが・・・。)バフィ・セント・メリーのテーマ曲とR・バッドの透明感溢れるスコアは、本作により力強さと爽やかさをもたらしている。
7点(2003-10-18 23:37:43)
5.  ソイレント・グリーン
公開当時はともかく、それ以降ほとんど話題になったことがない、隠れた近未来SF映画の佳作として記憶にとどめておきたい。自然環境破壊による大気汚染や人口爆発による食糧難といった現代を予見した作品で、とりわけ食糧問題における国家の政策が、この作品のショッキングな部分でもある。C・ヘストンが主演ということもあってエンターティンメント性が強い為、ややもするとテーマがぼやけがちだが、今ではもう見れなくなってしまった美しい自然のパノラマ映像に、臨終まぎわの老人と共に感嘆し涙するというこの作品を象徴するようなシーンは感動もの。
7点(2001-08-05 17:05:47)
6.  ソラリス
オリジナル版を観ている人にとっては、やはりある種の物足りなさを感じるところだが、決して不出来な作品ではない。S・ソダバーグ監督のジャンルを問わない“何でも屋”精神は大いに買いたいところ。ただ、ラブストーリーに絞って描くのであれば、何も“ソラリス”である必要はないのではないか。つまり、記憶を具現化させるソラリスと人間との拘わりというものが、本作の最も欠落している部分であることから、物語としてはもうひとつ魅力がなく、興味も湧かないのである。独特の音響効果によるCGで表現されたソラリスは陶酔感溢れる美しさだし、宇宙船内部のセットデザインも見事なもの・・・といった、視覚・聴覚的に強く印象に残った作品だったと言える。
6点(2003-07-22 00:12:20)
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