41. ターミネーター3
《ネタバレ》 ジェームス・キャメロンの過去の傑作に泥を塗りこんだうえに土足で何度も踏みにじったような駄作。冴えないアクションも全く魅力を感じない俳優陣も(シュワも年取ったなー)たるいストーリー展開もさることながら、最後のオチで「結局、審判の日は止められませんでした」って……。過去の映画への冒涜とさえ言える、最低のラストでありました。 [DVD(字幕)] 3点(2013-03-29 14:48:19) |
42. ダークナイト ライジング
《ネタバレ》 今作の監督であるクリストファー・ノーランも大好きだし(特に『インセプション』は傑作!)、ティム・バートンやジョエル・シューマッカーといった過去のバットマンシリーズを手掛けてきた監督も大好きなんだけど、どうしても僕はこのバットマンシリーズを好きになれない。確かに、映像もアクションも俳優陣も素晴らしいとは思うのだけど、やっぱり今作も最後まで乗り切れなかった。それを言っちゃあ……と言われても仕方ないと思うのだけど、それでもやはり僕はどうしてそんな格好するの?とバットマンに突っ込んでしまって、最後まで感情移入出来なかった。残念。 [DVD(字幕)] 6点(2013-03-27 12:42:51) |
43. TIME/タイム
《ネタバレ》 こういう設定勝負な映画って、徹底的にスタッフ同士で議論を交わして矛盾や破綻を殺していって、そのうえで映画として成立させるために最低限必要な情報をどう観客に伝えるかが何より重要なはずなのに、それが全然なされていない。矛盾だらけだから見ていて笑うしかない。発展途上国の命はどうなっているの? それに蓄えがなくなったら即死亡するのだから、もっと社会は(ブレードランナーのように)荒んでいなきゃ駄目だし、民衆の不満を抑えこむのにもっと強権的な政府がなければ駄目なのに、その影すら感じられない。あと、細かいところだけど、事故った車のなかで気を失った主人公のところにギャングが偶然にも現れて、命を盗むあいだずっと二人は目覚めなくて、立ち去ってすぐに「うう~ん」と目覚めるって都合よすぎません? 小学生の劇じゃないんだから。ちょっとアホみたいでした。 [DVD(字幕)] 3点(2012-12-06 21:08:59)(良:2票) |
44. ダーク・シャドウ(2012)
《ネタバレ》 相変わらず我が道をいく、デップ&バートンコンビ。今作も、お馴染みのメンバーで思いっ切り楽しく創っているのが観ている方にも伝わってくる(ヘレナ・ボナム・カーターはこれで何回ジョニーに殺されたんだろう?)。それでも、さすがにちょっとマンネリ気味なのか、途中まではなかなか冗長で「これは外したかなぁ」と思ったものの、中盤からはいかにもバートンらしいゴシックホラーとブラックユーモアが渾然一体となって加速度的に面白くなっていった。まともな人間はおろか、まともな怪物すら出てこない(デップ演じる主人公が超自己中で女にだらしないヴァンパイアという設定自体変だし)、いかにもバートンらしいへんてこりんで楽しい映画。 [映画館(字幕)] 7点(2012-06-08 21:24:30) |
45. ダウン・イン・ザ・バレー
この映画、良い意味で僕の期待を裏切りました。単なる田舎の軽薄な男女の無軌道な青春を描いた映画かと思いきや、後半は演技派俳優ノートンの怒涛の狂気が溢れ出す姿は圧巻の一言。かき鳴らされるギターの音色に酔いしれるかのような、冷たい彼の目がいつまでも忘れられません。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-20 20:58:35) |