1. ニューヨーク、アイラブユー
《ネタバレ》 NY版『パリ、ジュテーム』といった感じのオムニバス映画。とにかく豪華なアンサンブルキャストを観ているだけで、お腹いっぱい!ジュリー・クリスティとシャイア・ラブーフのエピソードが幻想的で良かった。あと、イーサン・ホークのバカっぽさが好き。 [DVD(字幕)] 6点(2010-12-21 10:40:55) |
2. 2012(2009)
『デイ・アフター・トゥモロー』でも度肝を抜かれたが、あれはほんの序章に過ぎなかった。これ以上のディザスター・ムービーは今後作られることがないだろう、と断言できるほどの凄まじさ。特に、前半のカリフォルニア壊滅のスペクタクル映像は圧巻の一言。ムスカ(by『天空の城ラピュタ』)が泣いて喜びそうな映像のオンパレードだ。エメリッヒ監督の作品なので、ストーリーは二の次で、このとてつもない映像体験に酔いしれるべし。 [映画館(字幕)] 7点(2009-11-21 00:59:58)(良:3票) |
3. ニア・ダーク/月夜の出来事
《ネタバレ》 現代を生きる吸血鬼一族の受難。黒いバンで全米を移動し、西部劇のアウトローよろしく警官隊に追い詰められ、陽光を浴びると枯れ木のように燃え上がる哀しき吸血鬼たち。月夜に照らされたヒロインのジェニー・ライトが実に美しい。こんな娘になら咬まれてみたい。呪われた血を交換することで簡単に人間に戻れるという異色の設定も斬新。脚本のエリック・レッドは、名作『ヒッチャー』も手がけた人。監督はジェームズ・キャメロン(元)夫人のキャスリン・ビグロー。ランス・ヘンリクセンやビル・パクストンといった「キャメロン組」の俳優が出演してます。あんまり有名じゃないけど、これぞ隠れた名作。 [DVD(字幕)] 9点(2009-02-18 23:11:30) |
4. 2001人の狂宴
オリジナル信奉者としてはちょっとアレな出来なんですが、リメイクとか何も知らないで観たら面白いと感じるかも。ゴアシーンも今どきの映画らしくちゃんと作られているし、ロバート・イングランドのハイテンションな演技も堪能できる。ただ、やはりオリジナル版の、ほとんど偶然から生まれたような無意識の恐怖感は味わえるべくもなく、この点数で。 [DVD(字幕)] 4点(2008-03-05 09:47:46) |
5. ニューヨーク1997
スネークって、実は弱いしアタマも悪い。でも抜群に格好良いのだ。痺れます。 [DVD(字幕)] 8点(2007-11-04 11:19:43) |
6. 2000人の狂人
《ネタバレ》 どこからどう見てもチープでいかがわしいだけのこの映画が大好きだ。大岩転がしの岩は発砲スチロールを茶色く塗っただけだし、斧でぶった斬られた女性の腕は明らかにただのマネキンだし、エキストラはみんな素人丸出し。しかし、この朴訥とした雰囲気が逆に妙な怖さを醸し出しており(脳天気なバンジョーの響きも最高!)、ただのC級映画では終わらせない何かがある。被害者よりも加害者の数が圧倒的に多いという不条理。老いも若きも嬉々として殺人に参加する異常さが実によく出ていてる(2000人って言ってるけど、実際には40~50人くらいしか画面に映っていない)。ハーシェル・ゴードン・ルイスの作品は『血の祝祭日』と『血の魔術師』も観たが、本作が最高傑作だろう。 [DVD(字幕)] 9点(2007-07-26 19:57:07) |