1. オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ
昼の2時から見始めたというのに、リビング中に満ちたこの夜の空気は一体どうしたことだろう。夜のなかでしか生きられない吸血鬼達のシュールな日々。我らゾンビは命を廻らせている。死んでも死んでもまた生まれてレコードみたいにぐるぐる廻りながら人生というのを繰り返している。永遠に一方通行の旅を続ける彼らがボンヤリとした明かりに照らされながら活動する画の美しさ、そのシニカルな会話の楽しさ。美しい芸術をありがとう、映画もきっと彼らが上物をちびちびすすりながら作ったんだろう。ティルダ・スウィントンは多分本物の吸血鬼じゃないかと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2014-07-03 16:43:39)(良:1票) |
2. オズ/はじまりの戦い
《ネタバレ》 こっくりとした油絵のような色使いは、初代「オズの魔法使い」を思い起こさせる。ごめんね、オレペテン師だから。足を治せなくてごめんね、友だちだぜってハグできなくてごめんね、「オレに付いてこい何も心配するな愛してる!」って言えなくてごめんね。ここに来たから言えるんだ、虹の向こうの世界に。 [DVD(吹替)] 7点(2013-09-06 15:51:48) |
3. 俺たちフィギュアスケーター
なんだぁ、てっきりフィクトナーも全身タイツ着るのかと… [DVD(字幕)] 5点(2008-05-24 09:57:33) |
4. オースティン・パワーズ
これはもう、ノリについて行けないとどうしようもなく寒い結果が待っているタイプの映画ですよね。M・マイヤーズがおバカを真面目に熱心にやっているのは認められるけど、ノレなかった私には観ている間苦痛でした…。あちゃちゃ。 3点(2004-03-20 18:43:46) |
5. オンリー・ユー(1994)
コメディのマリサ・トメイが大好きなので点は甘いかも。とにかくテンポが良い。思い込みだけでイタリアまで行っちゃうし、結構選り好みしてるし、彼女に共感したかと聞かれると・・・。でもコメディとして楽しく良くできてました。 6点(2004-02-02 16:57:03) |
6. 乙女の祈り
神戸で起きた、日本を震撼させた事件の犯人が、14歳の少年だったと告げるテレビニュースを見ながら、私はとっさにこの映画のことを思い出した。自分の心のなかにある世界でしか翼を広げられない、子どもでも大人でもないあやふやな「生」のかたちを映したこの映画は、とても怖くて切ない。二人しか解からない世界に浸る少女たちは、見ているものをゆっくりと物語の中に引っ張る。ケイト・ウィンスレットが怪演。映画の雰囲気も相まって、すごい女の子だと感心した。 [映画館(字幕)] 8点(2004-01-16 20:04:03)(良:1票) |