1. パブリック・エネミーズ
「犯罪王ディリンジャー」とは違って官権側の描写にも尺が割かれているので倍の2時間超えとなっています。 の割には追われる方の残忍さと追う方の執念が全く感じられず退屈でした。脚本家の差なのでしょう。 両俳優を「ヒート」と比べること自体おこがましい限りに思えます。 59年後の映像技術でドンパチ模様が目を惹いただけの作品でした。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-07-15 13:52:24) |
2. パフューム/ある人殺しの物語
香りよりも街並みやグルヌイユ自身の汚臭に吐き気を堪えながらの鑑賞でした。 ただの一度も愛情を受けず、育児放棄されたライオンのような彼が行く畜生道はなかなかのものでしたが、あの結末はワケワカメで唖然とするところでした。ダスティン・ホフマン、アラン・リックマンの確かな存在感に+2点。 [DVD(字幕)] 4点(2024-06-24 08:25:07) |
3. 晴れた日に永遠が見える
《ネタバレ》 予備知識無しだったので、ジャック・ニコルソン登場にびっくり仰天。どうしようもなくつまらないチョイ役での出演を引き受けた理由を知りたい。主役二名の歌は流石にお上手でしたが、つまらないオハナシに退屈甚だしい作品で、邦題に寄せた期待は空振りに終わりました。 [DVD(字幕)] 4点(2024-04-29 00:35:43) |
4. パーティ
(屋外シーン6点+屋内シーン1点)÷2-ヘンリー・マンシーニ作品0.5点=3点。 屋内シーンでのピーター・セラーズがひたすらに気色悪く笑えない。 インド人設定ですが、無意味にニヤニヤするところは監督のインド人認識なのか、違いますよね。 野暮な物言いなんでしょうが、率直なところです。 [DVD(字幕)] 3点(2024-03-22 03:00:11) |
5. バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
マイケル・キートン及びエンタメ業界内輪ネタ作品。あるあるテーマでのありきたりを嫌ったのか知りませんが、有名俳優の名を出すだの妄想だのカメラワークだの、技巧っぷりが策士策におぼれる感があり全くもって退屈でした。劇中劇のつまらなさは悶絶モノ。ヘレン・ミレン演じたコラムニストのクソババアぶりに比べたら本作批評家の可愛い事。決着が舞台上でなかったのがガッカリのダメ押しとなりました。 [DVD(字幕)] 3点(2024-01-28 19:23:10) |
6. 83歳のやさしいスパイ
《ネタバレ》 初っ端にアル様トニー・モンタナが出てきて二度見(嬉) 爺さんマシンガン乱射大暴れ・・・でも、ドキュメンタリー作品だし・・・ん? 冒頭面接からラストまでホノボノで満ち溢れていたのはセルヒオ爺様のお人柄の賜物。穏やか、知的、几帳面、優しい、聞き上手。お婆さん全員のハートを鷲掴み。ジェームズ・ボンドが83歳になったらこうなるのかと思ったり。 スパイ活動のハラハラのハの字もありませんでしたが、 「長寿という聖なる喜びを享受出来る者は多くないのだから」 老いる心の有り様が身につまされた掘出物の逸品です。 [インターネット(字幕)] 8点(2023-10-31 14:57:15) |
7. バビロン(2022)
開始から30分ぐらいに亘る薄汚いバカ騒ぎに我慢の限界が来て消そうとしたところ、リモコンを探している間に「ん?・・」思いとどまりどうにかこうにか完走出来ました。30分カットしても150分は長過ぎる。 サイレントからトーキー移行で変化に適応出来る者出来ない者がマニーの目を通して描かれ彼の青春物語でもあります。 ゴシップコラムニストとジャックのやりとりに(3点)、「すべては一度、すべては永遠であり、魂は、かつて生き、永遠に生きる」映画人を羨ましく思うところです。 [DVD(字幕)] 3点(2023-09-24 00:49:24) |
8. バックドラフト
《ネタバレ》 デ・ニーロに夢中な頃に観て以来30年ぶりの鑑賞。殆ど内容は忘れています。 デ・ニーロとドナルド・サザーランドの殺気を腹に仕舞い込んでの静かな対峙は流石の名優、リプレイタイム。 車中で血の涙を流すカート・ラッセルに「生きて! もうちょっとやから、頑張って」応援したのですが。お疲れ様でした。 ケダモノと呼ぶに相応しい火の映像、スタッフに拍手 3人殺したスコット・グレンが同様に英雄として祭られるところに-3点。 刺身のつまにもならない女優2人は論外で全カットでよかったかと。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-09-05 16:32:27) |
9. 白鯨
《ネタバレ》 原作未読。恥ずかしながらエイハブが独りでモビーディックと闘う話だと今日まで思っていました。多くのクルーの仕事ぶりが興味深く、リチャード・ベーズハート、レオ・ゲン、ハリー・アンドリュース、フリードリッヒ・フォン・レデブールの個性豊かなキャラがグレゴリー・ペックに劣らぬ存在感でした。結末は心底仰天、あの場面でレオ・ゲンに心変わりさせたのは何なのか? 一人を残して道連れにさせられたクルーに出航時を思い消沈であります。1956年製の映像はなかなかの迫力の力作を堪能しました。 [DVD(字幕)] 7点(2023-07-22 11:52:43) |
10. ハムナプトラ2/黄金のピラミッド
《ネタバレ》 冒頭のロックさんにブレンダン・フレイザーとの対決を心待ちにしたのですが、待ってましたのスコーピオンキングに失笑。ロックさんよくこんなの引き受けたなぁ。煽りを食ったのか以降のイムホテックのトーンダウンからヘタレた最期にこちらもトーンダウン。しかしながらそこまでが前作より楽しめた力作です。 [DVD(字幕)] 7点(2023-07-02 22:33:58) |
11. ハムナプトラ/失われた砂漠の都
初見。コミカルなインディジョーンズの感が。特撮は気持ち悪さが先にたって怖さは感じなかった。退屈すること無く楽しめた力作です。 [DVD(字幕)] 6点(2023-06-29 00:41:44) |
12. ハードロック・ハイジャック
クレジットのスティーヴ・ブシェミに100へぇ、「コン・エアー」のイメージとかけ離れていた役柄に無限へぇ。つまらない話ではありましたが、ブシェミ、ブレンダン・フレイザー、アダム・サンドラーの馬鹿騒ぎが嫌みなく楽しめました。 [DVD(字幕)] 4点(2023-06-27 01:48:49) |
13. パラダイス・アーミー
思いついたまま書き散らかして見直ししてなさそうな脚本が酷い。お目当てビル・マーレイは二枚目でもなく三枚目でもなく魅力ゼロ。EM50の見た目お粗末さは本作に相応しく「あほくさ」脱力。コメディらしいのですが1秒も笑えずお開きとなった駄作でありました。 [DVD(字幕)] 3点(2023-03-11 00:58:32) |
14. 走れ走れ!救急車!
脚本が雑で話が何処へ向かうのか分からず全く興に乗れません。ハーヴェイ・カイテルの棒読み芝居に白け、先日亡くなられたラクエル・ウェルチの地味~な存在も歯痒い。名のある監督による凡作が残念。 [DVD(字幕)] 4点(2023-03-05 02:18:59) |
15. パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画
いやぁ、面白かった!! 松本清張「わるいやつら」が思い浮かぶ、見事な脚本、テンポ良くハラハラさせられる展開、いけ好かないミッキー演ずるグレッグ・ギニアの名演ぶり。お薦めの快作です。 [DVD(字幕)] 8点(2023-02-12 01:44:03) |
16. バニシング・ポイント(1971)
《ネタバレ》 余りにも広大な光景に、何時も見る私鉄やJRの窓から見るゴチャゴチャした街並みの何千年前の姿なのかと妙な感慨が。挿入される過去シーンと逃走&撃沈への心情が繋がらず、反体制を謳っていそうで響くものが無かった作品です。 [DVD(字幕)] 5点(2023-01-10 00:03:08) |
17. 裸の拍車
《ネタバレ》 西部劇のアクセントとしてインディアンとの銃撃戦があるものの、登場人物5人による心理戦がメイン。お目当てロバート・ライアンが素晴らしい。ヘラヘラ微笑みを浮かべて実は無実なのでは、最後のほうまで分からず。一周回って元の位置のようなラストの対決は目もくらむ映像と相まって手に汗握るもの。拍車があのように使われるとは! ハリウッドの良心ジェームズ・スチュワートらしい結末が唐突で無理筋を感じたところが惜しいものの、見惚れる大自然を舞台にした見応え十分の作品です。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-11-29 19:01:50) |
18. ハリウッド・スキャンダル
脇役陣が結構豪華で時の流れを感じるお顔立ちが感慨深かったのですが。誰にも共感できない三角関係痴話話が退屈でありました。 [インターネット(字幕)] 4点(2022-09-23 02:29:03) |
19. パリ3区の遺産相続人
ヴィアジェの件は添え物で不倫話がメインなお話。「仕方がなかったのよ、どうすれば良かったの?」開き直って正当化するのは、おフランスならではか、胸糞の極み。甘々な結末もおフランスならではか、白けてしまう。名優三人は貫禄たっぷり、流石。 [DVD(字幕)] 5点(2022-09-16 09:48:22) |
20. パワー・ゲーム
ゲイリー・オールドマン、リチャード・ドレイファス、ハリソン・フォードの無駄遣い。とりわけ悪役二人の棒な台詞回しでの大根芝居が侘し過ぎる。彼等は捻りの無いご都合主義な脚本にやる気が失せたのだろうか。期待はずれの愚作にガックリ。 [DVD(字幕)] 3点(2022-09-14 01:49:49) |