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コメント数 542
性別 男性

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1.  東への道 《ネタバレ》 
145分ver.を観たのですが、所々で本筋とは関係ないようなシーンが混じっていたこともあり、少々長く感じられたと思います。 長尺フィルムなだけあって、全部が良い保存状態であるというわけにはいかず、欠損している箇所がいくつかあり、そこに静止画を挿入したりスポークンタイトルでそのシーンの説明文を挟むなどといった方法で欠損部分を埋め合わせていました。 ストーリー全体に関して言えば、お決まりとも言えるリリアン・ギッシュの悲恋もののお話ですが、リチャード・バーセルメスの好演も奏功して、後半のサスペンスの雰囲気などは特に見ごたえのあるものになっていたと思います。 「私は人の妻にはなれないの」と部屋に逃げ込み、愛を受け入れることが出来ずにいるリリアンの姿には胸を打たれましたし、またリリアンが突然現れた雇い主に家を出ていくよう迫られる場面で、リリアンが自身を捨てた男を睨みつける時、二人をワンフレームに収めたショットから彼女が鬼気迫る表情で真実を暴く姿を捉えたカメラが、特に目立った仕事をしているわけではないものの、ここは自分に対し強烈なインパクトを残しました。 ラスト、家を飛び出して流氷の上に崩れるリリアンと彼女を探し当て助けにいくバーセルメス、そして眼前に迫る滝。このトリプルショットのクロスもさすがグリフィスという感じで見事だったと思います。 最後の結婚式のシーンで、コミカルなシーンが入ってきてしまったのが玉にキズで、このラストの大事なシーンはジョン・フォードやムルナウの傑作に見劣りしてしまって残念でしたし、よく考えるとタイトルの「東」も解釈が難しいです。
[映画館(字幕)] 7点(2014-07-19 15:42:15)
2.  緋色の街/スカーレット・ストリート 《ネタバレ》 
ストーリーは、パッとしない初老の出納係が悪女にのめり込んでいってしまうという既に何度か見たことのある話なんですが、序盤から主人公クロスの人物描写のきめ細やかさには目を見張るものがあり、興味を引かれるところであります。 雨の中、友人を傘に入れてあげたり警察を呼びに行ってあげたりするだけでなく、傘が破れているところをさり気なく入れてみたり、金庫から金を取ろうとして思い直したりするところや、エプロンをつけて家事をする姿なんかは滑稽を通り越して悲哀な印象すら覚えるほど。一方、悪女キティの方も、タバコを投げ捨てるだけでなくその先の流し台の中までも描くところなんかも唸らさざるを得ないようなワンショットだと思います。 人物の描写は丁寧で好きなのですが、やはりストーリーにアラが目立つのが難点でしょう。 一番気になってしまったのが、遠近法がメチャメチャと言われた絵が何故か高値で買い取られてしまったのと、金を工面するシーンが出てきたにもかかわらず最初に出てきた懐中時計がキーアイテムとしてその後に全く活用されなかった事なんですが、他にも、キティが主人公の台詞を借りて堂々としているにもかかわらず彼女は自分の絵に自信がないという設定で押し通そうとしていたり、殉職したはずの元夫と夫人が再会した後から裁判で証言をするシーンまでの過程が描かれていなかったりといった所もツメの甘さを感じました。 しかし、サイレントの影響を感じさせる音響演出なんかは好きですし、決して悪くはない映画だと思います。
[映画館(字幕)] 7点(2012-09-28 00:45:03)(良:1票)
3.  ヒッチ・ハイカー 《ネタバレ》 
緊張感はハンパないです。 しかし、いくつかアラがあるのが難点。 オープニングのファーストショットが長回しで撮られているのですが、夫婦を銃で撃ってから警官が現場に来て懐中電灯で状況を確認するところまで、何故時間の経過を感じさせないような撮り方をしてしまったのか? 確かに、犯人役の男の抜け目のなさや開きっ放しの片目などキャラが立っていて存分にスリルが味わえるものの、如何せんストーリーに深みが感じられないと思います。 映画後半では、警察がラジオ放送を利用してワナを仕掛けたにもかかわらず、せっかく荒野の中で釣りの格好をしていてもその場違いな様子をスリルに結び付けられないプロットだったり、巻き込まれた側の一人が銃の名手であることを伏線にして最後にそれを生かして事件を解決することもしなかったり・・・。ちょっと勿体無いような気がしました。 結局、ただ事件が起きて犯人が捕まって終わりというだけのストーリーにしかなっていない。事件が起こる前に登場人物の背景も語られず人物描写もロクにしない。だから、解放された二人がひと言も喋らないで終わってしまうという、味気のないエンディングになってしまうのだと思います。
[映画館(字幕)] 7点(2011-04-11 01:10:25)
4.  ヒッチコックの ファミリー・プロット 《ネタバレ》 
晩年のヒッチコックの作品ということで観る前から全然期待していなかったのですが、DVDのメニュー画面を見ると早くも駄作オーラがプンプンと・・・。 登場人物も知らない人ばかりだし、会話も下ネタに走ってるし、観始まってから更にトーンダウン。 けど、ストーリーはよく練られていてなかなか面白いです。しかも、最後の方の家に忍び込むシーンなんて「サイコ」の終盤で感じたようなドキドキ感が味わえて、このシーンは特に良かったと思います。 自分はコメディの要素は余り感じられなくて、むしろその方が良かったような気がしました。 ちなみに他の方のレビューにある「ステーキばかり・・・」というセリフはDVDにはなかったです。
[DVD(字幕)] 6点(2008-08-25 01:50:43)
5.  桃色(ピンク)の店 《ネタバレ》 
自分も、邦題にツッコミを入れようと思いましたが、中身の方に集中させていただくとして・・・この映画のストーリーの肝は、主演二人がそれぞれに文通相手がいて、目の前の同僚なんかとは比較対象にもならないほどの立派なお人という時点で、お互いの文通相手がこの常にいがみ合っている相手同士なんだろうなということが予測できないわけがない訳で、序盤は映画を観ている我々が、そして中盤以降はクラリックとその同僚を加えた人々が真相を知らないクララの行動を傍目から観察して楽しむという構図でしょう。 見終わって、それをラスト近くまで如何に引っ張れていたかを考えてみると、シガレットケースのネタも面白いとは思えませんでしたし、脇を固める店員たちも影の薄かった男が社長夫人との不倫関係にあったりといった中途半端な個性の持たせ方でしたし、クラリックが店主になってから不倫相手だった歳上の店員を解雇するくだりも社長のやり方と対比させる意味がわからないですし、やはり何よりも女性がまくし立てる場面が多すぎたのが大幅減点の材料で、映画の大半をクララが一喜一憂する姿を見て楽しむのに費やすのはちょっと無理があったように思えました。 序盤の、重曹を二人続けて買って来てもらって飲むシークエンスもいまいちでしたし、最後のO脚かどうかというのも、映画を締めるネタとしてはクオリティに欠けていたと思います。
[映画館(字幕)] 5点(2012-08-12 20:48:25)
6.  羊たちの沈黙 《ネタバレ》 
冒頭のオープニングクレジットのセンスのなさから、この映画ダメだなとすぐにわかってしまいます。 変な例えですが、人を見てお洒落かどうかを見るのは靴を見れば分かるといいますが、この映画でいえば、オープニングが靴にあたるわけで。 オープニングの出来の悪さが、ここまで素直に映画全体の印象に正直に反映されているのも珍しい。 何がセンスがないかといえば、登場人物の映し方。 正面からのアップ、カメラが徐々に近づいていってのズームイン・・・この監督は役者の表情だけで映画が撮れると勘違いしているのではないでしょうか。 人物に迫ったり、またアップで映すことでどのような効果を出すことが出来るのか、何故このアングルで撮るのかとか、まるで考えてもいないのでは。 ストーリーもまた何とも安っぽい感じで、FBIの捜査官が手に負えない捜査を学生に任せて解決に結び付けようとするストーリー設定もお前はコナンかよとか突っ込みたくなるし、最後クラリスが一人でビルの家に突入したりといった現実ではあり得ない展開もこれまた安っぽさ全開で、映画全体を見渡しても見どころはほぼ皆無と言いたい。 ただ、捜査官が囚人に逆質問され、クラリスの深い心の傷を少しずつ紐解いていくというパイオニア的プロットは多くの人に評価されているようですが、これもあくまで原作に因るものであって、決してこの監督の力量によるものではない。原作を凌駕するにはもうひとつ他の事で勝負してほしかったが、この監督のセンスのなさを見ると到底無理なんだろう。 例えば、予めペンを持たせると危険な目に遭うということを観る側の人間に植え付けておき、後半辺りでレクターのすぐ近くにペンが置かれている状況を4カットくらい見せているにもかかわらず、結局そのペンを使った恐怖は何も起こらずにレクターが搬送されてしまう。要するに、観ている側は肩透かしを食らった形になり、こういうところでも監督のセンスのなさが露呈されている。 何度も言いますが、原作と役者の演技だけの映画であり、このジョナサン・デミという人は映画監督としてのセンスがないと断言できてしまいます。 唯一、トイプードルが可愛かったというところだけが評価できるかなと。これなら「羊たちの沈没」といい勝負。
[映画館(字幕)] 4点(2010-05-03 14:51:38)(笑:1票)
7.  羊たちの沈没 《ネタバレ》 
羊たちの沈黙のパロディのはずなのにサイコがメインになってるところがダメ。笑える場面はいくつかあったけど、大爆笑するほどの場面はひとつもなかった。いや、「F・B・ア~~~~~~~~イ」のところはウケたかな。最後のどんでん返しのところ(自分の顔の特殊メイクを剥いでいくところ)は、まあ、評価に値する…かも。ちなみに、この映画でマーティン・バルサムは“探偵バルサム”役で出ています。おい!自分の名前をそのまま使うか普通・・・?
4点(2004-06-04 12:46:00)
8.  ヒズ・ガール・フライデー 《ネタバレ》 
ゴダールの某映画の中でこの映画のタイトルが出てきた事があるので、これは観ておかなくてはという義務感のみで観ました。 ケリー・グラント扮するウォルターとかいう男は、自分が観た映画の中で3本の指に入るほどの嫌悪感を覚える男。しつこい。自分中心。元妻が戻らないと分かった瞬間に暴言を吐く。女をハメて、やりつやられつでコメディが1本撮れるにもかかわらず、矛先を婚約者の男の方に向けてしまうというシナリオの粗悪さも相俟って最低の人物像に仕上がってしまっているのが可哀想に思えてきます。 また、婚約者を捨てその男についていくヒルディとかいう女も同様。一時の気分で相手を交換するヒロイン像を作り上げた製作者達には映画を作るなと言いたい(もういないだろうけど)。 ワイルダー同様“脚本の映画”には嫌気が差すが、この映画はそれ以前の問題。 一応コメディなので面白い部分を探すと、ごくたまに一部の場面や会話で笑える部分というのは確かにある。実際に笑いもした。 台本の厚さを競っているとは思いたくはないですが、これほどの量をバラ撒けば数撃ちゃ当たるのも当然。
[映画館(字幕)] 3点(2014-01-06 01:09:34)
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