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1.  マッドマックス:フュリオサ 《ネタバレ》 
 IMAX音響で視聴。   怒りのデスロードの前日譚という事で「怒りのデス・ロード」に熱狂したのと、主演のフュリオサを、以前から応援してるアニヤ・テイラージョイが演じるという事で、非常に期待して観に行った感じです。   端的な感想としては、マッドマックス世界をバリバリ描いてイカレタ世界観とか、激しいアクションシーンの数々とか、各役者の熱演とか新登場キャラも良かったし、ストーリ展開や落ちはマッドマックス世界らしい展開と落ちで良い感じと思ったんですが、フュリオサの敵役のディメンタス将軍がショボくて、せっかくいいお膳立てをされても悪役が映えないとメリハリが付かないよなー、ということで、実に惜しい感じでした。   あと、アニヤ・テイラージョイ演じるフュリオサが美しすぎる(笑)。   幼少期のフュリオサは子供なのに肝が据わってたくましく美しく将来の成長が楽しみな感じで非常に良かったし、母親のスナイパーもメチャカッコいいし、フュリオサを助けてくれる警護隊長ジャックもカッコいいし、あと、今回はまだ負けないイモータン・ジョーが悪役だけどクソカッコイイというのが驚きでしたか、アニヤ演じるフュリオサも中盤恒例の難しいダンプのカーアクションで大活躍で熱演してしており、それぞれ良かったんですけど全体のまとまりとしてどうかってところで。   クリス・ヘムズワース演じるディメンタス将軍は、いろいろ非常に難しい役柄と思われて長台詞や見せ場が多数あって熱演されてたと思うんですけど、マッドマックス世界的なありがちな残虐な悪役かというとそうでもなく、それは意外性として悪くはないんですが、文明が失われた世界で過去の文学とか知識を身につけた知的な悪役ならそれでも良いかと思ったらそうでもなく、意外と簡単な騙しにすぐ引っかかって間抜けな面を見せ、逃げたフュリオサを追うため閉じた門をどう知的にクリアしていくかというと知性のかけらもなく力推しで巨大ジープで無理やり門を押しつぶして進むとか、フュリオサに追われて逃げる時も姑息にせこく立ち回って、小物臭が半端なく、言ってることも行動も支離滅裂で一貫性がなく、全然復讐に値しないっていうか、全体の構成が復讐相手の悪役さえ引き立てばそれだけで全体が締まるようにおぜん立てされてたにもかかわらず、悪役として煮え切らないため、いまいちまとまらなかった印象を受けました。   クリス・ヘムズワースは悪役はあんまり向いてないのかもなーって思ったり。   あと気になったのは、アニヤ・テイラージョイが美し過ぎるせいでついつい綺麗に見せるカットを長めに撮ってしまうというのが本作でも発揮されてしまってるのが、フュリオサって性別を隠して潜伏してるはずなのに目立ちすぎるのはどうかというのがあり、緊張感を削いでたかと。あと警護隊長ジャックが人生経験豊富で思慮深そうなのにすぐにフュリオサに恋に落ちてしまうのがちょっとどうかというのと、アニヤ・テイラージョイ演じるキャラクターが素直に恋愛関係になると必ず相手はしぬ(苦笑)展開がすごいベタに来て、またかー><と思ってしまいました。  あとフュリオサって完全に自立して力強い印象だった(幼少期もそうだったし)のが、女性的な弱い一面がちらほら各所に見えてしまったのがどうかとも思ったり。   逆に良かったのはイモータン・ジョーが終始一貫筋が通ってて悪の魅力に満ち満ちてたのと、アクションシーンも相変わらずの迫力に新アイデアも盛り込まれて素晴らしかった(パラシュート最高!)ってところですか。   落ちについては、個人的にはマッドマックス世界的にとても良かった(マッドマックス世界ならそう来なくっちゃ!)んですけど、ああなるには悪役がバチクソにキレキレに引き立ってないとなあ、ということで実に惜しい印象でした。   そんなところです。
[映画館(字幕)] 7点(2024-06-11 13:53:43)
2.  マルセル 靴をはいた小さな貝 《ネタバレ》 
 アマプラで観ました。   昨年上映されて、各賞にノミネートされるなどちょっと話題になってたりはしており、ただ海外のアニメ作品って上映館が少ない上に、面白そうと思ったらもう地元では終わってたり、まだ上映してても第2週目から朝一上映に切り替わったりで仕事帰りに観に行こうとしても夜にはやってなかったりで(対象年齢が子供とかだったりするのもあって)、わざわざ視聴のために県外の大都市圏に行くのも交通費だけでとんでもないとかあって、観ること自体が著しく困難だったりして先送りにしてしまうことがよくあります。逆にアマプラ等の動画配信サイトで割と早めに出てきたりするので気が付いたら観たりします。   アニメと言っても、非常に多様な表現があって、加えて海外ものだと日本の主流からするとかけ離れた様式のものが多々あるので実際観てみないと全然わからないことがよくありますが、本作はモーションキャプチャーのアニメーションに、普通のリアルな人間もいっしょに登場するという独特の表現をしており、人間どころかリアルの動物や虫なんかも登場して、虫に一体どういう演技をさせるのか!? という驚愕の表現などもされてて表現としてかなり面白かったです。自然にあるものや現実の人の家にあるものを、ちっぽけな貝の視点で見直してみると人から見えるものとは別世界が切り拓かれて非常に面白かった。スケートのシーンとか良かったです。   キャラクターの方も、タイトルの通り小さな巻貝にちょこんと2本足と手を2本をくっつけただけの簡素なもので、映像がしばしば人間スケールだったりするので大きな画面の中で、虫のようにごく小さなマルセルとおばあちゃんがチマチマ動くだけで、最初は昔の教育番組なんかでやる人形を出してやるすごいレトロな表現に近くてアニメ表現としては古めかしいあまり新しさのないものかと思ったんですけど、巻貝の穴の部分に目がついて、口のところが切れ込みが入って細かく動き、手足も表情豊かに実に繊細に動いて、加えて主人公のマルセルの声が実にかわいらしくしゃべって(吹替え版で観ました)、終わってみたらあの小さくチマチマ動く手足のついた貝たちが可愛くいとおしく見えてくるという、昔アバターっていう映画で非人間的な異星の種族たちが観てるうちにどんどん魅力的に見えてくるようになるという、同じような感覚を本作品でも味わいました。   ストーリー的にはとにかく主人公のマルセルとおばあちゃんのやりとりが終始ほほえましく、特に終盤の、大事な孫のマルセルのためにやる数々の行いに心を震わされて、ぐぐぐぐってなってしまいました。本映画は作業中に、ながら見であまり集中してみようとしたものではなかったんですけど、思わずぐっと引き込まれてしまって、これは他ごとしながら観るようなものじゃなくて、ちゃんと観た方が良いですよと書き残しておきます。
[インターネット(吹替)] 8点(2024-06-09 12:40:43)
3.  マレフィセント2 《ネタバレ》 
 ディズニーの、明るく華やかな絵面のおかげで、話のダークさと噛み合って稀有なダーク・メルヘン・ファンタジーが絶妙なバランスで成立しててとても好みな感じなんですけど(エル・ファニングはずいぶん能動的に演技できるようになってて好感持てるし、アンジェリーナ・ジョリーは衣装のせいかあまり動かないんですけど、あの人間離れした病的美しさが素晴らしいとか、ミシェル・ファイファーの王妃様の悪役ぶりも良し)、話の要素がとにかく詰め込み過ぎで、終わりのハッピーエンドも限りなく無理やり感あふれてて、なんとも評価しづらい感じではあります。   しかし、ファンタジーとしては、ストーリーとか割とどうでもいいので、とにかく幻想的で美しかったりおぞましかったり恐ろしかったりするイメージがとにかく山盛り詰め込まれてれば、そういう点では十二分に素晴らしい出来かと。マレフィセントの出自とか、いや、設定を見せたかっただけだろうと、そう突っ込みたくなりますが、それが良い(偏見   個人的に気になったのは、前作からのテーマで「真実の愛のキス」というのがあって、前作ではおとぎ話の中での女性同士のキスを「母娘の愛(疑似)」ということで違和感なく昇華してたのですが、本作は男性同士のキスということで、本当は王子に、王様にキスさせようというプロットを考えてたのではなかろうか、という節が各所にあるんですけど、結局様々なジェンダーのしがらみを乗り越えて多方面に受け入れられる作品を次々発し続けてるディズニーでも、さすがにまだそのタブーは乗り越えられなかったか? というあたりがちょっと惜しい感じがしました。私のただの妄想かもしれません(笑(保証せず   そんな感じです
[映画館(字幕)] 7点(2019-11-18 22:57:11)
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