1. ミルク(アメリカ映画)
ハーヴェイ・ミルクという人物を美化しすぎず、無理に誇張するような演出をするわけでもなく、バランスよく出来ていたと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2010-01-26 01:56:42) |
2. ミスト
《ネタバレ》 映画が終わった後の感覚が何かに似ていると思ったら、競馬で一頭の馬をずっと追いかけて単勝を買い続けても全く勝たず当たらないので、もうさすがに勝たないだろうと買うのをやめたとたんに、その馬がレースで勝つという怒り、不満をどこにもぶつけられない感覚に似ています。 それを想像すると主人公の気持ちに少しは近づけると思いました。カタルシスの真逆の感情を味わった感じです。そして後々考えてみると、主人公の行動が全て裏目に出ていた事を思うとさらに悲壮感が増します。本来なら霧が晴れた希望の世界が、絶望の世界に見えました。 独特の世界観と空気をもっている映画で、霧を使うという発想も面白くそのことで神秘性や怖さが増していました。 [DVD(字幕)] 7点(2009-11-13 18:51:18) |
3. ミザリー
《ネタバレ》 物語の大半が一軒の家もっと言えば一つの部屋で繰り広げられているのに、全く飽きを感じさせず、小さな山場を多く持ってくる事で緊張感を終始保ちながら観ることができ、時々出てくる保安官と妻の平和を感じるやり取りで息抜きをすることも出来る。またアニーの怖さ恐ろしさを、グロテスクな映像を多用してみせるのではなく、表情や口調の変化、BGM、彼女の突然変化する人間性で感じさせるみせ方にも凄さを感じ、話の節々から演出の巧みさを感じ取れました。 [DVD(字幕)] 6点(2008-12-21 01:59:00) |
4. ミッドナイト・ラン
《ネタバレ》 レンタル店に行ったら、アクションの棚に置かれていたのに、ふたを開けてみたら中身はコメディタッチのロードムービー。シリアスな内容になってもおかしくない状況なのに、何でだろうと考えてみたら、登場人物全員がどこかヌケていて憎めないキャラクターなのと、音楽、脚本に原因があるのだと結論。しかしそれがたまらなく心地がよくて面白い。派手な演出はないものの、一言一言がウィットに富んでいるセリフと、さりげなくて笑える伏線、ラストのデニーロの絶体絶命な状況からの大逆転や妻に対する未練からの脱却による精神的な成長。どれをとってもすばらしい物があり、見所十分でした。マデューカスとの別れも、余韻を残しつつも、くどくなりすぎていなく、たくさんの言葉を交わさなくても何かを分かり合えた二人を堪能できました。全編を通して、何とも粋でこじゃれた作品でした。 [DVD(字幕)] 9点(2008-01-29 21:16:30)(良:1票) |
5. 未来世紀ブラジル
《ネタバレ》 どれだけ管理、抑圧しつくされた世界で身体の自由を奪われても、夢を見る事は奪うことは出来ない。その夢の中で最高の理想郷を見つけたサムは、見方によっては、この統制された社会から解放され自由と幸せを手にする事が出来たのかなぁとも思えました。 [DVD(字幕)] 7点(2008-01-25 17:35:48) |
6. ミッシング(1982)
重いです...今の僕には、考えることも受け止めることもできず、ただストーリーを理解することで精一杯でした...街中に無造作に死体が転がっていてそれに反応もしない市民たちがとても印象的でした。もっと勉強して観なおします。評価は何ともいえないという事でこの点数で。 [DVD(字幕)] 5点(2007-03-07 00:10:43) |