1. ローマでアモーレ
なんと愉快な夢物語。観光客が胸に抱く「憧れのローマ」そのままを舞台に、現実に不思議なエッセンスを加えた夢時間を過ごしました。ウディ本人も登場して皮肉もばっちり。彼の外国人目線がこの映画を最後まで愉しいものにしていました。あの葬儀屋のお父さんは本物のテノール歌手だそうで、時代先取りの舞台は爆笑でした。ツアーなんかやったら体中ふやけて大変だもの、断るわな。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-06-07 18:08:15) |
2. ローズマリーの赤ちゃん
《ネタバレ》 お洒落街NYで大竹しのぶが独壇場、という感じで、おどろおどろしい肌触りはほぼ皆無。周りがおかしいの?それともローズマリーが?という神経合戦でかなり引っ張ったのに、ラストのニューヨークスタイルな悪魔教集会で拍子抜け。子育て手伝えよって、あまりにも軽く言ってのけたのでアホらしくなった。 [DVD(字幕)] 6点(2012-10-14 21:05:16) |
3. ローラーガールズ・ダイアリー
《ネタバレ》 ベタ。王道。スポーツの熱を借りて、デキる役者の力をいっぱい借りて爽やかな話を作ればそりゃ面白い作品も出来る。ずるいっちゃずるいけれど、幼い頃からショウビズの世界で色々経験してきたドリューが改めて「女の子」を見つめて作ったこれは、ちょっとツーンとくる何かも味わい深かった。「31歳でローラーを始めた。好きなものを見つけるのにそれだけ時間が掛かった。」(しかもジュリエット・ルイスに言わせるという!)だって。それでいいんだよ全然。この言葉を欲している大勢の大人や子どもが、この作品に早く出逢えますように。 [DVD(字幕)] 8点(2011-05-15 17:24:28) |
4. ロック・ネス
《ネタバレ》 「観るな」と忠告してくれた友よ、すまん。これはおバカ映画ではない。ダメでつまんない映画。ただし登場人物全てのおバカ度が高い。だってみんな目撃してんじゃんよー、もったいぶってさー!どこがダメか語るのにビールの一杯も引っ掛けたくなってきたぞ。 2点(2004-07-07 20:04:36) |
5. ロミオ&ジュリエット
この映画の最大の魅力は、古典そのままのセリフや話の流れと、舞台を現代に移したことで起こる視覚とのギャップだと思う。アロハ着用は日常茶飯事、乱痴気騒ぎのパーティ、教会内部は極彩色、決闘はビーチ…この情景のなかでみんな真面目に何百年も前に書かれたセリフを言う。私はこのある種の実験に合格点を付けられる。好き。華やかな色遣いの渦の中で、現代では考えられないほどもどかしい進展のラブストーリーが繰り広げられる。超有名なストーリーなのでドキドキするようなこともないが、主役の若い二人が活躍する様子は美しく、P・ポスルスウェイトのような重みある役者も、鮮やかな画面の中で違和感なく格好良く写っていた。私のなかで「ロミオとジュリエット」のイメージは溢れる色彩を伴って、この映画そのままになってしまった。 8点(2004-04-04 18:18:37)(良:3票) |
6. ロスト・イン・ラ・マンチャ
主演テリー・ギリアム。職業夢想家。たまにそのアイディアをわがまま言いながら映画なんかにして、時に成功時に失敗を繰り返す、問題児と言われているらしき私の大好きなオジサン。これは如何にして彼の永年の夢が水の泡になっていったかというドキュメンタリー。ギリアムは最初から最後まであまり表情は崩さないが、痛々しくってなんだか見ているうちに私自身の顔がしょっぱい表情になっていくのがよーく分かった。当然だが映画を作る課程の大変さというのもよく伝わってくる。監督の出すアイディアをものすごい人数のスタッフで支え、ちょっとしたつまづきにみんなして溜息を漏らす。洪水で流れていくセット、撮影中止になり再び段ボールに詰められる衣装の映像に、非常の現実世界を感じる。いろいろな理由でお釈迦になった映画はこれ以外にもごまんとあるはずだ。みんなの夢と娯楽のために、皆さん本当にありがとうとなんだか手を合わせたくなる。さてギリアム氏、こんな自らの失敗談まで劇場公開するとはそれもすごい根性。なんでもいい、こんな形でもいいから金稼いでくれ。絵コンテ売ってもいいじゃないか、きっと売れる。理想の夢が映像化され、世界中に知れ渡るまで是非とも諦めないで頑張って欲しい。いつでも大きな拍手を送る準備はできているから。最後に、他の映画とはちょっと違うタイプの作品なので点数は低め。それでもやっぱり甘め。 7点(2004-03-08 17:34:05)(良:4票) |
7. ロッキー
私は、仕事や家事で長い時間をかけてやっと何かをやり遂げたとき、「エイドリア~~~~ン!!」と言う癖がある。最近では庭の草むしり。 8点(2004-02-17 20:47:39)(笑:3票) |
8. ロミーとミッシェルの場合
《ネタバレ》 どっかずれているけど憎めない二人組女の子ちゃんのお話。ただただ明るい。この世で一番どうでもいいような会話を繰り返しながら毎日を過ごし、見栄張りのため故郷に帰っていく姿が笑えます。ハイスクール時代の回想シーンを含めてファッションもなかなか楽しめます。ラスト近くのミシェルの啖呵にスッキリ!!それから、フットルースはもっと腹に力入れて歌ってくれ!! 8点(2004-01-01 19:26:38)(笑:1票) (良:1票) |