181. アラビアン・ナイト(1999)
物語は中世のはずだがこの映画では近世を思わせる。だがファンタジックな要素は十分で、シャハラザードが語る千一夜物語も魅力たっぷりでおもしろい。王(サルタン)でなくてもついつい引き込まれてしまう。アリババやアラジンの物語を見ながら、子どもの頃読んだ童話を思い出した。よく言えば終盤がちょっとあっけないように思うが・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2014-01-25 16:45:51) |
182. アリババと四十人の盗賊(1944)
「開けゴマ」の合図で洞窟の扉が開く、子どもの頃童話で読んだアリババの物語。40人の盗賊が出てくるのは同じだがどうも筋書きが違う。映画用に筋書きを変えたのだろうがまずまずおもしろい冒険劇。 [DVD(字幕)] 5点(2014-01-24 08:28:20) |
183. 足ながおじさん
「私がいくらお便りしても一度も返事をよこさない足ながおじさん、あなたはどんな人?」と空想を巡らすジュリー、とてもファンタジックでロマンチックな物語である。子どもの頃読んだお気に入りの小説だ。映画はこの空想シーンがミュージカルになりダンスになる。アステアのダンスは芸術的であり、対するレスリー・キャロンも本職ダンサーだ。このふんだんに盛り込まれたダンスシーンが好きでないと、映画は途中から退屈になり長く感じることだろう。私は嫌いではないが何度も見せつけられるとやや・・・の方である。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-23 05:38:52) |
184. マリリン・モンロー 瞳の中の秘密
以前「マリリン7日間の恋」を見たときにも思ったのだが、映画で演じている女優マリリン・モンローと私生活におけるマリリン・モンローとでは大いに違う。お馬鹿な金髪のセックスシンボルとして見られがちな彼女の真の姿を、当時のテープや現代の男優と女優の言葉を借りて写し出していく。彼女のファンならば必見の映画と言える。 [映画館(字幕)] 7点(2014-01-21 07:07:34) |
185. アニーよ銃をとれ
ブロードウェイミュージカルで大ヒットした「アニーよ銃をとれ」、日本でも江利チエミ、桜田淳子が演じた。だが本場米国の映画になかなか巡り会うことができなかった。(長年DVD化されなかったため)いや見て感激、ベティ・ハットンの迫力ある演技、歌いっぷりだ。ガーランド降板の功名といったところか。射撃シーンはもちろん、乗馬シーンからおどけた格好まではつらつとしていてすべて良い。ただミュージカルとしてはトップれべるだけど、映画としては微妙。 [DVD(字幕)] 7点(2014-01-20 07:31:56) |
186. アラビアン・ナイト(1942)
王妃になるためには相手は誰だっていいシエラザードや、ランプをこすれど何も起こらないアラディン、昔の航海の思い出にひたるシンバット(シンドバット)、おもしろい登場人物たちだ。可もなく不可もなくといったところか。 [DVD(字幕)] 5点(2014-01-18 08:37:33) |
187. ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう
ハムレットやミクロの決死圏などパロディがかったのは悪くはないが、中程の女装とか変態じみたのは好きでない。 [DVD(字幕)] 5点(2014-01-16 21:53:20) |
188. 人生模様(1952)
まさに珠玉の短編集、オー・ヘンリーならではである。どれもが光り輝き、味わいがある。どれも好きだが、特に好きなのは「最後の一葉」と「賢者の贈り物」心に深く染み渡る。スタインベック自身が画面に登場し語り手(ナレーター)を務めるが、マリリン・モンローは第1話で通りがかりの街の女性としてちらっと出てくるだけである。 [DVD(字幕)] 8点(2014-01-15 20:07:31) |
189. ショウほど素敵な商売はない
映画としてのストーリーは浅く急展開だけど、歌って踊ってのミュージカルはトップクラスだと思う。そして「ショウほど素敵な商売はない」というタイトル通りのすばらしさを見せつけてくれる。マリリン・モンローの映画というよりは、ドナヒュー一家の物語(ミュージカル)と言うべきだろう。ムードのあるヴィッキーの歌よりも、明るくテンポの良い歌って踊っての歌が私は好き。主題歌も良いが、「夜行列車はアラバマ行き」が実に良い。両親の歌を二人の子どもが歌ったとき思わず涙が出てしまったほど、家族愛を感じさせるところが良い。 [DVD(字幕)] 8点(2014-01-14 20:07:27) |
190. 大列車強盗(1973)
列車強盗が起こるのかと思ったら起こらない、というより主演がジョン・ウェインなのでやっぱり西部劇。といってもたいした西部劇らしい派手なアクションは少なく人物描写も薄い。どだい砂漠の真ん中に列車の残骸というのも非現実的に思える。 [DVD(字幕)] 3点(2014-01-10 07:59:49) |
191. バス停留所
途中まではボーの強引さにあきれていたけど、映画としてはなかなかおもしろい。荒馬のりだけでなく投げ縄も見事。それにヴァージルの雰囲気作りのギターも良かった。 [DVD(字幕)] 7点(2014-01-07 11:26:34) |
192. 西部の王者
バッファロー・ビルの一端を知ることはできるが、この映画だけではなぜ人気があるのかや名誉勲章を受けた理由などがよくわからず不十分。白人がバッファローを乱獲しインディアンを苦しめたことはわかるのだけど・・・。リンダ・ダーネルももう少し絡めてほしかったし、流れが断片的。 [DVD(字幕)] 5点(2014-01-06 06:06:11) |
193. マスク(1994)
そういえば昔「トムとジェリー」というアニメをテレビでやっていたっけ。さしずめその実写版という感じだが、それにしても忠犬?マイロの活躍がすばらしい。今になってみればこんな馬鹿げた映画をよくぞ見たとも思うが、それでも見始めたらまた最後まで見てしまう。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-04 21:16:48) |
194. 透明人間(1992)
H・G・ウェルズ原作の1933年映画のリメイクかと思ったら、まったく別の映画だった。SFはSFだけどサスペンス感はないし、ホラーでもまったくない。コメディ風ロマンス? まあこれはこれで良いのかもしれないが、少し安っぽい。 [DVD(字幕)] 5点(2014-01-03 20:32:34) |
195. 透明人間(1933)
物足りないと言えばそれまでだが、短くすっきりまとまっている。当時の撮影技術では透明人間を作るなんて大変だったろうと思う。フランケンシュタインと雰囲気が似通っていると思ったら、同じ監督だった。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-03 06:23:50) |
196. JFK
「ダラスの熱い日」も大変衝撃的だったけど、この映画はそれどころではない。前者は仮説という印象が強かったが、「JFK」では証言証拠に加え綿密な理論に基づいている。それに引き替え、オズワルト単独犯としたウォーレン委員会では調査が行われなかったり、記録が残されてなかったりするなど不十分さが明らかで陰謀説が出てくるのは当然のことだろう。歴代大統領やキング牧師、それにロバート・ケネディまで暗殺されるとなると米国は病んでいると言われても仕方ないだろう。ただ映画の中の裁判では、オズワルド単独犯は証明できても、クレイ・ショーを有罪にできるかというと疑問である。 [DVD(字幕)] 9点(2013-12-31 23:40:22) |
197. ダラスの熱い日
ケネディ大統領が狙撃され、犯人として逮捕されたオズワルドも2日後に射殺されたニュースは当時大変なニュースだった。そして真相もわからないままに幕引きとなると陰謀論が続出、その中で作られた映画だ。だが実写フィルムとともに見てるとそれが本当のことらしく思えてくる。大変ショッキングな映画だった。後にJFKを見て陰謀説の確信がさらに高まったのだが・・・。 [映画館(字幕)] 7点(2013-12-29 22:38:12) |
198. 心の旅
ヒューマンドラマとして良作なのだけど感動がやや薄い。ピストルで撃たれ瀕死の重傷を負った割にリハビリが驚異的なほど成功したためなのか。どうしてもストーリー進行がうますぎるように思える。おかしのリッツがホテルのリッツに変わったあたりで少し真実味が増したのだけど・・・。ビル・ナンのリハビリ療法士は良かった。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-29 08:33:23)(良:1票) |
199. ブルーベルベット
デニス・ホッパーは怖いし変質的なものは嫌いだ。デヴィッド・リンチだからと思って我慢して見ていたが、見なかった方が良かったと後悔。なぜ危険なところに飛び込むのかもわからないし、警察はそれまで何をしていたのか。ストーリーも含めてわからないことだらけ。 [DVD(字幕)] 2点(2013-12-27 21:51:31) |
200. 地球爆破作戦
前半はまずまず、賢くなったコンピュータに人間がおいつけなくなったあたりまではサスペンス感もあり楽しめる。しかしどうも後半の展開が納得いかないしおもしろくない。「未知への飛行」と較べても緊迫感やポリシーはないし、「2001年宇宙の旅」と較べても品もロマンもない。 [DVD(字幕)] 4点(2013-12-15 11:20:06) |