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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2310
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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961.  BATS 蝙蝠地獄 《ネタバレ》 
 いやー、面白いです。これくらいの年代の映画になりますと、無名の作品でもなかなかのレベルに仕上がっているものが多くなってきますね。  そしてストーリーがいたってシンプル。しかもこの作品、さすがB級だけあってとにかく展開が速い。冒頭でバカップルが犠牲になったかと思いきや、わずか10分足らずでもう対策チームが出来上がっています。このノリ、このテンポ。自分がファストフードということをよく理解している。  そう、大作映画が時間をかける高級懐石料理なら、この映画はまさに今すぐおいしいものを手軽に食べたいひとのためのマ○クなわけです。  しかもパニック映画として前半だけなら、個人的に8点あげられるくらいのクオリティ。町人が非難してからは、主人公たちだけになってしまうのがちょっと物足りなく、少しばかりの中だるみを感じてしまったわけですが、それでも最後まで楽しく鑑賞することができました。  ラストのオチも、普通であれば『ちゃんと生き残りがいますよー。悲劇は繰り返されるのですよー。』ってな感じで終わるところですが、コメディなオチでしめくくる工夫が好きですね。  そこまでの期待はしていなかったというのもありますが、大変良かったです。
[DVD(字幕)] 7点(2015-09-21 14:03:58)
962.  うちへ帰ろう 《ネタバレ》 
 泣いたー。久しぶりに映画見て泣きました。  これこそ隠れた名作でしょう。  この作品には、笑い、感動、人生において大切なすべてがつまっている気がします。  そして何より出演者のみなさんの迫真の演技が凄い。  特に終盤。母親の前で泣き崩れるダニー。デボラに父親の真相を話すドナ。父親に思いのたけをぶつけるデボラ。  誰もかれもが重要な役どころを完璧に演じきっています。  何故この父親と母親が離婚するまでに至ったのか、その真相は劇中では明かされませんでしたが、離婚っていうのは実際はそういう言葉にできない小さな積み重ねに因るところが大きいのかもしれませんね。  正直、若い人にはピンとこない映画かもしれません。  推奨年齢20代後半~40歳くらい。もしくは結婚を間近に控えている方。  そういった方は、きっと感動すること間違いなし。  心のデトックスされます。家族を大事にしたくなります。そんな映画です。
[DVD(字幕)] 10点(2015-09-21 00:23:39)(良:1票)
963.  レジェンド・オブ・エジプト 《ネタバレ》 
 はじめてクレオパトラにまつわる物語を見ました。何しろ世界史にはてんで疎いもので、シーザーだの、オクタヴィアヌスだの、知っている名前がクレオパトラと絡むのを見て、変に感動しちゃいました。クレオパトラって、もっと神話的な人物かと勝手に思っていましたので、何とも打算的で人間臭いところが、新鮮で面白かったです。  140分の長い映画ではあるんですが、全く長さを感じさせない面白さ。むしろ、駆け足に感じてしまうくらい、ストーリーが次々と展開します。  ストーリー的には『シーザーとクレオパトラの第一部』、『アントニーとクレオパトラの第二部』となりそうですね。  タイトルも邦題より、原題の『クレオパトラ』のほうがしっくりきます。何しろ、エジプトに限定した話ではもちろんなく、ローマ主体のストーリーになっているからです。  ただ、面白い作品ではあるんですが、好みの面で尋ねられると、やはり悲劇の物語ですからね。後半につれて、どんどん状況が悪くなるってのは、見ていて気が滅入るし疲れますね。なーんかむかつくオクタヴィアヌスが、後半は我が物顔で活躍するわけですから、そりゃあ楽しい気分で鑑賞するのは無理ってもんです。  したがいまして、今回の採点はかなり自分の好みが入っていますが、歴史ものにしてはそんなにお難くなっていませんので、エンタメ作品としてのクオリティはなかなか高いと思いますよ。
[DVD(字幕)] 7点(2015-09-20 17:29:05)
964.  エリン・ブロコビッチ 《ネタバレ》 
 エリン・ブロコビッチという一人の女性の物語としても面白いし、大企業相手の公害訴訟のストーリーとしても面白いです。  本作の主人公エリンは、その言動、性格から、共感したり感銘を受けたりは、見る人によって差が出るかもしれません。ですが、応援したくなるという点においては、多くの人がそう思うのではないでしょうか。  にしても、この作品、大変面白い作品ではあったのですが、本音を言うと、『法廷もの』=『裁判』という固定観念が邪魔をして、『調停』⇒『和解金』⇒『めでたしめでたし』、っていうのは、どうにも釈然としないものがありました。  子宮や乳房を摘出したり、幼い子供が癌に苦しんだり、これだけ多くの人の健康と命を蝕み人生をふみにじっておきながら、お金だけ払ってめでたしめでたしっていうのはねえ。  大企業側が追い詰められて、住人達が心の底から喜ぶような、そんなカタルシスを味わうシーンをもっと観たかった気がします。  それに、当然の権利とはいえ、3億3000万$の40%であれば、そりゃあ法律事務所は潤うんでしょうけど、それをラストでああもあからさまに『もうかりましたよ。』って見せられれば、『結局は金目当てかいっ!』って感じがして『公害訴訟ドラマならではの感動』が薄れちゃうんですけど・・・。  個人的には、企業側の弁護士3人を相手にして、エリンが完膚なきまでに3人を叩きのめすシーンが今作最高のクライマックスです。『どうぞお水をお飲みください。あなたたちのために特別に用意した、ヒンクリーの井戸水です。』は、最高でしたね。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-09-16 02:33:25)(良:2票)
965.  パトリオット 《ネタバレ》 
 独立戦争のストーリーですので、時代背景を知っていればより楽しめそうな作品ですね。  当然ラストは勝利することがわかっているわけですが、そのプロセスにおいて凄惨な内容、描写が多いのが本作の特徴でしょう。  もうひとつの特徴としては、歴史スペクタクルの体裁をとっていながら、その世界観が、かなり個人的で限定された枠内に収められていることでしょう。つまりはメル・ギブソン演じるベンジャミン・マーティン物語でもあるわけですね。  最初は『パトリオット=愛国者』というタイトルに違和感を感じたものですが、ベンジャミンの国が、=家族であり、友人であり、同じ国の人々であるとするならば、このタイトルは大変しっくりきそうです。  大義名分を掲げながら、実際のストーリーは復讐ベースになっているため、それ相応のカタルシスを得られるこの作品。  ですがそのためには犠牲が必要で、そのための生贄として本作に用意された息子のトマス、ガブリエル、ガブリエルのお嫁さんファミリーは本当にお気の毒です。それゆえ、決してハッピーエンドという結末はありえないのが、私としては苦手なところです。  まあ、少々反戦の主張を感じさせる示唆もあるのかもしれませんが、こういう作品にありがちな説教臭さや哲学的、宗教的な面というのが必要最低限に抑えられているのは本作の良いところですね。個人的にはこれくらいのほうが映画として純粋に楽しめます。  なぜなら、この内容であれば、ベンジャミンに肩入れしながら、大変主観的に物語に入り込めるからです。  本当は主観的に戦争映画を見るなんて間違っているのでしょうが、本来戦争とは大変主観的なもの。自分がメル・ギブソンになったつもりで鑑賞すると、今作はエンタメ作品としては高いクオリティを保っていることは間違いないと思います。  
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-09-03 13:49:07)
966.  バガー・ヴァンスの伝説 《ネタバレ》 
 題材はゴルフ。主人公が負け越してからの快進撃パターンですので、それなりに面白い仕上がりです。ワンショット、ワンショットの前の程よい緊張感が何とも言えません。  ただ今作は、戦争から戻ってきた主人公のジュナが、再びゴルフを始めて立ち直るのがひとつの見所。ジュナに5ドルで雇ってくれと言う謎のキャディ、バガーヴァンスが、どうジュナを助けていくのか、それがもう一つの見所。・・のはずなんですが、これがどちらもドラマとして弱い。物足りない。なぜなら、理論的な内容ではなく、哲学的な内容のほうが成功の鍵を握ってしまっているからです。つまりは、精神的な不安さえ取り除けば勝てるといった試合内容が延々と続き、説得力に欠けちゃうわけです。  正直、同じゴルフを題材にした作品なら、『グレイテスト・ゲーム』のほうが圧倒的に面白いです。  また、最初は繊細な人物のように登場したジュナが、実は割と短絡的で、調子が良くなれば傲慢になったりと、手放しで応援するには人物としての魅力に欠けるのが痛い。映画なんですから、さわやかスポーツドラマなんですから、思い切って聖人君子にしちゃって良かったんじゃないかな。  演出の面でも、ジュナがスーパーショットを撃つ『自分の場』だとか『自分のスイング』だとか、そういった所謂『集中モード』に入ったのがわかる演出以外はいたって普通。スポーツ系ドラマでしか味わえない高揚感みたいなものにやや欠けます。ですので、『ジュナの勢いは止まらなかった』とちょいちょい入るナレーションにより、『ああ、まだ調子良いんだ。』と認識するわけです。『EVEN』になったスコアを見て、『ああ、追いついたんだ』と現状を理解するだけにとどまるのが何とも残念。だから肝心なところで盛り上がり切れません。  これでは、ストーリーをなぞって、雰囲気を楽しむだけの作品と言えなくも無い。  各キャラクターの行動に一貫性がないため、個性がブレてしまっているのも問題。  中途半端な印象の強い映画でした。
[DVD(字幕)] 6点(2015-08-16 12:26:59)(良:1票)
967.  X-MEN:ファイナル ディシジョン 《ネタバレ》 
 お祭り騒ぎで大団円。細かいシナリオ、サイドエピソードは、なし崩し的に割愛。思い切ってます。ファンからすれば消化不良感の残る完成度です。  まあ、そうは言っても、本作ではシリーズを通して最大の超能力バトルが見られるのが、最大の見所。もちろん、要所要所でさりげなくミュータントたちの能力を小出しにする演出だって、監督が変わっても健在です。きっと本作を楽しみにしている観客が一番見たいであろうものはしっかり見せてくれるので、その辺りは安心して楽しめますね。  ただ、サイクロップスが死に、プロフェッサーXが死に、ジーンが死ぬ。エンタメ色の強いこのシリーズにしては、犠牲が多く、悲しくなっちゃいます。ついでに言うならば、ミスティークとマグニートの師弟関係、信頼関係も好きでしたので、マグニートがあっさりミスティークを切り捨てたのはかなりショック。ミスティークはミスティークであっさり昔の仲間を売っちゃうし、もう残念で仕方がないです。がっっかりです。  また、このシリーズではとにかくいろんなミュータントが出てくるのが面白いわけですが、それが同時に短所でもあります。なにしろ、既存のメンバーに加えて、新メンバーも追加されるわけですから、今作はマグニート軍団だけでも大所帯。こうなってくると、一人一人にスポットが当たる時間は必然的に短くなります。エンジェルやキュアの元になった少年のエピソードはそのまま放置だし、ミスティークや分身の男、パイロだってその後どうなったのか全然わかりません。こんな感じで放置されっぱなしのエピソードがあってあたりまえみたいなのより、個人的には『1』くらいの丁寧な作りが好きでしたね。  ってゆーか、『1』の主要メンバーがとにかく好きでしたので、個人的には『1』の面子+新戦力(アイスマン、シャドウキャット、コロッサス、できたら2のナイト・クロウラー)で、新マグニート軍団とガチンコバトルしてほしかったです。  新生マグニート軍団の新メンバー3人なんて、建物から出てきた瞬間、フェニックスの力で塵にされて、扱いの雑さが悲しすぎます。これじゃあ『フリーザ、スーパーサイヤ人、その他大勢』と同じじゃないですか。Xメンはそれぞれの長所を活かしたチームバトルが面白いのに!
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-08-03 05:54:33)(良:3票)
968.  8mm 《ネタバレ》 
 傑作に成り得たのに、傑作になることを自ら放棄したような惜しい作品。含みのあるサスペンスにしている一方で、ストーリーには何のひねりもありません。ミステリーめいたサスペンスには、必ずあるはずの『サプライズ』がこの作品には無いのです。  悪い人は最後まで悪い人だし、味方は最後まで味方だし、奥さんは最後までただの奥さんだし、依頼者は最後まで依頼者です。  ホラー的な雰囲気や、何かを予感させるようなドキドキ感は楽しいのですが、結果、そんなたいした事は起こらないっていう感じです。  ただ私は、あのハゲちゃびんが好きで、彼が出ているだけでたいていの映画は面白く感じてしまうので困ったものです。なんか応援したくなるハゲなんですよね。  ラストの決着のつけ方は、動機の面で考えれば、ちょっと強引でしたね。  確かに、もう証拠も残ってないわけだし、暴力をもって悪を成敗するという結論を非難する気はありません。ただそれをニコラス・ケイジがやるってことには違和感を感じます。すでに依頼者からは報酬をもらっているわけですし、愛する家族がいるにも関わらず命の危険を犯してまで復讐を肩代わりすることの説得力が、このストーリーからは感じられないのです。  これだとまるで、映画のため、お客さんのために無理矢理決着をつけちゃったみたいです。そこはもう少し、ストーリーや脚本に説得力をもたせてほしかったです。
[DVD(字幕)] 6点(2015-07-22 15:06:34)(良:2票)
969.  グリーン・デスティニー 《ネタバレ》 
 一人一人の行動規範がわかりにくい。はっきりしない。曖昧。特に、チャン・ツィイー演じるイェンはもう何がしたいのかわかりません。リー・ムーバイや、ユー・シューリンのように武侠として名を馳せたい、自由に生きたいという気持ちはわかります。問題なのは、そのためにリー・ムーバイを目の敵にしたり、リー・ムーバイの剣に固執したりする理由がないことです。むしろ、リー・ムーバイが好意的に接しているのだから、友好的な関係になるのが自然な流れです。ストーリーが全然前進もしなければ好転もしないので、イライラします。  それに、本作のもう一人の主人公であるはずのリー・ムーバイが死ぬというあらすじがそもそも最悪ですし、その死に方も最悪です。無駄死にもいいとこです。そのうえで、イェンも身投げするし。  とにかくストーリーが壊滅的に面白くないです。  いつ本題に入るのだろうと、長い長いプロローグを観ていたら、そのままエンディングを迎えてしまうような印象なんです。  そしてこーゆー作品には、主人公たちと同じくらい、魅力ある悪役、敵役が必要不可欠なのだということも再認識。  『毒狐』?あまりにもしょぼい。登場もしょぼければ、アクションもしょぼい。キャラクターもしょぼい。大義もなければ、美学も野望もない、脇役のようなしょぼさ。しかも死に際では、『8歳から育ててきた娘に裏切られる辛さがわかるかい』って同情誘おうとするし。最悪です。もっと唸るような悪役に徹してほしいです。  娯楽作品にするのであれば、もっと観ていて楽しく、興奮するような画にしてほしいです。  メッセージ性を持たせたいのであれば、もっとストーリーや脚本を真面目に練ってほしいです。  何を見せたいのか全くわからない作品です。  ただ、カンフーシーンだけは、全編通して良かったと思います。  シューリンVSイェンのシーンの2回ありますが、2回とも良い。とくに2回目が良いです。シューリンがいろんな武器を使うのが楽しい。イェンが大勢の剣客相手に酒場で大立ち回りをするのも面白い。  ただ竹やぶは最悪。もう催眠術にかけられているようでした。
[ブルーレイ(吹替)] 4点(2015-07-14 05:21:31)(良:1票)
970.  エアブレイク 《ネタバレ》 
 原題を絶対にいじくっちゃだめなパターンですね。『CUTAWAY』=『他のものを切り捨てる』というのが、本作最大のテーマであり、それを潜入捜査官の主人公が実行しちゃうってのが最大のオチでありミソなのに、『エアブレイク』ではわけがわからないです。  娯楽作品としてはなかなか優秀です。潜入捜査のサスペンスとしてもそれなりに面白いし、なんといってもスカイダイビングにかける情熱とそのパフォーマンスがアツい。これはもうジャンルとしては、『スポ根もの』に近いです。一番の盛り上がりが、『VS陸軍』のスカイダイビング大会ですからね。  マイナー映画と切り捨てるにはあまりに惜しい作品。  スカイダイビング、してみたくなります。
[DVD(字幕)] 7点(2015-07-12 03:49:54)
971.  クルーエル・インテンションズ 《ネタバレ》 
 サラ・ミシェル・ゲラーの美しさといったら、他の女優さんが霞んでしまいますね。セルマ・ブレアは頭の悪い役がぴったり。リース・ウィザー・スプーンもはまり役。ってゆーか、いつもこーゆー優等生タイプしかやっていないイメージがあるんですが気のせいですかね?  とゆーわけで、配役が大変良いという印象なんですけど、個人的にはサラとリースが逆だったらもっと良かったかも。  ちなみに、セバスチャン(ライアン)とキャスリン(サラ)がグラサンかけて並んで立っているところはマジでかっこいいっす。  さて、肝心のストーリーは、性格の捻じ曲がった義姉弟が、どちらがより性格が捻じ曲がっているかを競い合う物語。あれ?違ったっけ?  残念なのは、どれだけ素晴らしいナンパテクを見せてくれるのかと思いきや、あまりに普通すぎたということ。  どちらかと言えば、技は技でも『力技』。しかも結構なりふり構わない感じが多いです。本当にプレイボーイなんでしょうか?  前半に、その華麗な技をこれでもかってくらい見せてくれたら、きっと後半の純愛モードでより感情移入しやすかったとはおもうんでうけどね。  娯楽作品を見る気持ちでしたので、中身なんかなくても全然良かったのです。ただそのぶん、前半はもっと痛快極悪おしゃれ映画でかっこよくいってほしかったですね。
[DVD(字幕)] 5点(2015-07-11 05:33:46)
972.  ザ・ダイバー 《ネタバレ》 
 思っていたのと違う、人種差別ごりごりの作品でした。  原題を見ると、『名誉』が本来のテーマのようでして、それをふまえて観ていれば、また違った見方ができたかもしれません。そう考えると、タイトルって大事ですね。  物語の8割は訓練で、『海猿』みたいなシチュエーションが続きます。あちらと違うのは、訓練よりも差別がメインというところでしょうか。『きつい訓練、こんなに頑張ったよ。』というのではなく、『こんだけ差別されて不当な扱いをされたにも関わらず、信念つらぬいて夢を実現した人がいるよ。』っていうストーリー。四面楚歌っぷりが尋常でない中で、主人公のカールがスーパーマンぶりを発揮するわけですからそりゃあ熱くなります。  でも、正直言ってあまり好きじゃないんですよね。差別もの。観ているとストレスたまるし。特に今作はイライラしたな。  個人的な好みの問題なのですが、映画を観ていてハラハラするのは良いんですが、イライラするのは嫌なんですよね。  ただ、極端な差別描写を我慢すれば、訓練のラスト、実技試験で白人のチームメイトがカールを引き上げるあたりから俄然ストーリーが盛り上がります。カールは、はれてダイバーになれるし、チームメイトからも認めてもらえたわけだし、その後鬼教官ビリー・サンデー(ロバート・デ・ニーロ)もついにカールを認めちゃうわけです。  やはりここが本作の最大の見所でしょう。あまりに険しい人種の垣根を、個人の努力と信念のみで乗り越えてしまう、認めさせてしまうということが現実にあったわけです。そういった記録を、後世に感動的なドラマとして残すという意味では、非常に価値のある作品と言えるでしょう。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-09 11:56:45)
973.  ディープ・ブルー(1999) 《ネタバレ》 
 海洋モンスターパニックもの、『ジョーズ』や『ピラニア』といったジャンルは大好きです。そういう人にとっては理屈抜きに楽しめる映画でしょう。リアルな世界で味わいたくとも味わうことができない緊張感、スリルの疑似体験ができるのがたまんないっす。  ただ、こーゆーパニックものでは、個人的に『不特定多数が襲われる』というシチュエーションが好きなので、研究所限定というのが少し残念です。言ってしまえば、利権がからむ実験の代償に、関係者のみが襲われていくわけですから、因果関係がはっきりしすぎちゃっているわけです。正直自業自得的な側面もあるので、襲われていく皆様には申し訳ないんですが、純粋な犠牲者って感じがちょっと弱いかなと。  ですが本作のストーリーならではの感慨があるのもまた事実。研究所のみなさんや出資者のラッセル(サミュエル・L・ジャクソン)にとって、ただの被検体であり金の鳴る木に過ぎなかったサメが、突然脅威に変わるというシチュエーション。長い年月『被検体と、それを取り扱う人間様』っていう構図だったはずなのに、人間とサメの立場が一瞬にして逆転するっていうのが、空恐ろしいですね。  また、多くの方がご指摘されているように、今までのホラーの慣習を覆しちゃう試みが新鮮。  従来のホラーであれば確実に死んでいたであろう死亡フラグたちまくりの黒人コックが最後まで生き残っちゃう展開。  逆に、死亡フラグが立っていない人を、瞬殺しちゃうノリ。今ままでであれば、間一髪助けられた人って死亡フラグが消えるパターンが多いんですが、そんなことはサメには関係ないと言わんばかりにあっさりスーザン博士(サフロン・バロウズ)が殺されちゃうラストに、ホラーも日々進化しているのだと嬉しくなっちゃいましたね。  
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-07-07 07:06:41)(良:1票)
974.  あの頃ペニー・レインと 《ネタバレ》 
 バンドの追っかけと、駆け出しのロック記者の少年が、『スティル・ウォーター』というロックバンドに同行する物語。バンドのおっかけを映画にしちゃうって、何気に凄いことかもしれません。こうゆう普通だったら過ぎ行く景色のひとつに過ぎない、そんなどーでもいい存在にスポットを当てていけば、映画って案外面白そうな題材が結構あちこちに転がっていそうですね。  ところでこの作品、ストーリーが特別面白いというわけでは無いのですが、要所要所で心に染みる味わいがあります。それに、ときおり差し挟まれる笑いのセンスはなかなか良いです。飛行機内での大暴露大会はその最たるものです。雷雨を抜けた瞬間の、みんなの気まずい雰囲気が最高ですね。  それにしてもケイト・ハドソン。『あなたにも書ける恋愛小説』や『10日間で男を上手にフル方法』ですっかりファンになったのですが、この作品ではその魅力が今いち描ききれていなかった感じがしますね。もちろん、かわいいのはかわいいんですけど。  ウィリアムも最初は良かったんですけど、途中から周りの空気に流され始めて、試験も卒業式もすっぽかし、その癖全然記事が進まないから見ていてちょっとイライラしちゃいます。  それに、やっぱり大した話じゃ、ないんですよねー。ロードムービーってだらだらしたイメージがぬぐえないですし。  終盤の、ペニーレインがこっそりウィリアムの住所を教えちゃう流れなんか、凄い良いだけに、もったいない感じのする作品でした。  ちなみに、160分バージョンのほう見ちゃって、ちょっと疲れました。この内容でこの尺は、はっきり言って長いですって。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-02 04:57:39)(良:1票)
975.  ウィング・コマンダー 《ネタバレ》 
 安っぽいB級作品と思って鑑賞したのですが、意外に結構な掘り出し物。  前半は少々退屈な部分もありますが、中盤以降は戦闘シーンがぐんと増え、俄然盛り上がります。  今作は元ネタとなったゲーム用語が多数登場。ですがそんなに複雑なストーリーや設定でもありませんので、映画を見ていれば何となくわかります。  と・く・に、この作品、元ネタを知らなかったとしても、ある人種にはきっと楽しんでもらえると思えます。  それは『ガンダム好き』の方々。かく云う私もガンダム好き。ストーリー、設定、キャラクター、世界観、かなり似ています。ガンダム好きな方々は、この世界は結構浸れちゃうと思いますよ。(※モビルスーツは出てきません。)  なんせ一人一人が自分の役割をきちっと果たしていく後半のストーリー展開は好きなんですよねー。ですが難を言うならば、演出の拙さなのかなんなのか、もっと盛り上げてほしいシーンでの盛り上がりに欠ける気はします。そのため、肝心なところで、緊迫感、爽快感が、ぐっと引き出せずじまいで次の展開へ、ってのが多いような・・・。この割り切り方、淡白な仕上がりもガンダムに似ているかもしれませんね。  宇宙での数多くの戦闘シーンの美しさと迫力は一見の価値ありです。  個人的には、好き。個人的には、オススメ。  でも、好きな人が限定されるのは間違いない作品。
[DVD(字幕)] 7点(2015-07-01 04:58:09)
976.  グリーンフィンガーズ 《ネタバレ》 
 実話だということですが、レビューを見ると『実わ実話でもないかも』という、誇大広告疑惑のある作品。  ですが、面白い作品ですよね、これ。重すぎず、軽すぎず、絶妙な匙加減です。ただ、どーなんでしょう。良く言えばバランスの良い作品ですが、悪く言えばバランスが良すぎて遊びや刺激が足りない作品でもあります。如何せん、映画としての盛り上がりに欠けます。  『ガーデニング+刑務所もの+サクセスストーリー』っていうめったにない珍しい組み合わせですから、もっともっとドラマチックにしちゃって良かったんじゃないですかねー。面白いんですが、それ以上に『なんか惜しいな~。』という気持ちが先にきちゃいます。  ただ、音楽が抜群に良くて、各シーンにぴったり。音楽で多少助けられている部分はありそうですね。  また、嫌な人物がほとんどいないところも、この作品には合っていますね。その中でも、ジョージナ・ウッドハウスやハッジ刑務署長の、御伽噺のような公正かつ寛大な人となりは、一際光っています。どんな人とも、色眼鏡をかけず、公平に接するその姿勢。かっちょいいですね。たとえフィクションの世界でも、こーゆー立場の人たちが自分のことを認めてくれれば、それはコリンでなくたって自信が持てそうです。  それにしてもこの映画、見方によっちゃ、『刑務所ってすっげー良いとこジャン!よし、俺もなんか悪いことしよー。』って、犯罪を助長しかねない危険思想の作品にもなりますね。  
[DVD(字幕)] 7点(2015-06-23 05:01:30)
977.  X-MEN2 《ネタバレ》 
 前作よりも、ミュータント個々人の見せ場が増加。前作の主要メンバーの活躍はもちろんのこと、ナイト・クロウラーという新メンバーの目覚しい活躍が楽しい。また、パイロの火炎ショー、アイスマンの氷の壁、シャドウキャットの物体すり抜け、全身鋼鉄のコロッサスの活躍など、主要メンバー以外の見せ場がちょっとずつ出てきたのも、この世界の広がりが見えて嬉しい。  ストーリーは前作に比べると複雑化。ストーリーが複雑というより、見せかたが複雑になっています。『ストライカーはミュータントの息子に奥さんを殺されたことを逆恨みして、全ミュータント抹殺の復讐計画を立てる。それは困るとマグニートとX-MENが手を組む。』たったこれだけのことなのに、随分わかりづらい脚本にしちゃったせいで、わかりづらさのほうが目に付いちゃいます。そうでなくともこの登場人物の多さに加え、多種多様な能力のオンパレードなんだから、ストーリーはスパイダーマンくらいシンプルなほうが絶対面白いと思うんですけどね。  今作は能力の見せかた、能力の使い方が理にかなっているシーンが多く、それだけでも盛り上がります。『能力展覧会』という点に関しては、前作よりスケールアップで楽しめます。ビジュアル的にも迫力あるシーンが多いですね。『学園襲撃⇒パイロの火炎ショー⇒戦闘機の追跡をかわすときのストームの竜巻⇒ナイトクロウラーのテレポレスキュー』の一連の流れを見られる中盤が、個人的には一番盛り上がります。後半はいささか失速気味になりましたが、3作目へのつなぎと考えればこんなものかもしれません。  昔ゲームセンターで、『ウルヴァリン』と『サイクロップス』をよく使っていました。この二人、めっちゃ強いんです。格ゲーが苦手な僕でも使いやすくて。ですので、脇役が活躍するのが好きな自分としては、自分が使っていたキャラ以外が大活躍するこのシリーズはほんと好きです。  3作目はまだ見たことないので、3作目にも期待ですね!
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-06-22 14:59:33)(良:3票)
978.  デッドコースター 《ネタバレ》 
 ホラー界のジェットコースタームービー。その正統な続編。『続編は前作よりパワーアップしなければならない』という暗黙のルールでもあるのでしょうか。この作品も『スケール』、『ショッキング映像』、『スピード感』の3点において、前作よりも明らかにパワーを感じます。 ですが、個人的に好きなのは1。ホラーテイストが強いのもたぶん1。  それは、1のほうが夜のシーンが多いことも関係しているかもしれません。2は昼のシーンが多く、更には一般人がいつも周囲にいる中で次々と不慮の事故が起きるので、主人公たちの孤独感が、前作に比べると薄い感じがします。同じ世界にいるにも関わらず、世の中と主人公たちが見えない力で隔絶されている雰囲気がある前作に比べ、2ではその雰囲気が足りません。『孤独感』や『隔絶感』というものは、意外と『絶望感』や『恐怖感』と密接な関係を持っているようです。  そういえば、今回2回目の鑑賞ですが、1回目見たときにはよくわからなかった前作とのつながりがわかってすっきりです。飛行機事故で生き残った人たちによって、間接的に命を助けられたのが今回の犠牲者達。つまり、ハイウェイでの事故よりずっと前に、全員リストにのっちゃってたわけで、今回ハイウェイに皆が集められたのは死神界の一大イベントだったのかもしれません。それを更に妨害されたんじゃあ『一度ならず二度までも。』って死神が怒るのも無理はないですね。  前作がかなり良かったので、ネームバリューとアイデアをそのまま引き継ぐだけでも売れそうなのに、ディテールの作りこみやフェイントの多さなど、手を抜かない製作サイドの意識の高さは素晴らしいです。  目にはしごがズドン。エアバッグボン。は、衝撃的でしたが、一番見ていて怖いのはやっぱ歯医者でしょ。歯医者はしゃれになんない。もう歯医者行けないです。一緒に見ていた奥さんは怖さを半減するために薄目を開けて見ていましたが、意味あんのかなそれ。  とにもかくにも、大好きなシリーズ。このシリーズ見ていると、毎日死なずにすんでいることが、もはや奇跡的なことなんじゃないかと思えてくるような。そんなありがたい1本です。
[DVD(字幕)] 8点(2015-06-21 11:47:56)(良:1票)
979.  処刑人 《ネタバレ》 
 丁寧に作られた前半に比べると、後半はだいぶ何でもアリになっちゃいましたね。後半になるほど現実感は薄れ、化け物ドゥーチェや女装警官ポール・スメッカー(ウィレム・デフォー)など、キャラ押しの感が強くなります。  最初の殺人は成り行きでしたが、不起訴になった後、今度は自分達の意思で悪人を狩っていくというストーリーが、いたって単純明快で面白いです。ただ、『悪人』の定義が本人達の中でも全然定まっていないせいで、こーゆー作品ではぜひ欲しいカタルシスが最後まで見ても得られないのが残念。  また、個人的にはロッコが不要。彼が仲間として二人を手伝うようになったせいで、ただでさえブレ気味なテーマがよけいブレブレになってしまった感があります。その上で、三人に味方しようとするデフォーは、悪い意味でご都合主義的であり、説得力がありません。  極めつけは悪役が悪役に徹し切れていない、悪役の華の無さにあります。不遜、不快、恐怖、非道といった悪の要素をこれでもかと盛り込んじゃうからこそ、『処刑』の爽快感が増すわけです。今作は、贔屓目に見ても足りません。悪には悪の、華が欲しい。  ラストの街頭インタビューしながらのエンドロールはかなり好きです。正直フィクションばりばりの本編から急にドキュメンタリータッチでしめくくるので、いきなり何事かと思いましたが、このアンバランスな感じは新鮮で悪くないです。  あれ?なんか批判的なコメントが多くなりましたが、映画としては全然面白いです(笑)
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-06-20 04:03:24)(良:2票)
980.  チアーズ! 《ネタバレ》 
 明るく、前向き。健康的。お約束の展開を、期待以上のパワーで見せてくれるだけで、映画はこんなに面白い、そう強く感じさせてくれる作品。チアリーディングを本格的なスポーツとして再認識できるところも大変良いです。  本格的な体操選手のミッシー(エリザ・ドゥシュク)の視点は、私達鑑賞者の視点に近く、そのミッシーが少しずつチアにはまっていくときには、私達鑑賞者もすっかりチアの世界にはまっているという構図が見事。また、最初は冷めた目で見ていたミッシーが、ただただ一生懸命でチアに一途なトーランス(キルスティン・ダンスト)に次第に心を開いていく様子が、個人的には大変良かったと思います。  使い古されてきたプロットかもしれませんが、こーゆー展開は、いつ見ても、何回見ても飽きません。  青春ものの、常套手段という点からいくと、『オリジナルのダンスを一から作り直そう』というノリも同じですね。パントマイム、ミュージカル、武術といった様々なファクターを新たに取り入れてダンスを昇華していこうという流れ、悪くないです。絶対にはずさない王道のストーリー展開。自然とアツくなります。  この作品は、変化球を投げず、ハメをはずしすぎず、あえてオーソドックスなストーリーに終始したことが逆に良かったんじゃないかと思います。そもそも見ていて元気になれる映画は、それだけで見る価値があります。  そしてエンドロールが大変面白い。今まで見た映画の中でも1、2を争う面白さかも。NG集とCDのプロモみたいな演出を交互に見せているだけなんですけどね。ただそれだけのことなのに、エンドロールが終わるまで、画面に見入っちゃいました。
[DVD(字幕)] 8点(2015-06-17 14:39:55)
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