81. ブラッド・シンプル
「仕掛け脚本」でイイのができあがりました。さて、どうやって映画化しよう・・・製造元が金の素人兄弟とその仲間だった事から低予算になりました。しかし低予算だから・・・では許されない欠点が。誤解が誤解を呼んで積み重ねられる各キャラの行動。その肝になるアイテムの印象付けがわかりづらい(特に銃、ジッポ)これは致命的に惜しい!ストーリー全体を通して、「物凄く時間の長いロシアンルーレットを見させられてたのか」と知った時には正直驚いた。この驚愕をあのラストで観客に悟らせる事ができればもっと一般ウケしたように思うけど・・・それをやっちゃうとコーエン兄弟っぽくないか(笑) 6点(2003-01-05 19:58:37) |
82. ギリーは首ったけ
ヘザー・グラハムってそんなに綺麗な女優さんって認識が無かったんだけど、最初の登場シーンは良かった。かなりいいオンナしてました。しかしメリ首にしてもこの監督は何故、こうまでも身障者をギャグネタに使うのだろう?深読みして「身障者も悲壮感無しで楽しく生きるべき」みたいなメッセージを込めてるのかなと思ったが・・・じゃあ動物虐待ネタは?近親相姦?前作には不倫の子を引き取って育てるなんてのもあるし・・・なぁんだ!結局何も考えてないのかぁ(笑) 6点(2002-12-23 09:49:55) |
83. レオン(1994)
殺し屋なのに植物を愛でる心を持つ主人公。どんな思考回路してんだ?頭の中にスイッチでもあんのか?・・・その辺りをサラッと簡素化した説明で流して、寓話的テイストに包んで、ハイできあがりと。銃撃戦のシーンも工夫してジャン・レノの凄腕具合を描写しているが、冒頭の暗闇から手が伸びてターゲットの首にナイフを当てるシーンの方が良い。でもクライマックスはドンパチやんなきゃ盛り上がらないもんね。ゲイリー・オールドマンはトゥルー・ロマンスでもやはりヤクチュウっぽい役をやってたが、こっちの方がスゲェ~!さすが元ホンモノ。演技と言うより再現か? 6点(2002-11-24 01:38:56) |
84. 交渉人(1998)
サミュエル・L・ジャクソンもケビン・スペイシーもいかにも的なキャラ造りだった。もうちょっと意外性というか、こんな役もできるんだっていうインパクトがあったらなぁ・・・他の映画じゃあんなに個性的な二人でお気に入りのアクターの演技に酔うムフフ感が出てくるのだけど、この映画のキャラだと「彼らにしかできない!」って役じゃないと思うんだよねぇ。 6点(2002-11-23 00:39:10) |
85. スパイキッズ
ターゲット層は子供でしょ?すると敵はあんなじゃない方が良かった気がする。痛快で結構笑える(笑)ロケット噴射でかっ飛ぶガキって・・・オレ的にはこういう部分を残しておきつつ大人向けの難解なストーリーにしてくれたらなぁ、なんて。重いテーマで謎解きなんか満載のストーリーの中を、市街戦中のロボットみたいにゴーッて飛び交うガキが観たい。展開上、都合悪くなると飛ぶ、みたいな。ワケわかんなくなるだろうけど。 6点(2002-11-05 00:19:10) |
86. アウトブレイク
豪華キャスト続出の割にまとまっている作品。いわゆる「豪華キャストもの」としてはOKな部類に入ると思う。「オーシャンズ11」に比べたら・・・こっちのが面白いと思うな。 6点(2002-11-03 11:27:33) |
87. トロン
ウェンディ・カルロスの冷たい感覚を味わえる”テクノ”ではない楽曲(でもオープニングのバトルはジャーニーの「スペース1999」だっけか)、そしてシド・ミードのデザイン空間が動いているというだけで感動の涙が出ました。当時、中学生だったワタクシはインダストリアル・デザイナーっつう枠を越えて活躍する天才の仕事に狂喜したものです。そういうメカメカしいモノに全く興味を抱かなくなった現在でもロジャー・ディーンと共に崇拝しております。が、「エイリアン2」のメカデザイン以降、映画クレジットにお見受けしないようなのですが・・・心配です。あ、ストーリー?・・・子供でも白けるかも。監督・・誰? 6点(2002-10-25 23:33:07) |
88. フットルース
そっかぁ・・・この作品の感想となるとまずはケニー・ロギンスとか、サントラの話になっちゃいそうだけど・・・ケビン踊ってんだよね!?踊れたんだよね。今から考えると女性タレントのAV時代やら水着時代みたいなモンだよね!?・・・・違うよね。 5点(2003-08-17 11:07:23) |
89. ボーン・アイデンティティー
《ネタバレ》 宣伝では「スパイ・スリラー」なるジャンルの誕生を言うとりましたが、調理方法を間違えて完全に「スパイ・アクション」になっていました。まったく新しい料理を作ろうとして、パスタなのか炒麺なのか、皿うどんなのかわからなくなってしまったようなもんだ。この素材(記憶喪失の男、追ってくる謎の組織)ならば、最後に全てが明かにされる話にすべきだったと思うがどうでしょうか。だって、ボーンが危険を察知するシーン(自宅、イーモン家)の緊迫度はまさにスリラーのそれだったし、最初から敵の親玉が出てたらコイツと決着つけて終わりってのは誰だって想像つくでしょう。魅せる格闘シーンじゃなく、戦闘術(殺人の為の格闘術)で闘ってた点はジェームズ・ボンドより手に汗握った。適役も仕事っぽい戦い方してたしね。惜しいよなぁ・・・。一人倒したら、また別の敵が出てくるっていう少年ジャンプ形式のが楽しめたな、オレは。皆さんの点数の低さが理解できる作品(笑) 5点(2003-07-13 13:12:41)(良:1票) |
90. ファイヤーフォックス
やっぱし前半でしょうね、この映画は。冷戦後に生まれた子供たちはどんな感想を持つのかなぁ。 5点(2003-05-29 11:30:18) |
91. ファイナルファンタジー
CG顔の表現は現時点での高水準に達しているとしても、面白いと思えるのはコンピューターに興味があればの話。この映画のキャラクターは2秒で飽きる。しかし「CGバリバリの映画は温かみが無い」的な意見で片付けていいもんだろうかとも思う。PIXERのやった女性客、低年齢層受けする「トイ・ストーリー」のような作品ならば、ある意味で収支の保険が効いたのかもしれない。けれどこの作品のように実写のSFアクションに勝負を挑んだ試みは暴挙と言えど、邦画の歴史にとって名誉の戦死だったと思いたい。マーケティングで勝って次回作を作り、継続は力とするのもいい。でも観客を呼べる配役で洋画のパクリを散りばめて、カン違いコイてるCG映画よりよっぽど偉いんじゃないかな。かつてコンビニの弁当を「売れるワケがない」とバカにしてた奴等は沢山いた。でもそれはその時の風潮でブレイクしなかっただけであって、この作品のようなリアルキャラクターでのフルCGにおいても、いつか世界を席捲する力を内包しているハズ。要はキャラだ。CM広告に登場できるレベルの魅力的なキャラでもう一度、チャレンジできれば・・・。 5点(2003-05-29 11:27:28) |
92. レインメーカー
マット・デイモンの芝居風味が「グッドウィル・ハンティング」と同じだと思ってしまったのはオレだけでしょうか。「リプリー」にしてもそんなに代り映えしないか。ストーリーは決してつまらなくはない。でも絶賛するには何かが足りない。 5点(2003-05-21 01:41:43) |
93. ザ・リング
ちょっとおとなしいリメイクでしたね。密かに「セブン」のオープニングタイトルみたいな雰囲気で作られてたらメチャメチャ恐ろしいなぁと期待してたんだけど・・・。日本版「リング」でも退屈だったシーンを削ぎ落としてあったのは、流石は合理主義の国アメリカと思った。その辺はヘタに忠実すぎてない。馬の暴れる場面を何度か映画情報番組などで観ていた為、こういう緊迫するところがいっぱいあるのかと思いきや以外に少なめ。サマラが例のアレから現れるとこなんか日本版より絶対好きなんだけど、彼女がなぜ殺されなければならなかったのかってとこの理由付けは弱い。全体的に映像が美しい(ナオミ・ワッツ含め)が故に「見るのヤダっ!!」ていう不快感があまり無い。特に呪いのビデオ中の鏡写しで髪を梳くシーンね。それでもオレは日本版よりかなり良かった。確かに絶賛できる程怖くはないけどさ。 5点(2003-05-03 15:35:41) |
94. ブラック・レイン
優作の死に際演技、映像の美しさは皆さんおっしゃってるように良い。でも気づいてないのか”洋画”に対するコンプレックスから目をつむってるのか、皆さん受け入れちゃってるよね”ニッポンの間違い探し”日本語は勿論、ヤクザ描写、たくさんの自転車(笑)とか・・・向こうの人が撮ったんだからしょうがねーよって、ニンジャ映画なら酷評しちゃうクセに~・・・なんっつって(そういうモノと一緒にしてはイカン!?)でもオレはバンダナ巻いたヤクザはあんまりだと思うぜ。 5点(2003-04-27 09:35:05) |
95. シュレック
米映画界の余裕。 5点(2003-04-20 13:10:22) |
96. オースティン・パワーズ
「ウェインズ・ワールド」を”観てしまった”人種としてはやはり金払ってでも観てしまう・・・。映画館やらカウチ・ポテト(死語ですな、失礼!)で見入るモンじゃないね。パーティ・ムービーというか人が集まった時に環境ビデオ(これも死語?)っぽくかけておいてくだらないシーンだけ観て笑えばいいのさ。劇中にかかる曲で巧い使い方してると思うとこは”オッパイで銃撃”のシーンかな、テヘ。 5点(2003-04-15 23:42:39) |
97. トラフィック(2000)
自分が消そうと躍起になっていた火が、実は自分のケツを燃やしていた的な話はどうだったのかなぁ。ホントに必要だったのかね?原作がそうだったから入れたって事?もともとTVシリーズなんでしょ?コレ。いくら原作ものだからって同じストーリー構成はねぇ。それを崩して別物になるんではリメイクの価値無しというカンジが・・・。オレは「エリン・ブロコビッチ」のが好き。ジュリア・ロバーツにしちゃガンバッた。(←こんなとこで書くな)とか言ってても観た直後は傑作かなと思った。ベニチオ・デル・トロ良かったし。けれど今はもう一度観たいと思う作品じゃあない。 5点(2003-04-12 02:30:49) |
98. キリング・ミー・ソフトリー
”優しく殺して”か・・・。ジョセフ・ファインズ側に立って観てしまった。プレイとしてのセックスもああいうのアリ(そりゃどんなカップルだって毎日、この先何十年も”愛情の確認”でもないだろうよ)だと個人的には思うが、「逃げた」ヘザー・グラハムに物凄く失望してしまった。とめどなく溢れ出る男のS気を全て受け止めて欲しかった。全部受け止めてセックスが変わっていくとこまで表現してくれれば・・・”あなたにだけこんな恥ずかしい事してるのよ、だからのめり込んじゃう”って特別感が無い。それが無いもんだから、疑いを持ち始めた時の関係の切り方がドライに思える。 5点(2003-04-01 20:01:22) |
99. フロム・ヘル
イアン・ホルムの巧さをもう少し使えなかったのかなぁ・・・死んだ魚の眼になってる時はCGなのかな。個人的にはこういうストリーよりも演技自体に鳥肌が立つ。善人と悪人の変貌をちゃんと演じられる人だと思う。ジョニー・デップも彼の主演作では一番好きだな。監督と脚本家の責任は重い。 5点(2003-03-15 19:14:42) |
100. ゴーストバスターズ(1984)
確か・・・「サタデー・ナイト・ライブ(ゴースト・バスターズ関係者が多い)」を「オレたちひょうきん族」に見立てて、今は亡き景山民夫と高田文夫が翻訳監修かなんかしてたなぁ。「オレの彼女は・・・イヌブタだ」なんて、わかるワケないよ。DOG=ブスって概念が日本人には無いんだからさ。ま、戸田奈○子先生よりはマシだったかもしんないけど。レイ・パーカーJr.のプロモは良く出来てた。素は気難しそうなビル・マーレーがPVに出演してるだけで楽しそうなブームだなってカンジしたもの。 5点(2003-03-06 21:36:33) |