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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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141.  ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション 《ネタバレ》 
シリーズ第5作。ストーリー的には5作目ということもあってかややマンネリを感じるものの、所属する組織から追われる身となった主人公というのはありがちに感じながらもやっぱりスリリングで面白い。冒頭の飛行機にしがみつくシーンとか、カーチェイスの階段のところとかどことなく往年のジャッキー・チェンを思わせるトム・クルーズのアクションも迫力があり、見ごたえじゅうぶん。ヒロインが味方なのか敵なのかわからない設定も良かった。(確かにイーサンが苦労して手に入れたデータをあっさりと横取りするシーンは不二子みたいだ。)前作にあったギャグシーンを無くして終始シリアスに展開するのも良い。前作同様にイーサンの一人舞台ではなく、イーサンの仲間たちにもしっかりとスポットが当たっているのも良かった。しかし今回はイーサンの超人ぶりに対して悪役の魅力が薄く、その点イマイチだったのと、ストーリーの細かい部分によくわからないところが多かったのが残念だった。この辺りが引っかかってしまい、1点マイナスの5点。まあこういう映画は細かいことを気にせずに楽しめればそれでいいとは思うけど。次回作も出ればまた見るんだろうなあ。
[DVD(字幕)] 5点(2016-12-23 15:39:59)
142.  新・刑事コロンボ/4時02分の銃声<TVM> 《ネタバレ》 
久しぶりに見る「刑事コロンボ」だが、久しぶりに見るせいか、コロンボ独特の癖のあるキャラクターが妙に懐かしく感じた。(石田太郎が吹き替えるコロンボもかなり久しぶり。)以前この時期の別の回を見た時も思ったが、劇中に重要なアイテムとして携帯電話が登場しているあたりはいかにも90年代初期の作品という感じで、トリックにも電話が使われている。しかし、最後の解決シーンはいつもの新シリーズのコロンボらしい強引な展開で、ただ電話が使えないを証明するにしてはやり方が大げさすぎるし、何もそこまでしなくてもと思うが、それもこのシリーズらしいといえばらしい。ウィリアム・シャトナーが犯人役だが、「スター・トレック」をほとんど見たことがない自分でも、矢島正明の吹き替えがやはりすごく合っていると思う。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2016-10-10 10:46:06)
143.  レックスはお風呂の王様
「トイ・ストーリー」シリーズの短編第3作。今回はみんなに疎まれているレックスがボニーと一緒に入ったお風呂でそこのおもちゃたちを取り仕切るという話で、お風呂の中でおもちゃたちがワイワイやっているだけなのだが、ノリがよく、時間も短いので飽きることなく楽しめた。でも、短編3本の中では同時上映のメインの長編の前座という感じがいちばんしたのも確か。その同時上映のメイン長編作品は「ファインディング・ニモ」の3Dリバイバル上映だったのね。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2016-03-13 10:20:47)
144.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 
16年ぶりにリブートされたハリウッドの新作ゴジラ。98年版と比べるとゴジラのデザインがオリジナルに近くなり、登場する渡辺謙演じる博士の名前が「芹沢猪四郎」というのも第1作へのリスペクトが感じられるものとなっていて、98年版より本作のほうがそういう面では見ていて好感が持てる。しかし、登場する怪獣の設定はゴジラというより「ガメラ 大怪獣空中決戦」のリメイク的な感じで、もう少しオリジナリティのある設定で良かった気がする。それに、人間ドラマを前面に出しているが、それが怪獣の見せ場よりも比重が大きく、さんざん焦らされていたゴジラがようやく登場し、これからムートーとの対決という怪獣対決モノとして盛り上がるシーンをテレビのモニターごしにしか映さなかったり、クライマックスのゴジラとムートーの対決シーンも画面が暗すぎてよく分からなかったりして怪獣対決ものとして見た場合にその醍醐味がなく物足りなさを感じた。(もしも、怪獣大好きっ子だった小学生の頃に本作を見ていたら退屈極まりない映画という印象だけが残ったかも。)人間ドラマのほうに見ごたえがあれば良かったのだが、月並みな家族のドラマが展開されるだけで、そこに深みもなければ面白味もない。それよりも父を広島原爆で失っている芹沢博士のドラマを前面に出したほうが面白くなった気がするのだが、そこは深く掘り下げずに終わってしまったのはちょっと残念に思う。(アメリカ映画だからかもしれないが。)ムートーを倒したゴジラが海に帰っていくラストシーンはどことなく70年代の本家ゴジラシリーズのエンディングのようだった。続編が作られるということでちょっと先行きに不安感がある。少し甘めに5点。
[DVD(字幕)] 5点(2015-09-12 17:33:24)
145.  刑事コロンボ/悪の温室<TVM> 《ネタバレ》 
今回はいつものパターンを外し、まだ殺人事件が起きていない狂言誘拐の時点でコロンボが登場し、さらにマンネリを避けるためかコロンボの相棒的存在の若手刑事ウイルソンが登場するというのが新鮮。ウイルソン刑事のキャラはよく、科学に頼らない捜査方法のコロンボに対して、科学捜査で被害者の妻の家を捜索するはりきりぶりが面白く、ユニークで印象的だった。ただ、本筋のほうはイマイチで、犯人(レイ・ミランド)の人物像がかなり適当に描かれている気がするし、温室で蘭を育てていて一見裕福そうなのに甥の財産を狙って手の込んだ狂言誘拐と殺人を犯す動機もよく分からなかった。せめてもう少し犯人の人物像を丁寧に描いていればと思う。それにコロンボと犯人の対決もたいして盛り上がらずに終わってしまった感じ。見終わってみればコロンボとウイルソン刑事のやりとりくらいしか印象に残らないのだが、これに時間を割かれて事件部分が短くなってしまったような感もある。本作は一時間半枠で作られているが、もし、二時間枠で作られていたらもうちょっと説得力のある作品になっていたかもとつい思ってしまった。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2015-01-06 15:31:01)
146.  刑事コロンボ/ロンドンの傘<TVM> 《ネタバレ》 
今回はコロンボが出張先のロンドンで殺人事件に遭遇する海外ロケ編で、いつもとは雰囲気の違う作品になっているが、もうこの頃にはこのシリーズは世界的に人気が出ていたのかな。犯人夫婦の殺人が故意ではなく過失によるものだが、あれだけで死ぬか?とついつっこんでしまったし、ラストの解決シーンもやっぱり強引。今回は舞台のロンドンをコロンボが観光するシーンが長く、犯人夫婦との対決よりもこちらがメインのようにうつってしまっているのもちょっと残念で、約100分のノーカット版を見たのだが、やや冗長に感じ、もう少し短くてもいいのではと思った。でも、コロンボと地元のダーク刑事部長とのやりとりは面白かったし、異国で捜査をするコロンボというのも新鮮だった。(でも、けっこうそこが本作のつっこみどころだったりするわけだけど。)ボンドガールを演じたことのある女優が犯人役に起用されているのもロンドンが舞台ということでそれを意識してるところがあるのかもしれないなあと思わずにはいられなかった。その吹き替えの岸田今日子の声もインパクトがあり、印象に残る。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2014-10-09 16:23:43)
147.  刑事コロンボ/ホリスター将軍のコレクション<TVM> 《ネタバレ》 
今回の犯人は朝鮮戦争で活躍した軍人 ホリスター将軍。殺しを第三者の女性に目撃されてしまうという展開がこのシリーズでは珍しく、当然この女性は今回のキーになるわけだが、今回の犯人は自分の年齢も考えずこの女性を食事に誘ったり、ましてや家にまでのこのこやってきて今夜のニュースを見てくれと言ったりと行動が理解不能な部分が多く、目撃者の女性もそんな年齢の離れた将軍に惹かれていく理由がよく分からないし、将軍の凶器である拳銃の隠し場所が肝なのかと思って見ていると、自分のコレクションの展示会に堂々と展示してあるというギャグのようなお粗末さに呆れる。はっきり言って今回は脚本がおかしいとしか言いようのない出来で面白くないし、犯人にも魅力が感じられず、コロンボと犯人の対決らしい対決もなくラストが非常にあっさりとしているのもつまらない。ただこの作品はやはり犯行を目撃した第三者の人物が話に絡むという点は印象に残る。犯人の目撃者に対する接し方をもっとなんとかしていればひょっとしたら面白くなったかもしれない。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2014-04-11 01:57:32)
148.  刑事コロンボ/偶像のレクイエム<TVM> 《ネタバレ》 
撮影所が舞台の今回の犯人は往年の大女優で、それを演じるのが本当に往年の大女優のアン・バクスターというのが現実とオーバーラップしていてこのキャステイングは見事。しかもハリウッド映画の衣装デザインの代名詞的存在であるイーディス・ヘッドが本人役で登場するあたりは豪華だ。しかし、ストーリーはちょっとひねりすぎで逆に面白くなくなっているように感じる。犯人の犯行動機が明かされず、最後の最後になってようやく明かされる展開も悪くはないのだが、それが成功しているかと言えば疑問で、全体的に見てもイマイチであまり盛り上がらないまま終わってしまいちょっと残念。女優である犯人を前にしていつもと違ってすっかりミーハーなコロンボがユーモラスで可愛らしい。アン・バクスターと言えば「イヴの総て」が有名だが、まだ未見なのでいつか見てみよう。ところでこの作品の撮影は実際にいつも「刑事コロンボ」を撮影しているスタジオをそのまま使って撮影してるんだろうなあと思ってしまった。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2013-12-31 14:06:49)
149.  刑事コロンボ/アリバイのダイヤル<TVM> 《ネタバレ》 
邦題のとおりひたすらアリバイ崩しのみに終始していて分かりやすいといえばそうなのだが、犯人(ロバート・カルプ)が殺人を犯す背景や動機がほとんど描かれておらず、そこが物足りない。凶器が氷の塊(今回の脚本家はこれをいちばん最初に思いついたのかも。)だったり、プールの水と水道(ホース)の水の違いについてコロンボが指摘するあたりはけっこうワクワクしながら見れただけにそれ以外の部分に見どころらしい見どころがなく、ツッコミどころも多いのは残念。それでもラストは鮮やかなのがこのシリーズらしいし、発想の転換というのも面白いのだが、やっぱり決め手が電話に入っていなかった時計のチャイムの音というのはいささか強引な気がした。印象に残るシーンも少ないのだが、いちばん最後のテープのカットは印象に残る。ラジオから聞こえてくる中継の解説者の吹き替えを担当する肝付兼太の声も妙に印象的だった。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2013-12-23 01:09:52)
150.  ラッシュアワー3 《ネタバレ》 
シリーズ第3作。1作目や2作目を見たのがもう10年以上前(ジャッキー・チェンの主演映画を見るのも10年ぶりくらい。)で今更見るのもどうかと思ったが、そんなにつまらなくはなかった。相変わらずジャッキーとクリス・タッカーのコンビのやりとりは見ていて楽しい(ただ、クリス・タッカーは山寺宏一の吹き替えも相まってやたらうるさく感じるのがやはり気になる。)し、50代を迎えたジャッキーのアクションも衰えをあまり感じさせないのがうれしい。今回は悪役で真田広之が出ていて、明らかに80年代にジャッキーや真田広之のアクションに魅了された世代が主なターゲットといった印象だが、ジャッキーはともかく今の真田広之はアクション俳優というイメージよりも演技派俳優のイメージが強いせいか、この共演は個人的にはイマイチ盛り上がらず、せめて真田広之がJACにいたころに実現していたほうがよかったのではと思ってしまった。工藤夕貴の使い方もなんかもったいない。でも、この二人の吹き替えが別人なのは思ったよりも気にならなかった。このシリーズ、4作目はもうないだろうな。
[DVD(吹替)] 5点(2013-08-30 21:48:34)
151.  新・刑事コロンボ/死者のギャンブル<TVM> 《ネタバレ》 
いつもどおりに殺人の準備をする犯人の様子を描いた後に事件が起こり、コロンボがすぐに犯人に目星をつけてつきまとう、ここまではいつものパターンだが、今回は途中でその犯人が殺されてしまうという捻った展開。でも同じ脚本家の作品でこれも捻った展開だった「マリブビーチ殺人事件」ほどの面白さはなく、終わってみれば印象としては普通の平均的なエピソードといったところで、感想としては可もなく不可もなくと言ったところなのだが、倒叙もので犯人が途中で入れ替わる展開は「古畑任三郎」の「今、蘇る死」に影響を与えていそう。したたかな悪女ドロレスを演じているタイン・デイリ―は「ダーティハリー3」のハリー・キャラハンの相棒である女刑事役が印象に残っている女優(戸田恵子の吹き替えも印象に残っている。)だが、この作品ではラストに刑事であるコロンボに逮捕される犯人役というのがなんとも言えない。また、中年太りが激しく、「ダーティハリー3」の頃の面影があまりない(吹き替えも戸田恵子ではなく、弥永和子だし。)ところになんか時代の流れの恐ろしさを感じてしまった。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2013-07-25 14:37:01)
152.  新・刑事コロンボ/犯罪警報<TVM> 《ネタバレ》 
今回はテレビの犯罪捜査番組の司会者が犯人というところが皮肉が利いていて面白かったし、はじまってすぐに起こる殺人事件が実は犯人が司会をつとめる番組で放送する再現映像であったというミスリードのオープニングもなかなか印象的。でも、監視カメラに細工をするという犯人のアリバイトリックはなんか詰めが甘く、それにラストで決定的な決め手となるのが犯人の車についた被害者の飼っている犬の爪跡というのがちょっと強引な気がする。ただ、前日に見た「初夜に消えた花嫁」があまりにもこのシリーズらしくなくつまらなかったためか、今回はいつも通りの倒叙形式のエピソードとなっているのでその点では安心して見ていられた。やっぱりこのシリーズはこうでないと。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2013-07-05 18:15:31)
153.  新・刑事コロンボ/殺人講義<TVM> 《ネタバレ》 
今回の犯人は二人組の大学生で、なんとコロンボがゲスト講師として講義をしている目の前で犯行に及ぶという大胆さだが、その殺人は試験問題を盗んだことがばれて口封じのために教授を殺すという軽いモノで、言ってしまえば若気の至り。犯人ふたりはいかにも浅く、見ていて少しいらつく程度なのでドラマとしても普通以下の印象で可も不可もなくといったところであまり面白くはない。犯人のひとりの父親役で「指輪の爪あと」で犯人を演じていたロバート・カルプが登場するが、むしろこのロバート・カルプを犯人役に別の作品を作ったほうが面白くなるのではと見ながら思ってしまった。講義でコロンボが「完全犯罪の誤算」の事件の話をしていて(ほかに「策謀の結末」の事件の話題も少し出てくる。)シリーズとしてのつながりを感じさせていて思わずニヤリとしたが、証拠のでっち上げについての生徒の質問にはそんなの日常茶飯事だと見ているこちらが思わず答えたくなってしまった。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2013-06-16 12:47:59)
154.  新・刑事コロンボ/華麗なる罠<TVM> 《ネタバレ》 
被害者が犯人の義父や妻だと思わせておいてそうではなかったり、犯行シーンで歯科医である犯人の用いるトリックは凝っていてそこまでは面白かったが、想定外の被害者や殺しの方法に凝るあまりそのあとの展開がおざなりになってしまった印象が強く、全体としてはあまりパッとしないイマイチな出来になっているのが残念。コロンボが愛車であるブジョーにパトランプをつけようとする登場シーンはコミカルで、思わず微笑ましくつっこませてもらった。しかし、下の方も書かれているが、その後の現場検証のシーンで葉巻につける火を探しているコロンボに対して物証であるマッチを差し出す警官はいくらドラマとはいえ、リアリティーがなさ過ぎておいおいと呆れてさっきとは違う意味でまたつっこみを入れてしまった。検死官の吹き替えをしている宮内幸平が懐かしい。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2013-05-19 12:39:23)
155.  新・刑事コロンボ/大当たりの死<TVM> 《ネタバレ》 
宝くじで大金を手にした男がそれを伯父に話したがためにその伯父に殺されるという展開が妙にリアリティーを感じさせるストーリー。パーティーを開いてアリバイを作るというのが前に見た「迷子の兵隊」と同じでややマンネリ感があるし、不倫関係の男女が出てくるところも同じ(今回は犯人と被害者である犯人の甥の離婚調停中の妻。この二人の関係の描き方はストレートに思えるが、少しわざとらしい気もする。)なため、ある意味では見ていて安心感さえ漂う。被害者が預かっていたチンパンジーが犯行の一部始終を目撃しているが、このチンパンジーを殺してしまっておけば、犯行が露見するのをもう少し遅らせることが出来たかもしれないとつい思ってしまった。案の定、ラストではチンパンジーの指紋が証拠になっているし。でも、そこに犯人の不倫相手である被害者の妻を連れてきて口論させ、ムリヤリ自白させるという展開は少々やり過ぎとも思える。今回の犯人役の俳優は「メン・イン・ブラック」でZを演じていたリップ・トーン。吹き替えは阪脩だったが、MIBの民放テレビ放送版の吹き替えでは石田太郎がZの声を担当していたので、コロンボ登場後は少し不思議な感じがした。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2013-05-05 13:57:37)
156.  新・刑事コロンボ/迷子の兵隊<TVM> 《ネタバレ》 
今回の犯人のアリバイ工作はつっこみどころ満載の穴だらけでコロンボとの対決に見ごたえがなく、本棚から出てきた兵隊の人形が証拠になるんだろうなあと思っていたらまさにその通りで、加えて犯人も魅力がないので、作品自体に面白みを見出すことができない。今回の犯人の殺害方法は闇討ちでナイフによる刺殺というシンプルなもので、アメリカらしく射殺が多いこのシリーズでは逆に新鮮に感じる。(これが「汚れた超能力」のような殺し方になるとやりすぎになってしまう。)冒頭とラストに犯人が使っている南北戦争の戦場を模した模型がやけに印象に残るように映し出されているのが、どこかのおもちゃ会社とのタイアップのように見えてしまった。吹き替え版で将軍の声を担当しているのは「権力の墓穴」で次長の吹き替えを担当していた北村和夫であるが、前回に比べると今回の方が役柄に合っており、違和感はあまりなかった。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2013-04-14 13:50:18)
157.  新・刑事コロンボ/狂ったシナリオ<TVM> 《ネタバレ》 
今回、コロンボは登場直後から犯人である若手映画監督にしつこくつきまとい、しかもそこから大半がコロンボと犯人のやりとりで占められていて、コロンボのしつこさにはっきり言って見ているこちらのほうも犯人と同じようにウンザリしてくる。また、大したドラマがあるわけでもないのであまり面白くない。ラストの解決シーンも見ていて痛快に思いながらもやたらと芝居がかっていて少しやりすぎの感が強かった。ただ、映画スタジオが舞台になっているのは面白かったので甘めかもしれないがそこに1点プラス。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2013-04-06 02:04:11)
158.  新・刑事コロンボ/汚れた超能力<TVM> 《ネタバレ》 
「策謀の結末」から11年ぶりに作られた新シリーズ第1話(通算第46話)ということもあってか、始まってから事件が起きるまでが長く、コロンボ登場をかなり焦らしている。その分、今回のコロンボ登場シーンはかっこよく演出されていて印象に残るものとなっている。しかし内容としては殺人の方法がギロチンで首をはねるというものだったり、解決方法もコロンボがわざわざギロチンに頭を乗せて犯人をだますという命がけの手段で、少々やりすぎ感があり、旧シリーズとは違うものを目指したいのは分かるが、これはちょっとなあ。それでも全体的にはけっこう楽しめたし、娯楽作品としてはそう悪くはないように思う。インチキ超能力者である犯人の吹き替えは野沢那智であるが、これがハマっていて、いかにも胡散臭い雰囲気が漂っている。(原語だとまた違った雰囲気なのかもしれないが。)コロンボの声は新シリーズの今回から石田太郎が担当しているが、この間まで小池朝雄のコロンボを見ていたためか石田太郎のコロンボに最初は若干の違和感を感じたものの、すぐに馴染むことができた。(「金曜ロードショー」でこのシリーズを放送していた頃にもっと見ておけばよかったかも。)それにしてもBSPでの放送は順不同ではあるが、せめて旧シリーズを全部放送してしまってから新シリーズを放送したほうがよかったのではないか。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2013-03-24 14:11:26)
159.  刑事コロンボ/権力の墓穴<TVM> 《ネタバレ》 
今回の犯人はコロンボの上司ということで、この設定はなかなか面白そうと思ったものの、その部分をドラマとしてあまり活かすことなくほぼいつも通りの展開だったのは勿体ない気がするし、この上司のアリバイ工作も本当に警察の人間なのかよと思うほどにお粗末であるし、コロンボを捜査に参加させるという行動も、おそらく署内で名刑事と評判がたっているであろう彼の実力を知らないのではと感じてしまう。だからコロンボとの対決もあまり盛り上がらなく、イマイチ。せめて犯人はコロンボの上司という設定をもっと活かした脚本にしていればもう少し面白かったのではと思う。それでも作品そのものは見ていて安心感はあるし、ラストの犯人を暴くシーンに唸らされてしまうことは確か。でも、設定そのものが面白そうだっただけに、すごく残念な作品になってしまっているのはやっぱり惜しい。何度もいうが、コロンボの上司が犯人という設定をうまく活かしてほしかった。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2013-02-17 13:33:24)
160.  刑事コロンボ/構想の死角<TVM> 《ネタバレ》 
若き日のスティーブン・スピルバーグ監督が手がけたことで知られる「刑事コロンボ」の一篇。推理作家を犯人としているだけあってトリックが巧妙で、前半はかなり面白かったのだが、ラストで犯人があっさりと犯行を自白しただけで決定的な証拠もないまま逮捕されてしまう展開はかなり物足りなく、ミステリードラマの結末としても弱い。もっとちゃんとコロンボと犯人の対決を描いたほうが面白かっただろう。またこのラストの犯人の自白のせいで、前半に殺された被害者(犯人とコンビで推理小説のシリーズを書いている相棒。そういえば小説ではないが、このシリーズも二人の人間によって生み出されている。)も自分がメモに書いたことくらいおぼえておけよと突っ込みを入れたくなってしまったし、後半の脚本ははっきりいってお粗末。スピルバーグ監督のきをてらったような演出は彼らしいとは思うが、作品としては凡作の域で、スピルバーグ初期の作品というネームバリューがなければ、シリーズ最高傑作などという冠はつかなかったのではないかと思う。(このシリーズまだそんなに見たわけではないが。)同時期のスピルバーグ監督の低予算のテレビ作品である「激突!」は、他国では劇場公開もされるほどの大傑作で、彼の映画の中でいちばん面白いと思っている作品なのだが、本作はあれと比べるまでもない出来であることは言うまでもない。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2013-01-31 01:03:04)
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