1. オーシャンズ11
「(ベネディクトは)お前を笑わせるか?」「泣かせたりしないわ」ってな感じの、行間を読ませる粋なセリフが満載で、退屈しなかった。省略の美ですな。 7点(2003-08-18 02:02:29) |
2. ピンク・フラミンゴ
食糞は引いたが、「家具を舐めてやる」って隣家への嫌がらせのために、そいつの家の家具をペロペロ舐めまくるだけのシーンがあって、爆笑した。私が見たときは上映後にジョン・ウォーターズの解説がついていて、家具舐めについて、「自分でもよくわからない」と解説してて更に笑った。無駄であっても、下品の限界に挑戦しただけで意義がある。ド変態が己の限界に挑もうとしている、その意気込みだけでも笑える。すごくバカだ。 6点(2003-05-17 06:20:52) |
3. ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録
映画がほかの芸術作品と異なるのは、製作時に多くの人間が関わるがゆえに起こる衝突と軋轢が、色濃く作品に反映されることでしょう。そして撮影前には予測できない事故も、作品に反映されます。「地獄の黙示録」はそういった、衝突と軋轢と事故が、悪魔のしわざとしか思えないほど頻発した作品です。カーツ大佐の砦が台風で吹っ飛ばされたりして、悪魔にこっぴどく翻弄されるコッポラですが、そこは稀代の名監督。自ら狂気の世界の住人となり、悪魔と共同作業で「地獄の黙示録」完成させました。本作は映画の魔物に取り憑かれ、発狂していくコッポラを、妻エレノア・コッポラが冷徹に見つめたドキュメンタリーです。「夫は、しっぽを追いかけてぐるぐる回っている犬のようだ」とか言いながら。悪魔とがっぷり四つで相撲をとるコッポラの男気に、マーティン・シーンの心臓も止まる。本編、メイキングともども、珠玉の名作でございます。 10点(2003-05-11 01:56:08) |
4. ラスト・オブ・モヒカン
「愛する者のために死ねるか!?」ということの厳しさを骨身に感じました。俺ならそこまでしないけどな~。と正直思った。すごい映画! 10点(2002-12-24 13:18:58) |
5. ブルース・ブラザース2000
ビデオ屋で一週間レンタルして7回見ました。ブルースは全然知らないし、前作は「ちょっと好き」程度だったのに、2000は一撃必殺だった。ラストナンバーの「LOVE LIGHTS」で、まじで踊ったさ!ひとりテレビの前で! 10点(2002-11-23 03:25:03) |
6. ファイナルファンタジー
作家とは最初に間違ったことをする人。と高橋源一郎氏が言ってました。FFはつまらない映画だけど、つまらないの一言で片づけていい映画じゃないです。現実世界をありのままにCGで描きおこすことの功罪や価値をスクウェアは示した。これだけで映画界に果たした功績がある。はず!でももし、映画のテーマにアウラ(オリジナルにしかない一回性の価値)を据えていたら、よかったのになあ。と思います。 5点(2002-11-21 00:45:57) |