1. オー・ブラザー!
《ネタバレ》 男くさい話。 とかく女性は魔性。男に難を呼ぶ存在、そんな描かれ方してます。 コーエン兄弟って結婚してたっけ? まだ若いころの作品だし・・ まぁでも男の冒険ものは、大体こんな感じなんだろうね、どこの国も・・ むさ苦しい男たちの話でした。 苦労しても苦労しても、女は遠い・・はぁ(溜息)・・ 大洪水、それで?俺も知りたい・・ [DVD(字幕)] 7点(2024-11-21 00:51:43)★《新規》★ |
2. 暴走機関車
《ネタバレ》 黒澤さんの脚本では、最初から最後まで、機関車のシーンらしい。 話が進むにつれ、乗っている人が脱獄囚とわかる仕掛けみたいだ。 本作では、刑務所のシーンから始まり、二人の人物にフォーカスを当てる。 これはこれで、面白い。 また、いかにも黒澤さんらしいと思って観ていた、所長と脱獄囚の男と男のバトルも 実は、後から付け加えられたものだという。 う~む、それでは、黒澤映画は、どんなものだったか? 機関車内部の密室劇だったものと思われるが、実現しなかったのは残念だ。 本作も悪くはない。 ちなみにラストの特攻シーンは、BGMのヴィヴァルディのグロリアミサも、 リチャード三世のセリフも黒澤案という。 観たことない黒澤映画の可能性をつみとった時代が憎い。 [ビデオ(邦画)] 7点(2024-11-16 21:24:25)《新規》 |
3. ドゥ・ザ・ライト・シング
《ネタバレ》 ヒートアップしていく様は凄い。 平和な町が、どんどんヒステリックになっていく。 黒人差別のマグマが噴き出る様を、スパイク・リーが丁寧に描く。 イタリア系移民と黒人の衝突。 まぁ黒人の街に、イタリア系が店を出してるとこから、波乱含み。 何より、みんな愛情があるのに、こんな結末じゃぁなぁ・・ 体が大きいが、ラジカセ持ってるだけの(まぁウルサイですが)大人しい黒人を、殺すのは、やっぱり酷い。 最後のマルコムXの言葉がきつい。 「私は暴力を擁護する者ではないが、自己防衛のための暴力を否定する者でもない。 自己防衛のための暴力は、暴力ではなく、「知性」と呼ぶべきである。」 移民国家アメリカは、簡単ではないみたいだ。 スパイクリーの「マルコムX」も観てみたい。 [DVD(字幕)] 7点(2024-11-10 23:49:56) |
4. レマゲン鉄橋
《ネタバレ》 戦争映画にも、史実ものと作り物の2タイプがありますが、 これは戦時中、実際あった攻防みたいですね。 最初は、ロバートボーンが主役で、前線の橋を爆破前に、味方のドイツ軍を 橋を渡らせようとする話かと思いました。 ところが、目線は連合国側に行き、橋を敵が爆破するのを阻止するとか、いきなり 上司の命令で方針が変わったりして、現場が混乱する様子が描かれます。 この部分が、実話ベースなので、かなり説得力というか迫力ある場面です。 さて、橋はどうなるのか?ってな話であります。 考えさせられたのは、戦争という破壊活動の中で、 高価な人形が壊れたことを気にする役人が出てきたり、 装飾された西洋建築が、ボコボコ破壊される場面がでてきて、 戦争ってそういうもんだよなぁと改めて思ってしまいます。 [DVD(字幕)] 7点(2024-11-09 22:07:49) |
5. トゥルー・グリット
《ネタバレ》 映画オタクの創る西部劇としては、本作が1位と思う。 タランティーノの創る西部劇も悪くないが、女性っ気がない。 女の子を馬に乗せて旅するなんて、開拓時代にはありえないでしょうけど、 イーサン監督は、見事に形にした! 西部劇には、史実ものと作り物の2つの流れがあるが、 作り物にはどうしても厳しい点数がつけられる。 その中でも本作は、2000年代にふさわしい一品と言える。 [DVD(字幕)] 10点(2024-11-09 00:47:45) |
6. エターナル・サンシャイン
《ネタバレ》 「グッバイサマー」のミシェルゴンドリー作。 記憶を消去されていく脳内映像を描くとは、やはり奇才。 ケイトウィンスレットの、七色の髪が楽しめる。 こんな装置、ある意味で拷問やぁ! どんな思い出も、今の自分につながっとると考えれば、気持ち悪い装置。 一時の気の迷いで、記憶を消そうと実行した女心が恐ろしい。 [DVD(字幕)] 7点(2024-11-08 01:08:35) |
7. オペラ座の怪人(2004)
《ネタバレ》 ニューシネマ好きの自分には、「ファントム・オブ・パラダイス」から この話に興味を持ちました。 あの有名なBGMは公開当時、街のあちこちで聞こえてきてた。 それくらい存在感があった映画ですが、やっと鑑賞♪ あこがれのオペラ座の内装が、これでもかというくらい活かされていて、 (天井まで映してくれなかったけど)堪能しました。 ストーリーも有名な話なので、飽きさせません。 10点と行きたいのですが、大物俳優が出てなかったのが、ちょっと残念。 ミュージカルだから、実力重視のキャスティングですな。 [ビデオ(字幕)] 9点(2024-11-02 18:18:24) |
8. SHE SAID/シー・セッド その名を暴け
《ネタバレ》 60年代、ベトナム戦争の暗い影響で映画界はニューシネマブームになる。 そして「ロッキー」「スターウォーズ」の登場で、一気に暗い映画はおさらば! 80年代の空前の映画ブームが来る。しかし、それも90年になると苦戦するアメリカ映画界。 そんな中、いくつか面白い作品があった。それがワインスタインのプロデュースした映画だから、映画ファンとしては 本作は、とても辛い。こんな人の指揮した映画に、感動したの?俺! 俺の感動を返せ~!と言いたい。 本作の悪、ワインスタインは、仕事上かかわった女性を、密室でハラスメントしてたという事実。 それを暴くジャーナリストの戦いの話である。 事実に基づいているから、ますます俺の感受性、間違ってる?となってくる。 この人、権力あるから、賞も取ってる映画が多く、多くの人が観る映画をプロデュースしてるから、 思春期にワインスタインの映画で励まされた青年が、グタグタになるんじゃないかと心配。 自分的にも、本作でパルトローが23歳のときにハラスメントにあってて、 その3年後に創られた「恋するシェイクスピア」「リプリー」のパルトローが好きだったのでショックです。 [DVD(字幕)] 7点(2024-10-19 21:37:28) |
9. タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密
《ネタバレ》 どうやって造られたのか、考え出すと、ビビりだして、 映画に集中できない。 ホントに、良く出来てるなぁ。 新しい時代を迎えたんだなぁと当時、シミジミ。 スピルバーグ的演出も冴えて、面白い作品です。 いきなり、これだけのレベルを作ってしまうと、 CGアーティストは、大変だろうなぁと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2024-10-17 22:40:47) |
10. トレマーズ
《ネタバレ》 アイデア勝負の、アメリカ産娯楽B級映画。 80~90年代にたくさん創られました。 本作もその一本。 映画が面白い、と素直に言える頃でした。 考えさせられる映画じゃない分、後に何も残りませんが・・ 内容は、陸版ジョーズ。 やっぱりシリーズ化しましたね。 [DVD(字幕)] 7点(2024-10-07 21:58:16) |
11. 悲愁(1979)
《ネタバレ》 夢の世界、映画の世界に生きる大女優の、巨大な自己愛。 「サンセット大通り」を思い出させます。 ただ、この作品が創られたのは、当時のメーク技術の向上があります。 若い女性すら、老婆に変身させてしまう技術が・・ ビリーワイルダーは、そこから本作を創ることにしたのでしょう。 可愛そうなのは、娘です。 名声よりなにより、若さに勝る宝はないのに・・ 悲しい結末です。 嫌~な気分になります。 [DVD(字幕)] 7点(2024-09-29 17:58:59) |
12. テイラー・オブ・パナマ
《ネタバレ》 ジョン・ル・カレのスパイものって、007みたいなスパイ同士の攻防とか 陰謀を阻止するとか、そんなストーリーじゃないんだね。 本作みたいに窓際スパイが、政治ネタで一財産稼ごうとか、スパイも人間なんだって話を創る作家なんだね。 ってことは、ル・カレも、元スパイ? 何でスパイの人間性、そんなに詳しいの?って思ってしまう。 ホント、超人じゃない。 「ロシアハウス」観てもそうだけど、結構地味な仕事をこなす人たちなんですね~ ホントのところは知りようがないけど(笑) [ビデオ(字幕)] 7点(2024-09-25 00:50:15) |
13. 誰よりも狙われた男
《ネタバレ》 これは面白い! 漫画ではNATOスパイものと言えば、「エロイカより愛をこめて」が有名だが、 映画では、なかなか日本ではお目にかかれない。 それをスパイものの名手、ジョン・ル・カレの作品なのだから、まぁ観ないわけにはいかない。 俺ってフィリップシーモアが、好きだったんだなぁと再認識しました。 ル・カレの映画化には、大物俳優が欠かせないが、シーモアが映画史上ダントツでスパイ演じさせたら最高じゃないか! と感じ入った。 内容は、ものすごく怖い話。 これ以上は言えません。皆さん、観ましょう。観終わった後、マジでビビります(汗) [DVD(字幕)] 8点(2024-09-23 23:43:16) |
14. ロシア・ハウス
《ネタバレ》 ジョン・ル・カレの原作ものと言うことで観ました。 「裏切りのサーカス」は、痺れましたもんね~ 「ナイロビの蜂」は、ル・カレものっぽくなかったのだが、 本作は、スパイ小説の名手と言える一品に仕上がってます。 時は、ゴルバチョフの時代。 ロシアから極秘情報を渡された作家(ショーンコネリー)が、 英国と米国の諜報機関から、そのままコンタクトをとれとなって、 そこに美人妻が現れた~!!という話。 これね~、「ロシアより愛をこめて」を意識してんじゃないって感じのキャスティング。 1990年ごろのロシアの街が、たっぷり味わえます。 何や、ヨーロッパみたいで、文化的な街なんやな~と至極、感心。 [ビデオ(字幕)] 7点(2024-09-21 21:19:43) |
15. トゥモロー・ワールド
《ネタバレ》 キュアロン監督、凄いね! 終末観ただよう設定ながら、舞台が田舎。空っぽのビルとか出てこない。 生殖能力のなくなった人類に、ある奇跡が!という話ながら、わきを固めるキャラが濃い! 何より圧巻は、戦場の中での出産。 実はこのシチュエーション、ロシアの映画「遥かなる勝利へ」で出てくる。 それがここでは、SFにこの内容を込めてくるあたり、憎い! 製作年は、本作のほうが早い。むう・・ 「天国の口」「ゼログラビティ」と果敢に攻めるキュアロン。 楽しみです、これからも。 [DVD(字幕)] 7点(2024-09-14 20:25:44) |
16. スパイナル・タップ
《ネタバレ》 ふ~ん、今度レンタルでこのバンド、探してみるか・・ しっかし、適当な歌詞だなぁ・・ アメリカって、こんなに人間がデタラメなの?? 架空のバンドと気づいてからは、失笑映画なんですね、これ・・ それにしてもアメリカ人は遊びが好き! 大真面目に演技してる(笑) [DVD(字幕)] 7点(2024-09-12 23:28:58) |
17. ヒドゥン(1987)
《ネタバレ》 80年代は、面白いアイデア勝負のB級映画が多かった。 それもこれも、カーペンター監督のおかげなのだが・・ どこかで見た顔と思えば、フラッシュダンスの社長さん。 考えてみれば、こんなエイリアンもの、アメリカでしか創られてないね。 まぁ日本にも、探せば、アメリカの影響受けて創られた、こんなB級映画あるかもね。 そういうの探すのも、映画の楽しみの一つですね♪ ※レビュー見てたら、初代ウルトラマンが元祖説!?すごいな・・ [DVD(字幕)] 7点(2024-09-10 23:00:04) |
18. ユー・ガット・サーブド
《ネタバレ》 オリンピックのブレイキンを見て、驚きました。 おお!空を飛んでる! で、観ました! ダンスの表現できるものが、あまりにも多いんで、 口をあんぐりでした。 8マイルは、ラスト、エミネムの圧倒的才能で幕でしたが、 本作は、ラスト、全員圧巻のパフォーマンス。 もうどこが主役とかないんですね。 全員が華! [DVD(字幕)] 7点(2024-09-08 01:16:01) |
19. ウディ・ガスリー/わが心のふるさと
《ネタバレ》 不況にあえぐオクラホマ、そしてエデンの園カリフォルニアに向けて旅立つ途中で 出会った貧しい人たち。 彼らは、厳しい境遇の中で人間らしさを持っていた。 それがガスリーの表現のメッセージとなっているようだ。 しかし、彼は教会でボランティアする若い金持ち女性と関係を持つ。 そこから、彼の表現に、矛盾が出てくる。 もがくガスリー。 ラスト貧困層のために歌う歌が、いつしか全米で人気の的となる。 家族にも見放され、彼は幸せだったか・・ しかし映画はとてもいい作品で、飽きさせない展開で、2時間半が、あっという間だった。 [ビデオ(字幕)] 7点(2024-08-26 14:18:51) |
20. ストレート・タイム
《ネタバレ》 ムショから仮出所で出て、厳しすぎる管理の下、ブチギれて、また犯行に手を染める話。 女性も絡む辺り、「俺たちに明日はない」の昭和版ともいえるが、 何より見どころが、どんどん大胆に犯行に手を染めるダスティンホフマンの演技。 ラスト、少年期からのホフマンの写真が流れるが、再犯行後は顔つきが全く違う。 内気な少年から、まったくの悪まで、ホフマンの演技の幅を感じる。 [ビデオ(字幕)] 7点(2024-08-25 20:18:23) |