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東京50km圏道路地図さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2608
性別 男性
自己紹介 単なる鑑賞備忘録・感想文です。


※2014年11月10日高倉健逝去。人生の大きな節目。

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【製作国 : スウェーデン 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  フレンチアルプスで起きたこと 《ネタバレ》 
安倍元首相が銃撃されたが、1発目の銃声で驚いてしまい身をかがめてしまって、結果的に2発目への対応が遅れたことが指摘されている。それなりの訓練をしていると思われるプロであっても咄嗟の出来事で身の危険を感じたらこうなってしまうものなのかと思い知らされる。ましてや、子供とゲームをする時にインチキをしてしまうような父親では尚更だろう。が、正義感が強く潔癖な妻はそれを許さない。しまいには夫を試すような行動までする。「男のクセに」ってのも昨今のジェンダー平等からは憚れるセリフではあるが、男女の違いなのか単なる人間性の違いなのか、それとも人間の本能的なものなのか、答えがわからないまま終盤のシーンになるわけだが、バスの中で騒ぐのも乗客の中では妻ただ一人。身の危険を感じる状況ではあるが、銃撃や雪崩のような咄嗟の行動が求められるわけでもないので比較は難しいところ。そしてラストはタバコを我慢させられてきた夫の悲哀で終わる。疲れる相手と結婚しただけの話と言えなくもない。要するに相性が悪かったということなんだろうが、なんだか救いのないラストで放り出される感じではあるが、後味は悪くはないし、男女の違いや夫婦関係について色々と考えさせられる。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-07-15 23:00:26)
2.  アトミック・ブロンド
冷戦終結でスパイモノは成立しにくくなるという点で、ベルリンの壁崩壊時に時代設定するというのはプロット的にはよいと思うのだが、変にオシャレ?なテイストにしてしまったのでちょっとリアリティーが欠如してしまったのが残念。もっとガチでハードな感じでやった方がよかったのではないかと。あとは回想方式というのも緊張感が欠如してしまって、折角の体を張ったアクションも結局無事に生き残って聴取されているという現実から一歩引いて見てしまうという難点がある。ラストへのもって行き方上こうなってしまったのだろうが、もうちょっと工夫できたのではないかと。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-03 15:41:04)
3.  スイス・アーミー・マン
今流行りの「総合的・俯瞰的」に見れば、無人島で絶望して死を選ぼうとしていた若者が「死者(?)」と出会う事により、生(性?)の喜びや生きる事の素晴らしさに目覚めるという実存主義系の結構ベタな話ではある。そこには「オナラ」をメインテーマとして「醜い自分」や「弱い自分」をさらけ出して生きる事の大切さに気づくという若者の成長・変化も盛り込まれており、ある意味王道系のストーリーでもある。描写としては諸々と下半身系の話が多いので、そういうのを毛嫌う人を排除する作品ではあるのだが、ある意味それが狙いというか、人間の生理的醜さを毛嫌う事への批判も込められているのだろう。それがラストの各々の反応に現れているように思える。気になったのはメニーの死因が事故死なのか自殺なのかハッキリしなかった事と、メニーの「役に立つ」モノ扱いが過剰であった事かな。ハンクが低脳・無能と父から罵られてきた事のアンチテーゼなのだろうが、これでは生きるためには「役に立つ」友人が必要であり、自分も「役に立つ」人間である必要があるというメッセージにも成りかねない。好意的に見れば「生きている」だけで、人の役に立てるという事が言いたいのかもしれないが、そもそも「役に立つ」必要があるのか?という疑問は残り続ける事に変わりはない。
[地上波(字幕)] 7点(2020-10-22 14:29:03)
4.  野いちご
人は生きたようにしか死ねない。別に孤独死が悪い事だとは思わない。自らそれを選択してるなら。でも、数多の作品や諸々の事例を見ていると、結局最後は「家族との和解」の有無にいきつくんですかね?という意味では本作はラストの展開が性急というか唐突で安易に終幕したような。ちょっと意味不明な登場人物が多かったのもわかりにくい。ラストを家族問題に収斂させていくのであれば、もっと、不貞妻との関係を掘り下げつつ、「人生は理不尽だ、ガキをつくり幸せを願うなどもっとひどい。人生などヘドが出る。」この父子の確執をもっとツッコンで欲しかった。自分も死が近くなれば過去を回想するんだろう。その時何を思うんだろうか?という気持ちにはなる。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-07-07 15:47:09)
5.  第七の封印
不安や恐怖によって神は生み出される。逆に神の存在を信じる必要の無い人には不安も恐怖もないわけで。言い換えれば、不安や恐怖の無い人にとっては神は存在しないわけで。ずっと後者で居られればよいのでしょうけど、死は必ずやってきますからね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-02-10 12:47:57)
6.  歓びを歌にのせて 《ネタバレ》 
主人公はどうも体調がよくないようだが、それ以外に特に悩んでいるとか葛藤があるとも思えず(幼少時に多少イジメられた?といってもたいした事ないような)、なんか病気&過労で疲れちゃって故郷帰ったら、たまたま聖歌隊があってちょっと指導してみたという程度の話。聖歌隊のメンバにそれぞれ問題があるものの、なんかありきたりというか、どうでもいい話が多い。良くも悪くも小市民的。かつ、彼らの人間性に特に変化があったも思えず中途半端。強いて言えば変わったのは牧師なんだが、小さな町の牧師がエロ本好きで、権力志向だったってのがちょっと笑える程度かな。ラストもあんな風にして舞台に立てなくするのも、わからなくはないけど、「なんだかなあ」という感じ。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-04-14 03:57:50)
7.  ゴシップ(2000年・スウェーデン)
製作サイドの自己満足的企画モノという感じ。フィクションのゴシップを見せられてもなあ。ステレオタイプな女優へのイメージや内幕を見せられても心に響くものは少ない。下記の方がコメントしているように感情移入は不可能であり、各々の登場人物を客観的に見れば楽しめない事もないのかも。
4点(2004-04-01 14:37:36)
8.  暗殺の瞬間
スウェーデンの首相オロフ・パルメの暗殺という実話をベースとしたハードボイルドサスペンス。かなりシブイ、骨太の作品です。暗殺実行までの過程がスリリングで見応えがある。暗殺側の情け容赦ない冷酷・非情さによって「プロの仕事」を見せつけてくれる。追う側の刑事役も頑張っているのだが、孤軍奮闘という感じで見ていて切ない。しかし、家庭でも一切仕事の話は洩らさないというプロ意識には脱帽させられる。 プロとプロが対決する一切甘えの無い作品。
8点(2004-03-14 01:55:34)
9.  太陽の誘い 《ネタバレ》 
田舎暮らしで学も経験も無く人を信じられる純朴な中年男と、米国での都会経験がありいろいろ見て経験して人への不信感を抱いている若者。ちょっと設定が両極端だが、家政婦としてやってきた女が謎めいていて、2人の男の1人の女に対する視点の対比で最後まで引っ張り続ける。最後は「信じる事は素晴らしい」で終わるのだが、ひねくれた見方をすれば、「人を信じられるのは無知なヤツだけ」で終わってしまっていて、どうも後味がすっきりしない。ああいう若者こそが自分の生き方を変えてみようという心境の変化をしてくれないと本当のハッピーエンドとは思えない。
6点(2004-02-11 02:43:08)
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