3. スモーク(1995)
「間」をもたせるために吸うタバコの描写が絶妙だと思いました。例えば、ラシードは最初こそ非喫煙者で、「間」をもたせるのが苦手そうな若者でしたが、ポールの家でタバコを吸うようになったり喫煙者のオーギーに絡むようになってから、ようやく「間」のもたせかたが巧くなってくるという具合です。ラシードの追跡者2人も死んだし、彼はこの町でうまいことやっていくんだろうな、と思わせます。ラストのモノクロについては、バックの音楽&老女がオーギーに抱きついた後の表情にホロリときました。ただ、このシーンには客への妥協も感じられるので微妙かもしれません。 [映画館(字幕)] 9点(2003-11-12 21:07:26) |