1. 名犬ラッシー(2005)
《ネタバレ》 一番最初に長編映画化された「名犬ラッシー・家路(1943)」のリメイクですが、やっぱり泣けます。リメイクだから先の展開が読めちゃうのに、ジョー君の素朴なキャラに「この子・この家族に何とかラッシーを戻してあげたい」と心から願ってしまいます。ちなみに私は4度泣きました。ジョーが親に促されてラッシーに「お前はダメな犬だ」と涙声で言う所。ラッシーが何度捕まってもオリから脱出する所。クリスマスにへたりながらも教会の前に辿り着く所。そしてピーター・オトゥール演じる公爵が「これはラッシーではない」とわざと嘘を付く所。下に書いている方の仰るように老夫婦とのエピソードは残して欲しかったので本当は8点なんですが、エンドロールの最後に「製作において動物は一切虐待しておりません」と表示してくれて安堵したのでプラス1点。親子共々安心して楽しめる1作です。こんな忠犬がいたら、確かに幾ら貰っても譲れないですよー。 [DVD(字幕)] 9点(2007-06-02 19:30:36) |
2. 麦の穂をゆらす風
《ネタバレ》 国家の独立のための戦い、そして独立した後も国家を建設していく上での考えの相違での内戦。時には愛する者や仲間ですら引き離され、兄弟と言えども対立する。日本に住んでると他人事に思いがちですが、こういう事って普通にあり得るのだなと考えさせられました。アイルランドの美しさも引き立ち、物語的にも全く飽きの来ない作品でしたが、人間の愚かさ、残酷さが目立ちすぎて、その先のメッセージ性がイマイチつかめませんでした。但し出演者の演技は文句無しでしたし、観て損のない作品だとは思います。でもあまりに救われない話ってあまり高い点数付けたくないんですよねえ・・・。一番痛かったのは指の爪をはがす拷問です、思わず目を背けました。 [DVD(字幕)] 6点(2007-04-29 21:41:57) |
3. イン・アメリカ 三つの小さな願いごと
《ネタバレ》 屈託無く元気な娘たちと、常に追い込まれている両親との対比が非常に重々しく感じるドラマでした。最後の最後に救いがありますが、あまりに淡々と進むのでどうなってしまうんだろう?という興味と同時にグッタリ疲れました。3つの願いごとというテーマが、本編にさほど絡んでない感じは残念でしたが、マテオの命と引き換えに3人目の赤ちゃんが無事息をするくだりには感動しました。でもよりによって何故あんな治安の悪いアパートに住んだんでしょうかね??子供の事を考えたらもう少し何とかしそうなものですが・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-09 12:37:55) |
4. アンジェラの灰
考えさせられるでも感動するワケでもなく、観終わった後はただただドップリ疲れた。もう少し救いとかがあるのかと思ったけど、印象として残ったのは救いようがなく貧乏って感じで。アイルランドの時代背景を知らない私にはメッセージもいまいち伝わりにくかった。ただ家族仲が良かった事と出演者の演技は素晴らしかったので悪い映画とは思わないけど、2度観たいかと言われると「1回でご馳走様」という映画です。 [DVD(字幕)] 4点(2006-05-25 10:48:23) |
5. キング・アーサー(2004)
ジェリー・ブラッカイマー作品だし、空撮にお金かけたり戦闘シーンも迫力があったけどイマイチ感情移入が出来なかったかなあ。もっともっとスケールの大きい映画を勝手に期待してしまったのもあってちょっと物足りなかったです。ハンス・ジマーは相変わらず無難に壮大な曲を書いたんですけどね。イギリス人俳優にこだわったのがあまり意味を感じられなかったのもちょっと残念でした。ただ映画としてはまとまってはいますし、クライヴ・オーウェンは貫禄ありました。でもWOWOWで十分かな? [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-31 18:29:45) |