1. ル・コルビュジエの家
《ネタバレ》 主人公が作ったユラユラ椅子に座ってみたいと思ったのは自分だけではないはず(笑)。まぁそれはともかく、隣人トラブルを描いた映画ではありますが、単純に嫌な隣人と闘うとかいう話ではなく、もっと一筋縄ではいかない、リアリティのある内容になってると思います。隣人のおっちゃんは確かに粗暴でデリカシーのない人ではありますし、センスの悪いオブジェや花を送ってくるのとかまさにありがた迷惑なんですけど、でも本人は悪気があるわけではなさそうですし、むしろ後半では窓を細長くして曇りガラスにする提案を受け入れてるし、聞く耳を持つ人ではあるわけです。論理的にどうこうというよりも、主人公とは住む世界の違う下層の人、そういう人は生理的に嫌いだ、みたいな、好き嫌いの部類でもあったりするわけですね。そんでまた家族との関係も同時に描かれていて、娘ともうまくいかないし、なにより妻が相当な頑固者で、その狭間で苦悩する彼の気持ちもよくわかる。終盤は急展開でしたが、等身大の人間模様が描かれていて見応えはありました。 [DVD(字幕)] 6点(2013-10-15 00:38:52) |
2. イン・ザ・ダークネス
《ネタバレ》 女の子たちが男にさらわれる系の作品は数多く出ているし、 過激な内容も多いのでそういうものに比べたら随分と生温い。 さらった実行犯の兄ちゃんはおっちょこちょいだし、 警官役のおっさんもたいして凄味がない。 彼女をさらわれた兄ちゃんが不憫なので、 最後まで一緒に生き延びてほしかったなぁ。 ハラハラドキドキや過激サスペンスなら他に 抜きん出てるのがいくらでもある。 この作品での見どころは、主役の女性二人が美人だってこと。 これすごく重要。そんでまたビキニ姿を披露してくれる。 そんなわけで、目の保養に5点献上。 [DVD(字幕)] 5点(2012-07-13 09:36:43) |
3. テトロ 過去を殺した男
《ネタバレ》 「ゴッド・ファーザー」の原点だとか宣伝されてるけど、 ああいうタイプと違い、こちらは小粒な印象。 確かに、一つの家族の葛藤の話という点では似てるかもしれないけど、 なによりもヴィジュアルが違う。 デジタル撮影らしいけど、そのせいか画が鮮明過ぎて レトロな雰囲気が出てこないのよね。 劇のCGもあまりいい出来とは言いがたいし。 でもストーリーは嫌いじゃない。 ヴィンセント・ギャロ、アルデン・エーレンライク、この二人は本当に良い演技してると思う。 衝撃の告白も、確かに衝撃的ではあるのだけど、でもずっと「この二人、兄弟にしては兄ちゃん老け過ぎやろ、、、」て思いながら鑑賞してたんですよ(笑)。 だから、告白を聞かさせて、驚くと同時に「あ、やっぱりそうだったのかぁ」って。 [DVD(字幕)] 6点(2012-04-04 14:58:59) |
4. モーターサイクル・ダイアリーズ
《ネタバレ》 ゲバラの政治思想の背景には、この作品に描かれてる様に、彼が元々は医者で青年期に南米各地を旅行をした折、厳しい現実を目の当たりにして心に潜む正義感に火がつくという、そういう体験が根本にあるのかもしれません。ただ、どこまでが事実でどこまでが創作なのかがわからない。たぶん終盤の川を泳ぎ渡る下りは創作なんじゃないかな。おそらく隠喩的な意味合いとして持ち込んだ話なんだろうと。まぁでも映画的には成功してるといえるんじゃないかしら。青年期の話だから、キナ臭いイデオロギーは全くでてこないもんで、お固いものを期待すると肩すかしですけど、あのような人物がどんな青春を過ごしたのかとか、その経験がその後の彼にどんな影響を与えたんだろうかとか、そういうことを想像して見ればより興味深くみれると思います。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-14 00:33:37) |
5. ラブ・ウォーク・イン
印象に残らなかったなぁ、、、ピアニストさんの自作の曲、なかなかよかったよ。 3点(2002-02-04 19:15:22) |