1. ぼくは歩いてゆく
戸籍のない少年の生活ぶりをドキュメンタリータッチで撮った映画。貧乏でIDの得られない子供を主人公にしてイラン社会の抱えている問題を提示している。淡々としているので、途中からフィクションなのかノンフィクションなのか分からなくなってしまった。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-20 14:02:21) |
2. 少女の髪どめ
《ネタバレ》 青年は愛する少女を救うため自分のIDを売ってしまう。最近「ジョゼと虎と魚たち」という映画を観たが、あの映画の青年とこの映画の青年は対照的。ジョゼの青年には好感をもてなかったが、二度と会えないであろう女性に最後まで一途に献身しようとするこの映画の青年には好感をもてた。 [DVD(字幕)] 7点(2007-01-07 10:40:51) |
3. オリーブの林をぬけて
ドキュメンタリーなんだかフィクションなんだか分からなくなる不思議な映画だった。(イラン映画にはそういう映画が多いけど)青年はしつこかったけど、イランではわりと普通な求愛方法なのかもしれないし、よく判らない。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-01-06 12:51:06) |
4. サイレンス
悪くはないけど、それほど強い衝撃もなかった。イラン映画に見慣れてしまったのか、他のイラン映画に比べて印象が薄い。終わり方があっけないことも原因かもしれない。 [ビデオ(字幕)] 5点(2006-12-31 16:54:21) |
5. 友だちのうちはどこ?
ただ友達のノートを誤って持ち帰り、それを渡すために知らない友達の家を探しに行くだけの話なのに、新鮮な印象をずっと自分の中に留めている。華やかな映画ではなく淡々と話が進行するのだが、そのホームビデオのような自然さが逆に観客をひきつける力になっているように思う。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-26 11:26:58) |
6. 運動靴と赤い金魚
優しい気持ちになれる映画の典型だと思う。妹のために頑張るお兄さんも良かったけど、ちょっと抜けたところのあるお父さんも好感がもてた。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-26 10:44:48) |
7. 太陽は、ぼくの瞳
緑の木々に囲まれ色とりどりの花に満たされ川のせせらぎが聞こえるイランの大自然は、今までのイランの荒涼としたイメージを完全に覆した。イスラームに限定されずすべての人々に共通する道徳律を示してくれる心地よくてとても美しい映画だと思う。 [地上波(字幕)] 9点(2006-12-26 10:36:34) |