1. ドラゴン・キングダム
《ネタバレ》 かつて、ある映画で鶏のコスプレをして戦ったことのあるジェット・リー(リンチェイ)。その時も笑顔だった。というかものすごく楽しそうだった。 そして今回。孫悟空、というか猿人間のコスプレをして戦った。やはり笑顔というか、ものすごく楽しそうだった。 つまり、ジェットー・リーは、動物のコスプレをするのが趣味なのか…って、いやそんなことないと思いますが、久しぶりに彼の素敵笑顔を拝めました。 もう、映画の展開なんてそっちのけで、中盤のジャッキーvsジェットの対決につきます。 動きはジェットに劣るが(年齢のせいもあるだろう)多彩な動きでとにかく魅せてくれるジャッキー。アクションのバリエーションこそジャッキーに負けるが、そのスピードと正確無比な体さばきが素晴らしいジェット、どちらも甲乙つけがたい戦いだったのではないか、と個人的には思います。 まあ、間違いなく、近年の彼らが出演した作品の中では抜群の出来だと思います。 その他では、やはりエンディング、不良をボコボコにするというのは、お決まりなパターンですけどやはりすっきりしますね。 [映画館(字幕)] 8点(2008-09-28 04:12:35)(良:2票) |
2. SPIRIT スピリット(2006)
《ネタバレ》 相手をただ倒すためのものは殺人術。ともに競い合い、互いに高めあうのが武術…そんなことを考えさせてくれる作品でした。 アクション面では集大成というだけあって実に多彩な動きをしていました。 素手、剣術、棒術は勿論、久しぶりに見た三節棍など、実に華麗な動きを見せてくれました。 中村獅童の動きも様になっていたのでよかったですし、何よりもその役柄、日本古来の武道精神を持った人物という設定が良かったです。 最後といっているので、次はないのか、という心配はありますが、久しぶりの、本当の意味で骨のあるカンフー映画でした。 [映画館(字幕)] 8点(2006-04-02 00:53:48) |
3. ゴジラ FINAL WARS
どんなにオリジナルが偉大だろうが一度シリーズが終わってるという時点で俺の中ではもうこの作品はゴジラにしてゴジラにあらずというか、全く別物と捉えています。そもそもゴジラにそれほど思い入れがあるわけでもありませんし、例えばKOFのようなお祭り騒ぎモノとして見れば、なかなか面白かったと思います。しかも、本作のトリビュート・アルバムのジャケットはまんま“あれ”ですし、音楽担当が世界的なキーボード奏者のキース・エマーソンって時点で俺の中では合格ラインです。 [地上波(吹替)] 6点(2006-01-22 03:39:22) |
4. 香港国際警察/NEW POLICE STORY
《ネタバレ》 アクションだけで見れば久々の快作って感じですね。しかしながらその反面ストーリーの方がやたら暗い。確かに今までのジャッキー作品の中にも暗い映画はあったけど、それでもどことなくコミカルに仕上げてあって最後まで楽しい気持ちで見られた。しかし今回は、そう云うシーンはあるにはあるが、どうも今までのように楽しめない。やっぱり、ジャッキー映画は楽しい映画でなくては…ということで些か引かせてもらいます。それにしても、Xゲームって、面白そうですね。 [DVD(字幕)] 6点(2005-10-08 23:37:51) |
5. カンフーハッスル
《ネタバレ》 はじめのうちは陰惨なネタが多く、「はぁ~、やっぱりこれが香港流なのね~…」と半ばあきらめてみてましたが、カンフー・ファイトが始ると「お~!やっぱりこれが香港流だよね~!」とやっぱり熱くなって見入ってしまったわけです。だってね、本当に本物のカンフーなんだもん(笑)ストーリーなんてどーでもいーんです。カンフー映画のストーリーなんてどーでもいーようなもんばっかなんですから(笑)CGの使い方が露骨過ぎてバレバレなんてのももう、どーでもいーんです。だって、CGで似非カンフーを誤魔化そうとしてるんじゃなくて本物のカンフーにCGを合わせて“ありえねぇ~!”闘いを再現してるんですから(笑)それに実際、ここまで派手にやってくれると小気味がいいもんです。ザコ共がとんでもない勢いでぶっ飛んでいって、建物がドッカンドッカンぶっ壊れていって、挙句は天空からとんでもないスピードで落下してきてありったけの気をぶちかますなんて、あのマト○ッ○スだってここまで派手にはやってないと思いますよ(笑)それに、映画の随所に散りばめられたパクり…もとい様々な作品へのオマージュも探すのが楽しいですし。とにかく、深いこと考えずに勢いに任せて見ることをお薦めします(笑)。 [映画館(字幕)] 8点(2005-01-16 23:22:50)(良:1票) |
6. 少林寺
まず一言。これを見ずしてリー・リンチェイを、いやカンフー映画を語ろうとしていた自分が恥ずかしい!と言う位凄い作品。中国武術界の至宝、リンチェイを筆頭に各流派の達人たちが集い全編通してカンフー!カンフー!カンフー!カンフー!カンフー!の天こ盛り!だれるシーン一切なし、というよりだれていても無理やり引き込むと云うか引きずられていくほどの勢いでもうこれでもかぁ!という位のテンポの速さ&激しさ!ストーリーは典型的な復讐劇だけれどもそんなのお構いなし!純粋にカンフーだけを極めた~といったものでカンフー映画好きにはたまらない1本。今の作品と違ってワイヤーでごまかすような事はしてない(と言っても、ほんの少しは使ってるんでしょうけどね)ので本当の激しさそして優美さをこれでもか!というくらい堪能できる作品であります!今の似非カンフーに飽きた人には絶対お薦め! [DVD(字幕)] 8点(2004-02-15 20:43:22) |
7. ラストエンペラー
広大な紫禁城や途方もない数の臣下など、中国ってのはやはりでかい。さすが華の中の華=中華思想のもつ国ですな。かつては世界を統括するほどの強大な力を持った大帝国だけに、その衰退もどことなく物悲しいもので、その大帝国の最後の皇帝、宣統帝・溥儀ってのは運命に弄ばれたなんと哀れな人物でしょう。その溥儀を演じるジョン・ローンも、彼の家庭教師を演じるピーター・オトゥールも、皆が皆役にはまった深みのある演技をしているし、ぐいぐいと引き込まれるストーリー展開など、長さを感じさせない演出などはすばらしいです。 7点(2004-01-10 03:12:00) |
8. HERO(2002)
《ネタバレ》 見終わった後、どこら辺が英雄なんだ?と思う人もいるかもしれませんが、その答えはパンフレットの冒頭に書いてあります。 テーマは、始皇帝暗殺。しかし史実を描いているというわけではなく、ほぼ空想の話だそうです。 剣技などはジェット・リーとドニー・イェンがワンチャイ以来顔をあわせた冒頭の戦闘を筆頭に実に迫力満点だけど、グリーン・デスティニー同様無意味且つ不自然に飛びすぎ、それに話が二転三転するので感情移入もしにくいです。 それ以外は、映像は綺麗ですし、 見ごたえある場面もあるので、まあ普通に楽しめるでしょう。 [映画館(吹替)] 5点(2003-09-02 03:15:44) |
9. グリーン・デスティニー
ストーリーはまあまあなんだけど、アクション、特に剣技に関しては申し分ない迫力。さすが、中国の歴史の深さを感じさせてくれる。が、あまりにも不自然、且つ無意味に飛びすぎ。“チャーリーズ・エンジェル”のメイキングで、中国の伝説には空を自由に飛ぶ人がたくさん登場するといっていたが、勢いもないのに脚をばたつかせただけであり得ない飛翔力を得るってのはいくらなんでも無理ありすぎ。そして碧銘剣、あんな切れ味抜群なら多少腕が立たなくても負けないだろうに… 5点(2003-09-02 02:23:42) |