1. 鬼が来た!
《ネタバレ》 設定はまあまあ面白いが、役者の芝居はガチャガチャ騒いでいるばかりだし、映画の進行にも緩急や山がなく、見ていた疲れた。戦時中の雰囲気はリアリティを持って描かれており、そこは評価できるが、人間が描かれていなくて、物語が薄っぺらかった。だから後半、誰が誰に殺されようと、あまり何も感じない。「そういう風に人から人間性を奪い、人間をみんなステレオタイプにしてしまうのが戦争だ」ということを訴えたかったのなら、ある意味成功かもしれない。でも、それは映画として面白いものではなかった。僕は、やはり生きた人間の姿が見たいのだ。 [DVD(字幕)] 4点(2008-09-22 23:39:04) |