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鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2598
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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41.  アナザヘヴン 《ネタバレ》 
率直な感想としては、何かビミョーな後味の残る映画だった。まず中盤までの猟奇殺人とパラサイト的な題材を合わせたストーリー展開はなかなか引き込まれるところがあった。原田芳雄、柏原崇らキャスト陣はそれぞれ印象的な演技を見せてくれたと思う。しかしながら後半、特にクライマックス前後の展開は陳腐と言わざるを得ない。映画全体の雰囲気からして、多少後味は悪くなってもサスペンスとホラーを反映させたラストの流れを用意してほしかった。前半の緻密さに対し、終盤はあまりに大雑把。端から見れば明らかに常軌を逸している主演コンビの行動もさることながら、どこか白々しい感動とテーマを意識したラストシーンにトーンダウンする。まあそんなことよりも、「飛ぶのかよ!」「その距離で当たるのかよ!」「火だるまかよ!」「置いてくのかよ!」「しかも生きてるのかよ!」と無数の突っ込みどころにほくそ笑むための映画かもしれない。
3点(2004-03-23 03:36:00)(笑:1票)
42.  あずみ
原作の設定と流れをただなぞっただけの映画作りに落胆したというのが正直な印象だ。個人的には原作自体あまり好きではないのだけれど、それでも原作の持つパワーと真意をまったく反映できていないように感じたことは否めない。せめてこの監督得意とするアクション描写だけは評判通りのインパクトを与えてくれるかと思ったが、それさえも下手なワイヤーアクションやスローモーションを多用しただけに過ぎない陳腐なものだった。カメラワークもただ右往左往するだけで観客を引き込むだけの斬新さはまったく無かったと言える。おそらくろくな演出もなかったらしく、俳優陣の演技もことごとく軽薄である。主演の上戸彩はあずみのキャラクターにはハマっていて、アイドルという肩書きを感じさせない眼光を見せていたが、映画の中でのキャラクター自体が薄かったためもうひとつ目立たない。唯一の救いは「あ、やられちゃったよ」と死んでいく遠藤憲一か…。とにかく、海外からの評価も高い北村龍平であるが、その映画監督としての資質には疑問が残る。
3点(2003-12-08 16:27:35)
43.  ある用務員 《ネタバレ》 
極めて“惜しい”映画であることを前提とした上で、とても稚拙で、ダサい映画だったなと、落胆したことは否めない。 全編から滲み出る映画の低予算感を踏まえると、出演陣はちょっと驚くくらいに豪華な印象を受ける。脇役陣は特に名の知れたバイプレイヤー揃いで、それぞれクセの強いキャラクターを演じていたと思う。  まず良かった点から挙げるとするならば、前野朋哉演じる「本田」の一見凡人の風貌から溢れ出る強烈な残虐性とサイコパス感は、悪役キャラクターとしてフレッシュで、恐ろしく、娯楽性に溢れていたと思う。 彼と、組織の秘書役的な手下との間の抜けた掛け合いは、この映画世界の異常性と狂気性を増幅させていて良かった。  彼ら以外にも、各殺し屋コンビの即興的な掛け合いには、独特のユーモアが滲み出ていたので、もっとそれぞれのキャラクター性を活かして、殺し屋たちの見せ場を魅力的に映し出せていたら、映画全体の印象と娯楽性は変わっていたかもしれない。  詰まるところ、最も致命的だったのは、演出面やストーリーテリングを含めた映画作りそのもののチープさだった。 部分的な外しセリフは即興的で楽しかったけれど、本筋の話運びとセリフ回しは、あまりにも通り一遍で面白味に欠けていた。 そこに根本的な演出力の弱さも重なり、主演俳優をはじめとする役者陣の雑で薄っぺらい演技合戦には、正直なところ目も当てられなかった。 つくづく、役者というものは、演出によっていかようにも様変わりするものだなと思った。  加えて、音楽や効果音の使い方においても、的外れで耳障りになってしまっているシーンが多かったように思う。 あるヤクザの親分が石柱を怒り任せに蹴り続けるシーンがあるのだが、何故かボコボコと木製の壁を蹴るような効果音が当てられていて鼻白む。 他にも基本的な距離感や、小道具の使い方などの細々した箇所で「違和感」を感じることが多く、その都度「雑だなあ」と思ってしまった。 劇中、学のない戦闘要員が馬鹿にされるくだりがあるが、監督自身の映画的な学の無さが目に余る結果となってしまっている。  映画のテイストしては、韓国映画の「アジョシ」や「悪女/AKUJO」など、バイオレンスアクションのノリを強く感じたし、監督自身多分に影響されていると思う。 ただ残念ながら、韓国映画の芳醇な土壌によるクオリティーには遠く及んでいない。 部分的なアイデアと、前野朋哉の「本田」だけ輸出して、韓国でリメイクしてほしい。
[インターネット(邦画)] 2点(2021-10-11 16:35:06)
44.  アンフェア the movie
昨年放送されたテレビシリーズは、テレビドラマとしては異色ともいえるハードボイルドと、テレビ放映の特性を巧みに利用したサスペンスフルな展開に夢中にさせられた。 がしかし、(予想の範疇ではあったのだけれど)続編を一本の映画作品として仕立て上げるには、容量不足というか、お粗末な結果に終わってしまった。  「アンフェアなのは誰か?」ということを徹底して描き、最終的に一番意外性のある“犯人”を導き出したテレビシリーズはテレビドラマの枠としては、緊張感と緊迫感に優れ、満足感が大きかった。 そういうある程度のクオリティを備えたストーリーだけに、人気に乗じてその後のストーリーを付け加えていくということにそもそも無理がある。 今更テレビシリーズからのレギュラーを含めた主要キャラクター内の誰かが裏切り者だと言われても、まるで説得力がなく、故に緊迫感も薄れるというもの。  それでも、上質なストーリーが用意されていれば問題はないのだが、肝心のそれも“チープ”という範囲を抜け切れないまま展開していく。豪華なキャストを用意しているわりには、テレビシリーズほどそれぞれのキャラクター性を生かしきれておらず、描写自体に「尻切れ感」を多々感じた。そういう演出的な稚拙さのせいか、それぞれにスキルの高いはずの俳優たちもどこか気が抜けた感じに見える。  そして最終的には“お決まり”のパターン……。内容が伴っていれば、それもビシッと決まって発展性のある「余韻」を残すのだろうが、もはや「もういいや」という印象は否めない。  テレビでの人気作を“とりあえず”映画化して儲けようとするのは、某キー局の浅はかなところだ。ということを分かっていながら、初日から観に行っていては世話ない……。  追伸。加藤ローサはかわいかったのに……。
[映画館(邦画)] 2点(2007-03-17 17:09:46)
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