1. OUT(2002)
原作とは別物と考えた方がいい。あの世界が好きな人には主人公がかなりフツーに見える。おそらくは人間観察の専門家たる監督はそんな事百も承知で変更しているのでしょう。狙いは多分、そこ。この「OUT軽快版」とウマが合うかどうか。しかしなぁ・・・いくらワザと変えてるにしても臓器や肉片やらでグチャグチャになっちゃう「死体の解体」を罪悪感ゼロとまではいかないけれど、罪の意識20%25ぐらいの女性たちに仕立て上げてはあまりにアッケラカンとし過ぎの感が。人間ってホントにあんなふうでいられる?原田美枝子と賠償美津子の芝居勝負としては面白いけれど、室井滋は実力のキャパ半分くらいでおとなしめだし、何より原作での「雅子VS佐竹」の分かり合ってるOUT者同士の対決が見られなかったのは残念。もしかしたら「OUT」という題名の解釈は原作からもOUTしてるって意味か?(笑)佐竹は寛平ちゃんより香川照之(この人、すげぇウマイよね!)がやってもよかったハズ。 3点(2003-05-16 10:10:04) |
2. 雨あがる
寺尾聡98点!!、城中侍ども-96点!!すまん!! 2点(2003-01-26 09:21:18) |
3. あしたのジョー2
燃え尽きた・・・というのはどういう事なのか当時、子供ながらに悩んだ。「死んだって事でしょ」「いや、燃え尽きたんだよ真っ白にな」「だから灰になって死んだんでしょ」「いや、燃え尽きたんだよ」「だから~」テーマ曲は男に生まれて良かったと思わせてくれるし、ジョーのように命を懸けて闘ってヒーローになるチャンスが自分にもあると錯覚させてくれます。梶原一騎はあんな人ではありましたが作品はスンバらしいと思います。 7点(2002-12-15 16:30:00) |
4. AKIRA(1988)
和製アニメって言やぁ何かとミヤザキ、ミヤザキって中で、世界に出して恥ずかしくないレベルの作品だと思います。バイクチェイスのシーンなんかもあの音楽だったからこそ今でも古さを感じないのかもしれない。 4点(2002-12-15 16:11:10) |
5. 赤ひげ
高校の頃ってさ、一番スカしてる時期って言うか・・・私学特有の教育の一環みたいな感じで公会堂に観に来れば出席点やるよって言われてみんな無理矢理見せられた記憶のある映画。誰も見ないでしょう?クロサワの「赤ひげ」っつったって。音楽、ファッション、セックス(女性というよりもネ)にしか興味の無い輩集めて・・・だよ。もうホントに無理矢理見せられて・・・ところがさ、面白いんだコレ!最後なんて80人近い生徒がみんなひとつになってんの。爆笑のタイミングも一緒。あれはミョーな一体感があったなぁ・・・。映画が本当の意味でプロパガンダなどに効果があるという事を教えてくれた作品。 10点(2002-11-03 11:38:41)(良:1票) |
6. Avalon アヴァロン
もっと短くしてホントに見せたいところだけにしたら7点です。何故なら同じ使い回し風の映像が鼻についたから(時間延ばしてるorまた似たようなシーンを撮る気が無かったって事でしょ)短くなるディレクターズ・カットってダメ? 1点(2002-10-20 18:32:46) |