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1.  機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島 《ネタバレ》 
『閃光のハサウェイ』が新世代のガンダム的でとても出来がよかったので、あのTVシリーズの1エピソードをどんなふうに広げて/深めているのか、期待高めで見たけど、それが裏目だったようです。安彦さんの「オリジン」はコミック版を愛読しているので、どちらかといえば連邦軍、ジオン軍、ホワイトベースのそれぞれの思惑が「ククルス・ドアンの島」で交差するような政治劇・サスペンスドラマ部分での掘り下げを期待してしまったのですが、残念ながらそっちはTVシリーズ版からあまり発展は見られず、物語的にはスパイス程度でした。むしろメインは、ドアン、島の子どもたち、アムロの交流。ただ、この点では正直言って定型以上のものは一切なく、予定調和的に流れていくだけでした。一人一人に個性をもたせる子ども描写はハウス名作劇場というよりは『約束のネバーランド』的で、それが映画全体でうまく活かされている感じはしない。終盤にガンダムで敵兵士を踏み潰す描写は、ドアンや子どもたちとの交流を通して、アムロが「兵士」としての覚悟を示す(彼らの世界と決別する)描写にもできたと思うけど、そうゆう雰囲気もあまりない。見所は最新技術で動くファーストガンダムと懐かしいBGM! ただ絵として一番ケレン味があって印象に残ったのが、山羊vsホワイトベースの面々というのがなんとも・・・。
[インターネット(邦画)] 4点(2022-10-08 09:29:09)
2.  麒麟の翼~劇場版・新参者~ 《ネタバレ》 
原作未読。連続ドラマもたまに見てた程度。東野作品は旧作はけっこう読んでいたのですが、たぶん原作に忠実なんだろうなあと思わせる、序盤のミスリードをさそう展開で、終盤まで「真犯人」は本当に誰かわからないまま、宙ぶらりん状態を楽しむことはできました。映画的なスケール感と対照的なテーマの地味さは、ある意味「東野印」の1つでもあるとは思うので、これはこれでよし。ただ、平板な演出と本作にあってるのかどうか微妙なBGMの出来もあってか、「映画」としては退屈で冗長でした。公開から6年たった今見れば、その後映画で主演を張る若手俳優が続々出てくる豪華さはちょっとわくわくするけど、今作ではそれぞれに見るべき所があるわけでもない(たとえば、物語を左右する重要人物の松坂君はもっと「できる」と思うけど、「この程度」でよしとしたのは演出側の責任だと思う)。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2018-09-22 09:06:59)(良:1票)
3.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 
気にはなっていたけど映画館まで足を運ぶほどではないよなあということで、飛行機のエンタメサービスで鑑賞。それでも映像の美しさは十分にわかる出来でした。新海監督作品としては「ほしのこえ」以来。「ほしのこえ」はSF設定に純愛メロドラマ的すれ違いを直結させる手腕にちょっと関心した覚えがあり、その要素は今作も健在だったものの、背景でガンガン流れるJ-Popのせいか、より「作品」というよりも「商品」になったなあという印象でした。というか、こうゆう話にドキドキできない程度に、自分はおっさんになったことを実感して、中学生くらいで見たらハマっただろうなあと思いました。あと、残念だったのは、「東京」対「地方」のわかりやすすぎる二項対立の構図。たとえば、「岐阜」と「東京」のあいだには、「名古屋」という中途半端な大都市があって、三葉があこがれる程度の都市生活はそこでも可能なんだけど、「故郷」がなくなった途端に、みんな「東京」に住んでる、っていう設定には、「おいおい、日本には「東京」か「田舎」しかないのかよ」と、愛知県の田舎出身者として感じた次第でした。これは、地方出身者のつまらない愚痴でもあるんですが、同時に、この映画が描いている「日本」のどうしようもない「薄っぺらさ」でもあるように思うのです。消滅する側は地方であり、東京は地方出身者を抱え込んでますます大きくなる。地方は都会人をほっとさせるノスタルジーとしてのみ存在する。たとえば宮崎駿みたいな人たちが格闘してきたものを、いとも簡単にスルーして、この構図をためらいもないまま物語の軸として置けてしまうあたりには、「作品(work)」ではなく「商品(product)」なんだと感じた根源があるように思います。あと、完全に蛇足ですが、上白石さんの声はとてもよかったけど、一瞬息継ぎをしてからセリフを話すアニメ独特の発声法、かなり苦手です。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2017-01-08 12:26:26)(良:4票)
4.  清須会議
某大河ドラマを見ていたので、かなり混乱してしまったけど、それはまあこちらの事情。某大河ドラマで三谷時代劇に慣れたこともあって、思ったよりは楽しめた。ただ、こちらはオールスターキャストが完全にあだになってる。劇中、役名ではなく役所広司と佐藤浩市と妻夫木聡とかおなじみの人たちが、おなじみのコメディ演技でなんかドタバタ言ってるようにしか見えない。そのなかでちゃんと「秀吉」だった大泉洋は見事。この人で本当にこの映画は救われた。秀吉の狡猾さ、人間的魅力、エネルギー、名古屋弁(笑)まで、正直こんな作品にはもったいないくらい、しっかりと演じていた。某大河とのギャップも吹き飛ばす快演でした。三谷さんの映画的演出力の欠如はあいかわらずで、会議や根回しのシーンの会話劇は面白いのに、あいだに挟み込む蛇足シーン(「旗取り」やら走る滝川一益やら)でテンポを崩し、大勢が決したのにダラダラ続くエンディングなどは、豪華キャストに見せ場を1人ずつ設けろという契約でもあるのかと思えるくらい残念だった。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2016-12-26 10:03:15)(良:1票)
5.  桐島、部活やめるってよ 《ネタバレ》 
「学校」という閉鎖的空間のなかの微妙な人間関係を描くうえで、「桐島」というしかけが効いている。みんな、自分の身体では抱えきれないような肥大する自意識を、ギリギリのバランスの上で成り立たせている。とくに外見や能力も含めた「コミュニケーション力」によって成立するヒエラルキーは、「桐島の退部」という小さな出来事であっという間に崩れてしまう。一方で、映画部にとっての「ゾンビ」は、誰が何と言おうが関係ないもの、「コミュニケーション力」の裏側に存在するものだ。ただ、ほとんどの大人が「体験」をもって知っているものをうまく描いた、という以上のものは感じなかったのも確か。実は、原作のラストにあった「ひかり」をどう描くかが最大の興味だったのだければ、うーん、文化部の鬱憤晴らしみたいな感じになってしまって、ちょっと残念。そこには、もっと「普遍的な何か」を感じさせてほしかったなあ。難しいとは思うけど。
[DVD(邦画)] 7点(2013-02-21 14:47:52)(良:2票)
6.  キューポラのある街
高度経済成長の時代のど真ん中に存在していた「貧困」の世界を描く、いかにも文部省推薦な一作。組合運動やら在日朝鮮人の帰国事業というものが、ふつうの日本人が生きた日常のなかに当たり前のように存在していた時代とその世界を、しっかりと見せてくれます。でも、やっぱりこの「貧困」の世界に吉永小百合は合ってない。あの父と母から、どうやってこの娘が生まれたのかとどうでもいいことが気になってしょうがない。酒を飲んでも、学校をサボっても、その「清く正しく」の雰囲気は全く揺らぎません。ただ、1960年代の映画館で観客が望んだことは、おそらく、貧困のリアルな現実の描写なんかではなく、厳しい日常にさっと光を射してくれるような、現実離れした「理想の娘」であり、「理想の姉」だったのだろう。その意味では、吉永小百合というキャストは大正解だったのだと思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-06-24 17:55:08)
7.  キサラギ 《ネタバレ》 
テンポよく会話が進んでいき、家元くんのファンレターのくだりまではとてもよかったと思う。けれど、その後のプラネタリウムとラスト後の宍戸錠は完全に蛇足(顔出しとダンスはよかったけど・・・)。舞台劇っぽさから脱する演出だったのかもしれないけど、そのせいで映画自体のテンポが最後の最後で失速してしまったのが残念でした。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-06-26 16:14:23)
8.  嫌われ松子の一生 《ネタバレ》 
見てて「疲れる」映画だった。ただ、松子のモノローグ部分が実は「光GENJI」の内海君へのファンレターだったことがなんだか妙に切ない。でも、人間が生きていくためのエネルギーなんて、所詮そんなものかもしれない。誰かが自分のことを見ているに違いない、理解してくれるにちがいないというのが幻想に過ぎないとしても、その幻想に浸って生きることの幸福感を表現したHappy Wednesdayはとても美しい。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-07-18 10:05:03)
9.  金融腐蝕列島[呪縛]
スピード感あふれる展開で、ビジネス小説の世界を見事にエンターテインメントに仕立てあげた点は評価できると思う。2時間退屈せずに見ることができた。こうゆう映画、もっと作って欲しいと思う。役所広司と椎名桔平は、ちょっと同じ世代には見えなかったけど。残念だったのは、やはりクライマックスの株主総会が、思ったよりもあっさりとまとまっちゃったこと。「呪縛」というからには、あの程度では済まないでしょ。
[地上波(字幕)] 7点(2006-01-27 02:11:11)
10.  CURE キュア
間宮とのかみ合わない会話と、それゆえに心に入り込まれてしまう恐怖は、なかなか見事に描かれていた。後半の怒濤の、説明を排した展開というのは、たとえば、それを間宮の(そして高部の)「本質的な異常性」や「不幸な境遇」みたいな、ありきたりでわかりやすい「動機」でもって説明すること自体が無意味だという主張なのかもしれない。なのに、その結果おきた殺人の数々は、「気にくわないから殺す」「殺してみたかったから殺す」みたいな、ものすごく利己的で単純極まる理由だったのが皮肉。ただ、個人的には、説明できないものを、なんとか映像と言葉の力でもって表現しようと努力するのが映画作家だと思うので(観客に解釈を委ねるのは、その意味では怠慢)、それを放棄したようにみえる本作の後半の展開は残念だった。
5点(2005-02-28 10:54:30)(良:1票)
11.  キル・ビル Vol.1(日本版)
<再見後、変更しました> この映画を「クール」だと思う人も、逆に「こんなのは映画じゃない」って怒っちゃう人もいて当然だと思う。ただ、タランティーノの「好き」をごった煮にしただけの映画。どうも、僕の「好き」とはあわないらしく、冒頭から違和感ありまくり。レザボアやパルプフィクションは好きなんだから、きっとどこかいいところがあるはずと最大限好意的に解釈してましたが、もう一度見て確信しました。好きなモノを押しつけられることが、けっこう迷惑だっていうことも、タランティーノには学んでほしい。もう、ただのオタク青年じゃなくて、いまやカンヌの審査委員長やるほどの権力もってるんだから・・・。まあ、こういう文句は、製作会社や配給会社にいうべきことかもしれないけど、ネット配信のみとか単館公開とか、そういうのが似合う映画では。少なくとも『vol.2』程度の宣伝や露出でよかったと思う。『vol.1』の厚遇は異常でした。
3点(2004-04-23 08:47:01)
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