1. GODZILLA ゴジラ(2014)
《ネタバレ》 クモンガが良かった。蜘蛛に見えないところもあったが、間違ってもギャオスには見えない。羽?そうか、飛んでいたから、ギャオスにも見えるか。でも、二匹のうち、羽が無いのはクモンガにしか見えない。クモンガがムトーと言われると、世間の武藤さんは混乱するだろうな。何の落ち度もない武藤さんなんか怒るぞ。そんでもって、主役のゴジラがなかなか出てこない、のが良い。のかどうか。もっと見たい気もする。エメリッヒ版も良かったが、これは別の意味で良い。第一作の放射能の化身となった恐怖の怪獣であり、二作目以降の正義の味方であり、憎っくき人類の敵を倒すヒーローであるゴジラを全て見せている。口から火炎放射で武藤さんをやっつけるところなんか涙ものだ。正体が不明で不気味な雰囲気が、どっちつかず、つまり悪役なのかヒーローなのかいまいちわからず、良い。良いというのか、それによって次作への期待と本作の余韻が高まっている。とにかくゴジラ復活がうれしい。 [映画館(字幕)] 10点(2014-08-24 22:41:59) |
2. 獄門島(1977)
《ネタバレ》 第3作目ともなると致し方ない気もするが、謎解きへの致命的ネタバレが最初にわかってしまう。有名女優の使い方にパターンが出てしまっている。この、何気ない大人しい訳有の役を演じる大女優が、重要な役でない訳がない。と、まあ犯人探しは若干読めているが、何故?という点では確かに、良く練られたストーリーです。日本独特の文化と風習の性は、今となっては理解できない部分が多くなっているのだろうが、懐かしくも悲しい歴史が自分の周りにもあるような気にさせる作品である。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-05-01 23:26:23) |
3. 交渉人 真下正義
犯人のヒントや行動を基に、昔の映画や音楽などを即座に調べ、それを証拠として昔の事件や物事を説明したり解釈したりすることについてはプロフェッショナル的に仕事をしていた。さすが考証人。「勘」が大事なのか。 [地上波(邦画)] 6点(2006-10-15 15:26:24) |
4. ゴジラ(1954)
記憶に新しい戦争の記憶、癒されぬヒロシマ・ナガサキの傷あと、ビキニ環礁水爆実験の現実、核兵器が世界に広がっていく言い知れぬ恐怖。当時、日本人だけが持ちえたであろうこれらの不安と怒りのメッセージを、ひとつの映画に込めようとしたスタッフの情熱と、天才特撮監督円谷によって生み出された傑作。ゴジラが永遠にゴジラであり続けるのは、この作品によって誕生したからである。末裔がプロレス界入りしようが、アメリカに渡ってジュラシックパークでアルバイトしようが、腐ってもゴジラなのだ。 10点(2004-09-28 19:51:51)(良:1票) |
5. GODZILLA ゴジラ(1998)
ガッヅィーラはゴジラのいとこぐらいに思えば腹も立たないのでは。いや、姪っ子か。メスだし。モスラ対ゴジラ(64)ぐらいまでの作品ならともかく、最近の日本のゴジラ映画と比べるまでもなく上出来です。むしろ感謝すべきです。よくぞゴジラを蘇らせてくれました。大人の鑑賞に堪えられる作品を作ってくれました(涙)。できれば、続編にはぜひ水野久美さんを出演させていただきたい。 8点(2003-12-24 22:38:57) |