Menu
 > レビュワー
 > ESPERANZA さんの口コミ一覧
ESPERANZAさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2254
性別 男性
年齢 77歳
自己紹介 団塊の世代 映画鑑賞歴50年以上 見た映画はおよそ3000本?

1960年~1985年頃はよく映画を見に行きました。その後2000年頃までは忙しくほとんど映画を見なかったのですが、DVD登場とともにまた見るようになりました。最近はメモと記憶を頼りに昔見た映画のDVDを探して懐かしんでいます。

ESPERANZAとはスペイン語で、「希望」の意味です。夢や希望、感動を与えてくれる映画は好きですが、むごたらしい映画や命を粗末にする映画は嫌いです。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  河内山宗俊
「人情紙風船」「丹下左膳餘話 百萬兩の壺」と見てきた山中貞雄の映画を完結。この映画もまた天才の名に恥じない名作。最初見たときは、中盤から後半にかけてフィルムが消失して飛んでいるのではと思ったのだが、実はそうではなかった。見事なまでに贅肉をそり落とし、簡潔明瞭に繋がっているのだ。その手法はもはや神の手によるものなのか。原節子のデビュー作としても知られるが、もう一人、もしやと思ったら何と加東大介(健太役)ではないか。
[DVD(邦画)] 9点(2013-06-01 15:19:07)
2.  恋するトマト
日本とフィリピンの農家の実態をリアルに描いたドラマだ。農家の嫁探しや労働力不足、あるいは怪しげなフィリピン人ダンサー勧誘、結婚詐欺に至るまで、深刻な問題がたくさん潜んでいる社会派ドラマでもある。この映画を作った人々の情熱に驚くとともに感謝。
[DVD(邦画)] 9点(2012-01-28 13:58:33)
3.  故郷(1972)
こういった映画、好きだなあ、実にいい。派手な所は一つもなく、淡々と進む物語。描かれているのは古くなった石船とそこで生活している船長の夫と機関長である妻、そしてそれを取り巻く人々。そして、故郷を離れなければならなくなった家族のさびしい想い、それらがひしひしと伝わってくる。「時代の流れとか大きなもんには勝てんとか、それは何のことかいのう」と。そしてまたおなじみの寅さんとはまったく違う役柄の渥美清、よそ者でありながら、奥さんの墓を守って島に住み着く姿もまた美しい。 「家族」という映画に深い感銘を覚え、また「故郷」という映画でさらに感動は大きくなった。山田監督以下のスタッフ・キャストのメンバーのすばらしさ、私の「倍賞千恵子・山田洋次」のラインが確立された映画であった。 
[映画館(邦画)] 9点(2011-06-08 16:06:44)(良:2票)
4.  五瓣の椿 《ネタバレ》 
学生の頃見た日本映画、時代劇の中で一番印象に残っている映画である。この映画の岩下志麻は非常に美しい、いや本当に飾る言葉を見つけるのが困難なくらい美しい。私はぞっこん参ってしまった。 彼女は当時23歳だったと思うが、清純派女優のイメージは一変してしまった、大人の演技力、怖いほどの迫力、松本清張「鬼畜」のあのすさまじさは、すでにここに始まっていた。 貞淑なお嬢さんから悪女まで、有りとあらゆる女性を演じられる演技派女優は、今現在彼女をおいてどれだけいることだろう。 次々と殺されていった男たちの側には、一輪のまっ赤な五瓣の椿。これが実に絵になっていた。 この映画は単なる復讐劇でも捕り物劇でもない。それは加藤剛扮する奉行所与力とのやりとりとなって現れる。そして一番肝心なのが、岩下志麻が捕らえられてから、逆に日に日にすがすがしくなっていくことである。 この映画は決して長くない。そのすがすがしい岩下志摩を見届けるためには、絶対に必要な長さだと思う。
[映画館(邦画)] 9点(2011-05-19 23:38:05)(良:1票)
5.  幸福(1981) 《ネタバレ》 
横溝シリーズを立て続けに見た後だけに、市川監督の「幸福」はどんな映画だろうかと興味深く見たのだが、ホームドラマだと思っていたのが見事に裏切られた。(別に悪い意味じゃなく) 刑事ものだが、親子や夫婦間の問題など社会のさまざまな問題点を描いて見せる。特に望まれない子どもを妊娠した川上麻衣子は私には衝撃だった。 主役の水谷豊や中原理恵はまだ歌手としての印象が強く、「カリフォルニア・コネクション」も「東京ララバイ」のヒット曲もよく聴いた者だった。30年ぶりにテレビ(CS)で鑑賞、水谷豊の子どもを演じた二人など大変懐かしくいじらしかった。
[映画館(邦画)] 8点(2012-10-12 00:40:02)
6.  ごんたくれ(1966)
ごんたくれとは「乱暴者」とか「いたずら者」という意味の言葉らしい。この映画は、そうした定時制高校のごんたくれたちと情熱に燃える若い先生の、熱い熱い学園ドラマだ。 昔の定時制高校は貧乏で働かなければならない生徒たちの集まりだった。昼間は厳しい肉体労働、夜は寝るだけ、夕べの定時制でのひとときだけが心の安らぎという生徒も多かった。(私自身も若い頃定時制に勤務した事がある)だから通り一遍の型どおりの教えでは授業は成り立たない。まさにバトルである。この映画は、こうしたきびしい現実をふまえ、情熱的にリアルに描いた人間ドラマである。 今の時代にも、金八先生など熱血学園ドラマは多々あるが、本当のぶつかりあいという点ではどうだろうか。そう金八先生より仲間由紀恵の「ごくせん」の方が近いかな。そういえば、この映画はごくせんの大江戸一家の親分宇津井健が主役だ。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-09-23 07:48:29)
7.  ここに泉あり 《ネタバレ》 
戦後まもない日本、しかも一地方都市高崎に交響楽団を設立するという極めて困難な中での物語。いやこれが実話に基づく映画というのだからすばらしい。主役は岡田・岸の二人なのだろうが、助演の小林桂樹の熱意がすごいと思う。何度も危機に陥り解散まで考えた楽団を救ったのが「赤とんぼ」とは。他に「この道」や「からたちの花」などたくさんの童謡や歌を作った山田耕筰、彼は管弦楽曲なども作曲し日本のクラシック音楽界をリードしてきた人であるが、映像として見るのはもちろん初めて、感慨深い。なおピアニスト出登場する室井摩耶子さんは今なお現役90歳のピアニストだという。映画で有名なクラシック音楽をたくさん聴けるのが良い。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-09-10 10:28:39)
8.  この子を残して 《ネタバレ》 
長崎の被爆2世の私にとっては大変貴重な映画であり、命をかけて放射線研究と治療にあたられた永井博士の生き様を描いたものである。 長年にわたり放射線を浴びたことから、脾臓と肝臓は腫れ上がり、余命幾ばくもない病床の傍ら、有名な「長崎の鐘」ほか「ロザリオの鎖」「この子を残して」など多くの書物(随筆)を書かれた。それらは妻の緑さんを原爆でなくし残された二人の子どもへの遺言ともいうべきものであった。 医師であり熱心なクリスチャンであった永井博士の平和への思いは、映画の中でも随所に見られる。そして映画の圧巻はラスト、原爆の炎に焼かれる人々の壮絶なシーンに、峠三吉の「人間を返せ」と原民喜の「水ヲ下サイ」の合唱が鳴り響く。 なお瓦礫の中を彷徨うシーンは、今年東日本を襲った大震災と重なって痛々しい。
[映画館(邦画)] 8点(2011-08-09 17:48:42)(良:1票)
9.  皇帝のいない八月
骨太な社会派作品を数多く世に送り出した山本薩夫監督の映画だけあってさすがである。これは単なるアクション・サスペンスではない。戦後警察予備隊として発足し、憲法論議を醸し出した「自衛隊」の存在の是非を問う映画でもある。 今日自衛隊はその地位を確立したと思われるが、この映画が生まれた70年代後半は安保闘争や大学紛争の跡が見られた頃でもあった。 そしてちょうどその頃起こったのが「三島事件」と呼ばれるものであった。右翼の小説家三島由紀夫は、自衛隊の決起とクーデターを呼びかけ失敗した。そして割腹自殺を遂げたのである。この映画がその三島事件をヒントに作られたのは言うまでもない。 「自衛隊」というものは本当に日本の国を守るために存在するのだろうか。日米安保を背景に大きくなった「自衛隊」はもはや軍隊ではないだろうか。この三島事件と重なるのは戦前の5.15事件や2.26事件である。その頃の日本はそれらの事件を経て急速に大東亜戦争へと突き進んでいったのではなかったか。これらの諸事件を思い起こしながら映画を見ないと、単におもしろかった、格好良かったの低次元のレベルになってしまう。 戦争は惨たらしいもの、あってはならないものである。戦争を知らない世代がほとんどとなった今だからこそ、この映画の価値があるというもの。自衛隊を右翼のテロリストや腐敗した政治家が握れば再び戦争となるだろう。 今日の竹島や尖閣の領土問題などで紛糾する時代だからこそ、世界に平和を呼びかける日本の存在があるというもの。 前置きがずいぶん長くなってしまったが、この映画の渡瀬恒彦、吉永小百合、山本圭らは見事にその役柄を演じている。実に見応えのある映画だと思う。 
[映画館(邦画)] 8点(2011-04-28 00:53:12)
10.  ゴールデンスランバー(2009)
原作との違いや後半の都合のいい流れなど突っ込みどころは多々あるが、これはこれで大変おもしろかった。冒頭のシーンが最後になってなるほどとわかるのが何と言っても良い。永島敏行がいきなり銃をぶっ放したのにはびっくり、日本じゃないのかと疑ったけど。
[DVD(邦画)] 7点(2017-04-16 11:28:13)(良:1票)
11.  告白(2010)
久しぶりに見直してみたが、ベストセラー小説の話題作だけあってさすがに見応えがある。教師や生徒、保護者らの複数の告白を一つの映画にまとめるという試みはたいしたもの。学級崩壊やいじめなどを土台において「命」というテーマを扱っているようには見えるが、果たして命の重みが伝えられたかどうか疑わしい。私好みの映画ではないが、評価に値する映画だと思う。
[DVD(邦画)] 7点(2012-04-16 17:38:51)
12.  高校生ブルース 《ネタバレ》 
若干15歳の関根恵子の大胆ヌードとか体当たり演技だとか、とかくそちらの方面だけが取りざたされるが、これはある意味大変な映画だ。 15歳の妊娠というとTV人気ドラマシリーズの金八先生で相当話題を呼んだが、この映画はそれより10年近くも前のことである。その上、金八先生よりもずっと大胆にリアルにかつシビアに描いていると思う。特に、妊娠した側(少女)とさせた側(少年)の考え方の違いは、問題点提起として注目して良いと思う。 映画は鋭く描き出した面と幼く見える点が交差する。後者の例としてあげるなら、硫酸の取り扱いの件、劇薬を使う実験で先生がいなくなるという設定はあり得ないし、紛失事件が起こっても騒ぎが大きくならないのはどう見てもおかしい。 だがこういうマイナスがあったとしても、少女のとった行動には驚かざるを得ないし、それを演じた関根恵子は大器の予感をさせた。
[映画館(邦画)] 7点(2012-03-13 23:15:40)
13.  古都(1980)
伊豆の踊子から6年、少女山口百恵が成人しついに結婚引退へ、彼女を見るのも最後と思って見た映画である。岩下志麻と比べるのは酷な話だが、ここまで成長したのかと感慨深いものがある。 映画の面では市川崑監督であり、川端康成の原作の雰囲気がよく出ていると思う。(原作も読まずによく言うよと我ながら思う)三浦友和をどう使うか心配したが、あれで良かったと思う。
[映画館(邦画)] 7点(2012-01-04 17:23:21)
14.  コタンの口笛
1950年代後半には少年少女向けのたくさんの邦画名作があった。次郎物語、路傍の石、風の又三郎、あすなろ物語、にあんちゃん、・・・など。このコタンの口笛もそのひとつ。 アイヌの姉妹が差別や貧困に負けずにけなげに生きる物語だが、見たのは遠い昔の話だから細かいことはほとんど覚えていない。しかし良い映画だったということははっきり覚えている。 数年前にCSで放送されたと知り、とても残念に思っている。再放送、DVD、何でもいいからもう一度見てみたい。
[映画館(邦画)] 7点(2011-11-20 06:50:19)
15.  古都(1963) 《ネタバレ》 
古くは小林千登勢、そして沢口靖子、新しいところでは上戸彩主演のTVドラマ「古都」を見ながら、肝心の原作を読まず、オリジナル映画すらも見ていなかった。 女性は化粧で化ける、女優は演技で化けると言うが、岩下志麻は呉服問屋の娘千重子と杉の山で働く苗子の二役を見事に演じていたと思う。もともと双子なのだから、TVドラマも映画もすべて一人二役である。しかし育った環境が違うのだから似すぎても困るし、周りの人たちが見間違えるのだから違いすぎても困る、実に微妙なところである。 その違いを化粧や服装で表していたと思うが、映画の岩下志麻はそれらの上にオーラとも言うべき、独特な雰囲気で違いを表していたように思う。 映画はさらに二人の違いだけでなく、呉服問屋と織り職人という身分の違いも容赦なく表現している。問屋の主人が尼寺にこもって、娘のために斬新な帯の図案を考え職人に示す。そのときそこで職人の息子秀男を殴るシーンにはびっくりさせらた。(たしか百恵主演の市川映画では、秀男の父がなぐったと思う) その身分の違いが、秀男がお嬢さんをあきらめ、双子の妹苗子に結婚を申し込むのかと・・・。 京都の街や岩下志麻の美しさが称えられるだけではなく、身分の違いを痛いほど感じさせられる映画であった。
[DVD(邦画)] 7点(2011-05-19 09:06:17)
16.  五番町夕霧楼(1980)
佐久間良子の「五番町夕霧楼」よりも先に、しかも映画館で見た。そのせいか、この松坂慶子の夕子の方が印象が強い。艶っぽいというか情熱的というか、その方面では佐久間良子の貞淑な奥様タイプとは差がつくのではなかろうか。 私の手元にこの映画のパンフがあり、原作者水上勉の映画に対する思いも書いてある。それによると、シナリオは映画だからと言葉を濁しているが、松坂慶子が主演ならばと後押ししているように書いている。
[映画館(邦画)] 7点(2011-05-09 22:48:37)
17.  この子の七つのお祝いに 《ネタバレ》 
怖いそして悲しい映画と言えば、この映画の右に出る映画があるだろうか。「私とあなたを捨てたお父さんは悪い人、きっと復讐してね」と毎晩毎晩言って聞かせ、七歳の誕生日に自殺してしまった母親。またその言葉を信じ復讐一筋に生きた女。 この二人を演じた岸田今日子と岩下志麻、まさに狂気の世界である。「この子の七つのお祝いに」と言う童謡が、私のトラウマに変ってしまった・・・。 松本清張の「鬼畜」にも似た見応えのある映画、岩下志麻さんという女優さんは美しくもあり、演技力抜群の素晴らしい人だと思う。
[映画館(邦画)] 7点(2011-03-18 10:39:10)(良:1票)
18.  恍惚の人
私の死んだ父よりも年若い森繁久彌が、私の父よりもずっと年上の痴呆老人を演じた映画。おもしろい映画とか良い映画の範疇ではなく、身につまされる映画であった。怖い、見たくないというのが実感、しかし見なければならないというような、いわば使命感みたいなものでみた。 森繁久彌の演技は、演技にはとうてい思えない。また高峰秀子の献身的な嫁、原作の小説はもっともっと切実なものであろう。今の私では到底読むことができない・・・。 老人ホームや介護問題などが少しずつ現実となっていった時代、この映画をどう評価してよいのかわからない。 なにぶんにも、見てからずいぶん年数が経っているので、再度見てみないと点数はつけられないのかもかもしれないが、とりあえずの点数ということで7点。
[映画館(邦画)] 7点(2011-03-16 09:01:06)
19.  恋に唄えば♪
竹中さんのはじけるパフォーマンスには好き嫌いが分かれるかもしれないが、この映画なら悪くないと思う。それより気になるのは、ミュージカルと称しながら歌唱力のなさ、耳をふさぎたくなるほど(篠原さんだけは別格です) コメディとしてはおもしろいと思うけど・・・。
[DVD(邦画)] 6点(2014-11-05 21:34:39)
20.  今年の恋
悪友高校生の片方は美人の姉、もう一方はハンサムな男となれば、いかにも正月映画という雰囲気が漂っていてなかなか良い。田村正和の若き姿が評判になるけど、ちょっとちゃらんぽらんしすぎに思える。
[DVD(邦画)] 6点(2014-03-12 12:24:07)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS