1. ザ・マジックアワー
何といっても佐藤浩市の熱演が最高!最初のほうは意外にも笑えるシーンが少なかったのでちょっと心配だったんだけど、物語中盤から怒涛の笑いの快進撃に大満足。豪華キャストで笑って泣けてちょっぴり感動の痛快エンタテインメント。今年公開の作品ではかなりの満足度だ。伏線の回収だとか、物語の整合性だとかは、もう最後辺りでどうでもよくなってくるほど。何にも考えずに楽しめる映画というのは、こういうもののことを言うんだね。 [映画館(邦画)] 8点(2008-08-12 22:32:28) |
2. サマータイムマシン・ブルース
脚本の練りの巧さが重要視されるタイムトラベルものとしては、実によく出来ている。探せば矛盾もありそうだが、少なくとも鑑賞中には気づかなかったので良しとしよう。ただ、繰り返し見たいとは思わないな。 [DVD(邦画)] 7点(2008-06-03 21:50:46) |
3. 西遊記(2007)
このチープさはひどい。邦画はもともとチープなものだろう、と言われればそれまでだが、これは度を越えている。やってることが東映の戦隊ものと大して変わらないんだから。第一、あっちは朝の時間帯で予算があんまり無いから許せるけど、コレ自体は大作予算を使ってるんだろ?ところどころ目を見張るシーンはあったけど、基本的な合成が乱雑だし(背景から浮いてるなんて言語道断)、衣装やメイクが完全に画面から浮いてしまってるよ。せっかく海外ロケしたのに、全く生かしきれていないカメラワークといい、脚本の物足りなさといい、何とか成らなかったのかなあ。点数はラストの砂漠の美しさと名曲「ガンダーラ」の物悲しさに免じて。 [DVD(邦画)] 2点(2008-01-02 01:44:01) |
4. 三大怪獣地球最大の決戦
キングギドラ初登場ということで、恐らく史上最強のキングギドラが楽しめる作品。もう、狂ったように引力光線を吐きまくって東京を破壊するキングギドラには、少年時代鳥肌が立ちまくったのを覚えている。モスラがゴジラとラドンを説得するのが、あーだこーだ言われている作品ではあるが、少なくとも小学生だった自分はブラウン管を通して、怪獣の人間臭い描写に親近感を持ったものである。怪獣映画全盛期の集大成的作品として、評価されて然るべき作品だ。 [DVD(邦画)] 8点(2007-08-14 22:27:42)(良:1票) |
5. 座頭市(2003)
面白くなくはなかったけど、まあまあというカンジ。ストーリーは万人ウケするものだな、と感じた。殺陣のシーンはそれなりに見ごたえがあって楽しめたが、100パーセントカタルシスを感じられたかというと微妙。ただ、ガダルカナル・タカのキャラクターは個人的に好き。それにしてもラストのタップダンスには、何か隠された意味があるのだろうか? [DVD(邦画)] 6点(2007-07-08 16:20:15) |
6. THE 有頂天ホテル
普通に楽しめた。豪華キャスト満載で、笑いどころも抑えているし、前作「みんなのいえ」が個人的にいまひとつだったので、余計に面白く感じられた。正直言って少々しつこい部分もあるし、最後に話をしっかり纏められたらもう少し良い出来になったとは思うが、正月映画のお祭り気分が出せていて、非常に好感は持てる。 [映画館(邦画)] 7点(2007-05-22 22:04:29) |
7. 最終兵器彼女
原作を読んでしまうと、何とも理解に苦しむ内容になってしまっている作品だが、単純に一本の映画として見た場合は悪くない出来。実際、私は公開当時は原作未読だったので、まぁまぁ楽しむことが出来た。中でも予算の割には映像は素晴らしく、札幌空襲の破壊シーンはよく出来ているし、モブシーンを大量に使ったパニック描写は評価されても良いと思う。前田、窪塚両者の恋愛描写も、「純愛もの」としてキチっと完成されていると評価してよい。よって、原作とは別物と考えれば良いのだが、逆に言えばそれは「なぜ映画化したのか」という疑問を露呈することになってしまうのも事実。その辺りは評価の分かれるところかもしれない。まぁ個人的には映画化に際して、原作のうるさすぎるほどしつこい性描写を、バッサリとカットしたのは気持ち良かったと思う。 [映画館(邦画)] 6点(2007-03-16 00:04:18) |
8. 佐賀のがばいばあちゃん
島田洋七といえば、島田紳助が「打倒」を掲げていたものの、「結局何もしてないのに勝手に倒れた」芸人として有名だが、この作品は倒れていなかった。安心。映画自体はほのぼのしていて良かった。こういう雰囲気好きかも。吉行さんのばあちゃんは良いねぇ。もう少し笑えるシーンがあったらなお良かったかも。まぁ、ベタだけどラストはホロリと泣けるカンジでイイんじゃん?それにしても、キャストが豪華だねぇ。緒方拳さんが出ているとは思わんかったよ。 [DVD(邦画)] 7点(2007-02-25 00:31:25) |
9. さくや妖怪伝
何か当時金曜ロードショーか何かで予告が流れたときは、めちゃめちゃ期待した記憶があるなぁ・・・・・・そんな古い記憶と共に本作を鑑賞。結果は、惨敗・・・。平成「ガメラ」のスタッフが作ってるってことで、特撮はそれなりに見応えがあったけど、物語は薄っぺらい上に、妖怪は着ぐるみ丸出しの操演バレバレ。安藤希はかわいいよ、でもそれだけで映画を持たせるのはちょっとなぁ。そういうわけで、結局映画は巨大化した松坂慶子が持っていったわけだ。どうでもいいけど、巨大化した松坂慶子はメフィラス星人に巨大化させられたフジ隊員に見えてしょうがない。 [DVD(邦画)] 4点(2007-02-19 01:12:39) |