21. 11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち
《ネタバレ》 鬼才、魂の賛歌。井浦新、怪演。命を賭けた行動、狂人と表せばそれまでですが只ならぬ愛国心を感じました。「その瞬間」は痛々しく直視に耐えがたいものでした。 [映画館(邦画)] 8点(2012-08-25 00:27:45) |
22. 七人の侍
《ネタバレ》 「世界のクロサワ」による日本を代表する名作、この作品を観ずして邦画は語れません。魅力的なエピソードを経て集められた屈強な侍たちはそれぞれ個性が光っています。重厚な人柄で戦況を冷静に見つめるリーダー格を志村が好演、坊主頭を触るクセや笑顔が意外とチャーミング。豪胆で破天荒な侍を三船敏郎が怪演。他にもリーダーに弟子入りした多感な若侍、忠義心厚い武骨な侍など個性的な面々。七人の侍で生き残ったのはわずか三名。用心棒探しから農村での戦闘準備・百姓たちとの交流、白熱の合戦シーンまで207分間余すことなく楽しめました。モノクロ映像と早口なセリフで分かりにくい場面もあったがそれを充分補うストーリー完成度、傑作。 [地上波(邦画)] 8点(2012-02-24 00:24:57) |
23. 幸福の黄色いハンカチ
《ネタバレ》 古さを感じるが日本を代表する名作。前半が喜劇だからこそ健さんが黄色いアーチをくぐった時の感動が大きいんですね。終始落ち着いた雰囲気を押し出した高倉健渋すぎ! [ビデオ(邦画)] 8点(2012-02-22 22:02:30) |
24. 十三人の刺客(2010)
《ネタバレ》 斬って斬って斬りまくる、頭カラッポにして楽しむエンターテインメント時代劇。前半はあっさりとした仲間集め。見せ場はラスト50分からのカラクリを凝らしたセットを背景にした市街地大乱闘戦。降り注ぐは斬撃と血しぶきの雨あられ。敵をなぎ倒していく様はゲーム「三国武双」のようで痛快。SMAP・稲垣が明石藩の暴君を意外な怪演、これこそがグロい本性か。 [映画館(邦画)] 7点(2012-02-12 23:20:59) |
25. 死刑台のエレベーター(2010)
《ネタバレ》 50年前のフランス名作を日本でリメイク。奇妙な騒動が巻き起こった一夜。ミステリアスな雰囲気漂う夜にはクールビューティーな吉瀬美智子がよく似合っていたと思います。オリジナル版と見比べたくなりました。 [映画館(邦画)] 6点(2010-10-17 15:37:56) |
26. 沈まぬ太陽
《ネタバレ》 近年の邦画では稀に見る上映時間200分を超える長編大作。決して譲ることのできない矜持(誇り)、かけがえのない家族愛・友情、容赦ない権力闘争。多くの人の関わり合いによって動かされる会社模様を写実的に映し出した社会ドラマですね。 [映画館(邦画)] 7点(2009-11-09 13:39:58) |
27. 下妻物語
《ネタバレ》 価値観の全く異なる二人の娘の青春友情物語が、中島監督独特のコメディタッチで描かれていました。悲しい場面がより引き立っていました。笑いアリ涙アリの爽快な作品。 [DVD(邦画)] 7点(2009-01-02 17:26:58) |
28. Shall we ダンス?(1995)
笑いも多く、観てて退屈しなかった。役所広司は若い頃からシブいね。草刈民代も光ってました。竹中直人面白すぎ。 [地上波(邦画)] 8点(2007-01-12 23:37:54) |