1. ジョゼと虎と魚たち(2003)
《ネタバレ》 結局「現実的」だった主人公が、「純情」なジョゼから離れざるをえなかったのは、仕方がなかったこと。でも、それを自分から決めたのに、心では割り切れなくて。それが、クライマックスで主人公が号泣するというカタチになったのだと思います。どうしようもないことだけど、どうしようもなく、せつない。だから、心に響くのだと思います。 9点(2004-11-14 21:21:20) |
2. 下妻物語
当初での桃子の根性の腐りっぷりと、その後の成長、そしてそれを魅せる脚本・編集・映像美・演技が好きです。私自身は笑いのノリがイマイチ合いませんでしたが、自信をもって人に勧められる映画です。 6点(2004-12-18 00:45:20) |
3. 七人の侍
《ネタバレ》 良いんだけど、時代を感じますね。何よりも、キャラクター描写に不満を感じます。7人もいるのに、(特に)菊千代と、大将の勘兵衛・ミスターサムライの久蔵が目立つばかり。正直、女房役の七郎次と五郎兵衛の区別も、なかなかつきませんでした。あと、奇襲をかけた時に倒れたのが、平八だということに気付くのにも時間がかかりました。3時間超と、現在の一般的な映画の1.5倍の時間を持っているのですから、もっと深く描くことが出来たと思います。 6点(2004-11-27 23:48:35) |
4. 自殺サークル
登場人物が、とりあえず死ねば、緊迫感や面白さを持たせられると思った?そんな訳ない。死ねばいいってもんじゃない。 4点(2004-12-24 01:21:51) |
5. 呪怨 (2003)
全然怖くなかった…。なんかなあ、呪の館のわりに、新築でワックスもバッチリかけてますって感じの家からして、感情移入できない。呪われてるなら、もっと、それらしくしてください。それだけじゃなく、顔色が変な女子高生ゾンビとか、とにかく演出がださすぎだと思いました。ちょっと観れば「そろそろ出てくるな~」と分かってしまうし。この映画は、とにかく怖いシーンをたくさん出すことがウリのようですが、ホラーとして高い評価を得るためには、もっと演出に工夫と手間をかけるべきだと思います。 3点(2004-01-22 01:06:09) |