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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  UDON 《ネタバレ》 
実際にうどんブームが起こった頃に作られた映画だけあって便乗映画の印象が強いのだが、(参考文献として「おそるべきさぬきうどん」がクレジットされている。)それでもうどんブームが起こってそして終焉を迎えるまでの展開はそこそこリアリティーもあって、情報系映画としてはまあまあだと思うのだが、(それでもキャプテンうどんのシーンとか明らかにいらないし、ブームを強調するシーンもくどく感じた。)それが後半の親子の人情話にほとんどからんでおらず、なんだか同一人物が主人公として描かれているオムニバス映画でも見ている感覚。うどんブームの話に一時間半近くをかけており、これだけで終わっても良かったのではないか。冒頭にアメリカで屈折する主人公が描かれているのも不要で、帰国したあと少し説明するだけでいいのではないか。本広克行監督は香川出身で実際にうどんが好きなのだろうし、思い入れもあるのだろうことはよく分かるのだが、かなり構成に難がある映画のように思う。下の方も書かれているが、同じ題材でもしも伊丹十三監督が手がけていたほうが面白くなったのではないか。実際この映画を見ると伊丹監督の「タンポポ」がいかによく出来た映画かというのがよく分かる。チョイ役で香川出身の芸能人がたくさん出ていて、その中に松本明子もいるが、「タンポポ」にもチョイ役で出てたなあとか思ってしまった。ちなみに昨夜寝る前に本作を見たのだが、その数時間前に食べた夕食が偶然、天ぷらうどんだったことも書き加えておこう。
[DVD(邦画)] 4点(2012-10-09 17:20:39)
22.  うる星やつら 完結篇 《ネタバレ》 
原作の最終エピソードを描いた劇場版第5作。テレビシリーズが原作の終了を待たずに終わってしまい、ファンの要望に応えるかたちで作られた作品だそうだが、ほかの劇場版と違って原作となるエピソードが存在するためか、多少詰め込みすぎな印象があるものの、それでもこのシリーズに少しでも思い入れがあればじゅうぶんに楽しめる内容になっている。地球の存亡のためにあたるがラムと鬼ごっこをするという展開は完全に第一話と対になっていて、最後にきて改めて「うる星やつら」という作品の肝はあたるとラムの鬼ごっこにあるのだなと感じさせてくれる。それに加えて記憶喪失装置の作動によってあたるがラムの角をつかまなければ記憶が消されるという展開もドラマを生んでいて、寝ているあたるにテンが泣きながら「お前のこと、忘れられてせいせいするわい。」と悪態をつくシーンや、いよいよリミットが近づいたときにサクラが弁天たちにかける言葉が感動的。この後の鬼ごっこの結末にも思わず感動した。「うる星やつら」の幕引きとしては最高の終わり方ではないだろうか。作風的にはあまり劇場版という感じはしないのだが、丁寧に作られていて、ファンの期待を裏切らない作りなのが好感が持てる。声優陣の演技も気合いが入っていて、これが最後という雰囲気がよく出ている。中でもかつてラン役だった井上瑶をカルラ役で起用しているのは偶然ではなく、最後のお祭りにどうしても彼女を参加させたかったというテレビシリーズからの関係者の思いがあったのではないかと、ついそんなことを考えてしまうキャスティングでこのアニメの制作メンバーの絆の深さも感じられた。ただ、本当にこれで終わっていれば潔かったのになという思いもあって、本作を見たあとで先週見た(この映画の次作である)「いつだって・マイ・ダーリン」を見ていたら、「いつだって・マイ・ダーリン」の感想はボロボロだったかもしれない。
[DVD(邦画)] 7点(2011-12-12 21:57:37)(良:2票)
23.  うる星やつら いつだって・マイ・ダーリン
「うる星やつら」の放送開始10年を記念して作られた劇場版第6作。もうこの頃には原作もアニメもとうに終わっているという状況で作られた作品で、あまり評判もよくないのだが、確かに今まで見た劇場版シリーズの中ではいちばんテレビっぽい印象で、出来としてはイマイチかも。それでもいつも通りのドタバタラブコメとしては普通に楽しめる作品にはなっていると思うし、不評要因の一つとされているいつもと違うキャラクターデザインも確かにラムの風貌とか若干の違和感は感じるが、そこまで気にはならなかった。でも久しぶりに作られた作品というのもあるのかもしれないが、やっぱりあまりにもテレビっぽい軽いつくりで劇場版という感じはほとんどしない。
[DVD(邦画)] 5点(2011-11-09 02:07:13)
24.  うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー 《ネタバレ》 
劇場版第4作。今回は「ビューティフル・ドリーマー」と同じく夢と現実みたいなテーマを描いていて世界観としては嫌いではないのだが、どうも押井守監督に対抗意識を燃やしたやまざきかずお監督があえて同工異曲のテーマに挑み、そして失敗しているような印象でせっかく雰囲気の良かった前半からいきなり後半は雰囲気が変わったように見え、意味不明の展開になってしまったのが残念。前半の雰囲気を保ったまま最後までいってくれたらひょっとしたら傑作になっていたかもしれないが、やまざき監督にそこまでの力量はなかったようだ。(背伸びをしすぎたとも言えるが。)これがテレビシリーズと並行して作られた劇場版としては最後の作品(「ラム・ザ・フォーエバー」というタイトルも公開当時はシリーズ最後の劇場版という意味合いもこめられていたのだろう。)であるがこれまでの劇場版と比べてレギュラーの登場人物が少なく、オリジナルキャラクターもいないに等しい。その上、ストーリー展開が暗めなので見ていてなにか寂しさを感じてしまうのもちょっとなあ。ただ、エンドロールのバックがこれまでの「うる星やつら」を振り返るような写真が連続して出てくるという演出であり、(これまでの劇場版オリジナルキャラであるエル、夢邪鬼、ルウの写真も含まれている。)ここは最後の作品(実際はそうではないのだが。)らしさが感じられてけっこう好きだ。主題歌「メランコリーの軌跡」も名曲。(もっとも、本作を見終わっていちばん印象に残るのはエンドロールと主題歌だけかもしれないが。)それにしても本作の劇場公開はテレビシリーズ最終回放送の1か月前だとか。なんかすごいな。
[DVD(邦画)] 5点(2011-11-03 13:19:09)
25.  うる星やつら3 リメンバー・マイラヴ 《ネタバレ》 
押井守監督からやまざきかずお監督に交代した劇場版第3作。テレビシリーズは押井監督がチーフディレクターだったぴえろ時代しか見ていないので、ディーンにアニメ制作会社が変更になった後期の作品を見るのはこれが実質初めてだったのだが、ぴえろ時代とそんなに作風の変化は感じられず安心して楽しめた。「オンリー・ユー」では作画に不満があったが、今回は「ビューティフル・ドリーマー」同様にとてもキレイだったのもいい。ラムはもともとあたるに対して怖いほどに一途なキャラであるが、今回、カバの姿になってしまったあたるに対してもその思いは変わらないあたりはラムのあたるに対する思いが本物だとあらためて感じることができる。ラムたちのいなくなったあとの日常を淡々と語るしのぶのナレーションもどこか切なさを感じさせていて、この前のシーンで描かれるラムの仲間たちが地球を去るシーンと合わせてなにか言い様のない寂しさを感じさせているのがすごく印象的。(ここだけ見るとまるで最終回を見ているよう。)しかし、その割には最後のほうがあっさりしすぎており、まあこんなものなのかもしれないがちょっと拍子抜け。話自体は「オンリー・ユー」よりも面白かったのだがこれでちょっと1点マイナス。ルウの部下として登場しているのがぴえろ時代のテレビシリーズにも登場したO島タヌキなのだが、声も同じ人(菅谷政子)でどこから見ても同一キャラなのにこの映画のゲストキャラのような顔をして登場し、ラムも初対面のような対応なのが違和感がありつつもなんか笑える。
[DVD(邦画)] 6点(2011-10-27 15:12:33)
26.  うる星やつら オンリー・ユー
「うる星やつら」劇場版第1作で、押井守監督の映画監督デビュー作でもある本作。押井監督はこの映画の監督をいやいや引き受けたそうで、自らこの映画を「映画ではなく、ただのでかいテレビ」と評しているが、押井監督の作風がこれでもかと言わんばかりに暴走する次作「ビューティフル・ドリーマー」と比べてもテレビシリーズのノリそのままで、押井監督のそういう自己評価も理解できる。しかし、「ビューティフル・ドリーマー」のようなものを求めずに、純粋に「うる星やつら」の1エピソードとして見てみると、いかにも「うる星やつら」らしい話になっていて何も考えずに見れたし、そこそこ面白く、またシリーズ自体をかなり久しぶりに見るので、「うる星やつら」らしいドタバタも懐かしかったりした。ただ、最初の劇場版だからか、当時のテレビシリーズの主要キャラがほぼ登場し、その上、ゲストキャラまで出ているので少々登場人物が多く、上映時間もちょっと長い気がした。でもそれはイベントムービーとして考えれば許せる範囲内の話ではある。それでも、オチまでテレビシリーズと同じような感じなのがやや物足りず、もう少し捻ったオチでもよかったのではないか。でも、まあいいか。いつも万人受けを狙わない映画ばかりの押井監督の作品の中では唯一と言っていいほどの無難な仕上がりなのが珍しい。もっとも、押井監督のこの映画での経験が翌年の「ビューティフル・ドリーマー」での暴走につながっていくわけなのだが。
[DVD(邦画)] 6点(2011-10-20 17:46:20)
27.  海の若大将 《ネタバレ》 
加山雄三が黒澤明監督の「赤ひげ」撮影のため前作から2年ほど空いて作られた「若大将」シリーズ第5作。クレージーキャッツ映画でおなじみの古澤憲吾監督が手がけており、空撮の多用やクレジットの出し方、船の出港シーンで鳴り響く軍艦マーチ、テンポのいい展開、いつもよりも弾けている若大将などいかにも古澤監督らしい演出で最初から最後まで何も考えずに楽しめた。シリーズとしてはいつもと同じような印象だが、若大将がタバコを吸おうとしたり、青大将が澄子に襲いかかる場面など今まで見た回では絶対になかったシーンが描かれていてビックリ。(澄子を襲う青大将は少しやりすぎの感がある。)知らずにみんなにドッグフードを振舞う江口。彼のこういうボケは大好きだなあ。そうそう、古澤監督の手がけるこのシリーズって田能久の場所がほかの作品と違ってるみたいなんだけど分かんない。有島一郎や飯田蝶子など脇のレギュラーにも安定感があって楽しいが、やはりヒロインである澄子だけは嫉妬深いキャラが魅力というのが分かっていてもやはりそんなに好きじゃないな。星由里子自体はキライじゃないが。
[DVD(邦画)] 7点(2011-01-18 23:08:13)
28.  WXIII 機動警察パトレイバー 《ネタバレ》 
「機動警察パトレイバー」の劇場版第3作だが、監督が交代となり、主役も特車二課の面々から本作オリジナルキャラクターの刑事二人に変更されており、本来のパトレイバーとは違う雰囲気だが、絵の雰囲気や音楽は2作目に近い雰囲気で、主役の刑事が歩き回りながら捜査をするシーンなどは1作目を彷彿とさせている。しかしどうもねえ、シリアスなのはいいのだが、それに加えて暗く、特車二課の面々もほとんど出てこないので、本当にこれはパトレイバーなのかと思ってしまった。今回、登場するのが夫と娘を亡くしたマッドサイエンティストの女で、その女がガン細胞と娘の遺伝子を融合させて怪獣を作り出すという設定も「ウルトラマン」とかなら脚本的に違和感無いのだが、(実際見ていて「ゴジラVSビオランテ」の高橋幸治を思い出してしまった。)押井守監督が手がけた前2作で描いたサイバーテロやクーデターと比べるとリアリティーが全く感じられない。(まあ、前2作は現在だからこそリアリティーが感じられる部分もあるのだが。)それでもパトレイバーとは別物のSFアニメ映画と割り切ればそこそこ面白いとは思う。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-07-22 16:22:18)(良:1票)
29.  ウルトラマンゼアス2 超人大戦 光と影
「ウルトラマンゼアス」の続編。今回も主演はとんねるずの当時のマネージャー・関口正晴だが、とんねるずの二人は今回はチョイ役となり、コメディータッチだった前作に対して本作は正統派ヒーローものというつくりになっている。前作に登場したベンゼン星人(鹿賀丈史)の妻(神田うの)が作ったロボット兵器ウルトラマンシャドーに敗れたゼアスが特訓の末パワーアップして再戦を挑むというストーリーで防衛隊(前作ではなぜか気がつかなかったがマイドというチームらしい。)の新隊長役に森次晃嗣を起用していたりして「ウルトラマンレオ」のような雰囲気になっていてやはりヒーローものとしては本作のほうが前作より出来が良い。前作同様に昭和のシリーズに出演していた俳優たちがところどころに登場するのだが、黒部進、森次晃嗣、団時朗の3人がそれぞれ自分の主演したシリーズに関するネタをやっているのが笑える。ただ、今回はとんねるずがいないからかどうかは分からないのだが、前作ではそれほど気にならなかった関口正晴の素人っぽさが少しきになった。今回の敵であるレディベンゼン星人を演じる神田うのが妙にはまっているが、本人のキャラクターそのまんまのような気もする。主人公が特訓をする道場の師範と副師範が角田信明とアンディ・フグなのだが高校の頃に友人の影響もあってK1をよく見ていた(と言ってもあまり詳しくはなかったけど。)ので、その頃に活躍していたファイターの一人だったアンディがとても懐かしく、この映画のわずか3年後に早世してしまったのは本当に惜しかったなあと改めて思った。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-05-08 14:39:11)
30.  海と毒薬
見る前は重くて硬いだけの退屈な映画かと思っていたが、見始めると引き込まれてしまった。最初の田部夫人の手術のシーンは大袈裟な音楽もなく、淡々と進行するのだが、白黒の映像や事前にスタッフから採血したという本物の血液がかえってリアルさを生んでおり、手術の緊迫感がこちらにまで伝わってくるし、クライマックスの解剖シーンはそれに携わる医者や看護婦たちが勝呂を除いてみんなどうかなってしまったのではというほどに怖かった。人間ドラマとして見てしまうと確かに物足りない部分はあるけど、社会派ドラマとしては見ごたえ充分で、熊井啓監督はこれが見るのはまだ2本目なのだが、なかなかの力作だと思った。主要な俳優陣もなかなかの好演で、個人的にあまり好きではない主演の二人も思ったより良かったし、岸田今日子、成田三樹夫、田村高広はさすがの存在感。西田健や根岸季衣もいい。しかし、何人かの方が既に指摘してるように岡田真澄は変。この人の外国人役は若い頃の「狂った果実」とかでも見てるはずだけど、こんなんだったっけ。
[DVD(邦画)] 7点(2008-04-09 00:41:03)
31.  噂の女
田中絹代が溝口作品に出演した最後の映画で、溝口の遺作「赤線地帯」と同じような世界を描いている。溝口作品としては「山椒大夫」と「近松物語」の間に作られていて、両作品ほどの完成度の高さはないけど「赤線地帯」よりは面白かった。でも、田中絹代と久我美子演じる親子が一人の男を同時に愛してしまうドロドロした展開にもう少し深いドラマがほしかった気もする。黛敏郎の音楽が「赤線地帯」同様不気味で印象的。大谷友右衛門を初めて見たけど、最初は木村功かと思った。雰囲気が似てる気がする。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-09-17 11:29:32)
32.  雨月物語
僕も初めて見た溝口作品はコレ。それまで黒澤狂いで、邦画の最高傑作といえば「七人の侍」だと信じて疑わなかったからこの映画の凄さには衝撃を受けた。ラストの田中絹代のナレーションによる独白が悲しくて印象的。この映画を見て昔の日本映画を黒澤作品意外にももっと見てみようと思った。
[ビデオ(邦画)] 10点(2006-07-02 13:52:54)(良:1票)
33.  運が良けりゃ
古典落語をモチーフにした山田洋次監督初期の時代劇コメディー。山田監督の「男はつらいよ」以前の初期作はこれが「馬鹿が戦車(タンク)でやって来る」、「馬鹿まるだし」に続いて3作目の鑑賞だったが、この映画は前の2本と違ってひたすらコメディーに徹していて、妙にシリアスなところもなく、単純に楽しめた。金を餅に包んで食べてしまうばあさん(武智豊子)が「八つ墓村」の濃茶の尼のようで怖い。「男はつらいよ」以降の山田作品では決して見られないようなブラック・ユーモアが出てきたのにはちょっとビックリした。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-02-17 21:53:00)
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