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すかあふえいすさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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1.  ヴイナス戦記 《ネタバレ》 
安彦良和のアニメは富野が監督以外は「クラッシャージョウ」や「巨神ゴーグ」がかなり面白いが、脂が乗った作画という点でいえばこの「ヴィナス戦記」は一見の価値がある。  ストーリーは原作の1部だけを詰め込みすぎた感じだが、ラストのバイク対決や主人公達の微妙な心理変化を表情だけで語る演出、戦車の重量感など見て損なし。安彦ファンなら見るべし。  プロのキャストではなく、アフレコでは“ド素人”となる俳優の起用はこの頃からあったのか。 今でも続く悪しき行事となってしまった事は残念。
[DVD(邦画)] 8点(2014-12-22 21:58:51)
2.  海がきこえる<TVM> 《ネタバレ》 
放送当時は真昼間の一回だけ。 それでも視聴率が二桁いったとか。 やっぱりジブリは凄い。 放送内容も凄かった。 「おもいでぽろぽろ」の高校生バージョン? と思ったら、ジブリ映画にはまずいないビッチすぎるヒロインの話でした。 取り敢えずそんな彼女を許してくれる友達の心の広さに感動したねー。
[DVD(邦画)] 8点(2014-12-13 18:28:03)
3.  浮雲(1955) 《ネタバレ》 
成瀬巳喜男の最高傑作をめぐって、様々な意見があると思う。「流れる」「乱れる」「驟雨」「稲妻」等々。 この作品も成瀬の映画だから退屈はしなかったし、面白いシーンも多いし、照明に限って言えば最強だと思う。ただ、自分は他の作品ほどこの映画に惹かれなかった。  だが、だがである。 とにかくディープな、本物の恋愛映画を見たければこの「浮雲」は外せないだろう。ドロドロになっていく男に弄ばれる女たち、女を振り回す男たち。   戦後に復員船で引き上げる顔ぶれの中に高峰秀子。一人歩き、一軒の家に辿り着く。窓ガラスにはまだ飛散防止のためのテープの跡が。  玄関で出迎える人妻の微妙な表情、部屋の奥から出てきた男と女の関係が表情で語られる。それをハッキリと捉える照明の素晴らしさ。  知り合いの男と話しながら街中を歩く。ひもじい現在と闇市、華やかな過去、現在の会話と過去の華やかな会話の対比。  異国での出会い、下着の上は布一枚、時折透けて見える下着、密林は二人の情事を隠すように拡がる、密林の口づけが現在の密室の口づけにつながる。 長年待っていた妻、命からがら逃げてきた浮気相手、心も肉体も疲れ切った二人。  ラーメンを食べるもう一人の男 暗闇で飯をむさぼるように襲い掛かる過去。   アメリカ人のナンパ、何時の間にか娼婦にまで身を堕とす、愛していた筈の男も既に過去の存在、男にバレないように複数の男たちと交流する。  蝋燭が灯す微妙な表情の変化、出て行った男を思わず追ってしまう未練。  旅館、心中、死ぬ死なない、風呂場で混浴。 「妻よ薔薇のやうに(妻よ薔薇のように)」は女同士で男を追う途上を、この映画では混浴で二人の関係を強調するために挿入される。  時計も何もかも売っぱらって金にする、店先の若くて美人な女と人目がいなくなるや肩を抱いて見つめ合う。ま た 混 浴 か  イチイチ階段を上ったり降りたりして風呂場へ、スリップ姿で男の服をチェック、スカートのチャックを引き上げる女の仕草、敗北感をさとる表情は、中々以前の情熱を自分に向けてくれない男への苛立ちでもある。  明日は右と左、思わぬ再会、ドロドロの大人の世界も子供たちには別世界、言い訳を重ねる男、女も男を振り向かせるために真実を告げる、居座る理由欲しさに子供を要求する。女ではなく女の子供にだ。産んだ方が幸せなのか不幸だったのか。 寒気がするのは子供を殺してしまった事にか、男の言うとおりになってしまった自分が悲しかったのか。どっちみち自分の子供を殺さなければならない苦しみは計り知れない。新聞に見覚えのある表情を見る衝撃。   謎の宗教、馬鹿馬鹿しさに笑いをこらえながら集金箱に眼をやる視線、火鉢で煙草を呑み油断を誘う。     後半はとにかく殺しまくる脚本。 ままごとの偽りの方が真剣で幸せそう、電報、土砂降りの雨、荷物の中にしまわれていた札束の山。  高峰秀子の浴衣姿が超いろっぽい。男の態度に泣き出してしまう、電車で一緒に逃避行、男も女のしつこさに疲れてくる。 看病で再び縮まる仲、雨の中身を寄せ合う・・・あんなに合っていた筈なのに。  何度も心配そうに頭をたれる医者、延々と雨が降り続ける空が晴れて・・・冗談でも言ってはいけない一言、見てしまった葉書、窓の扉、猛烈な嵐。  別れの化粧、いなくなってはじめてわかる存在の大きさ・・・。
[DVD(邦画)] 8点(2014-12-11 04:35:41)(良:1票)
4.  運命じゃない人 《ネタバレ》 
やはり映画の本当の面白さというものは、一度だけでなく二度、三度見て初めて発見できるようだ。 最初余り惹かれなかったのに、どうしてこうも引き込まれる“何か”を感じるようになるのだろうか。 この映画を再評価するキッカケは何だったのか。そうだ、画面を支配する豊かな“黒”のコントラストだった。 フィルム・ノワールやジョンアルトンのキャメラ、クリント・イーストウッドの映画を思わせる暗黒の空間。 それに男達を破滅へと導く運命の女(ファム・ファタール)たち。 だが、この映画の題名が示す通り劇中の女達は彼らの“運命”とはならない。 恐ろしく平和なまま、ほぼ何も変わらないで終わるあっけなさ。 俳優たちの何処かそっけなく冷めた雰囲気も手伝い、余計にそんな印象を受ける。 「現金に体を張れ」や「パルプ・フィクション」といったジグソーパズルを組み上げていく流れだが、先達と比べると余りに物足りなく感じるだろう。俺も欲を言えばあと30分足して一発ブチかまして欲しいくらいだ。 その分、突拍子な脱線や意味もなく人を殺傷して台無しにするようなマズさも無い、その安心感が心地良い見事なシナリオで出来た傑作である。 マンション、ドアのポストに鍵を入れる女。 その女の語りから始まるファースト・シーン。 男に逃げられた女、女に逃げられたサラリーマン、探偵、ヤクザと様々な人物の視点が積み重ねられていく。 会話が多くを占めてはいるが、冒頭の鍵の場面や妙に印象的な探偵の黒衣、タクシーを追うスピード感、浮気調査を物語る写真の数々など映像で魅せるシーンも多い。 神田が探偵だったのは意外だった。まさか今までの流れでヤクザが出るなんて誰が想像できただろうか。いや、宮田のワケあり風な彼女の話からして気になってはいたけどさ。 神田のパートになると突然マフィア映画みたいな空気が流れはじめる。 かといって、神田が出会うヤクザたちは人殺しの集団というよりは、本当は気の良い不良という感じ。ボスがスゲーくだけています。 むしろ「殺すぞおっ!」と言っていたトラックのオッサンの方がヤクザみたいだった。 あれで本当に死んでたら完璧ギャグ。 最初は神田の良い奴ぶりに惚れ、何時の間にかボスのカッコ良さに惚れる映画です。 自ら組員のために危険を犯す行動的なボスとかマジ理想の上司。
[DVD(邦画)] 9点(2014-08-31 19:40:36)
5.  うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 《ネタバレ》 
子供の頃は、BSで昔懐かしのアニメを夢中になって見たものだ。 「ガンダム」や「機動警察パトレイバー」の劇場版で徹夜してしまった子供時代。私は子供の頃から再放送を含めて色んなアニメ・ドラマ・映画で育ってきました。多分、そういう今の時代には失われた何かに子供ながら魂を惹かれていたんだと思う。 このアニメも、夏の暑い夜に無我夢中で見たアニメの一つだった。 いえね、最初目に入った時は絵柄で距離を置いてしまったのだ。何かフワフワしているというか。そもそも下着姿でいつもうろつくという概念が子供心に理解できなかった。今はそのフワフワした柔らかい絵柄が好きだったりする。なんか和むと言うかね。あとメガネの存在が最高すぎる。 それでも、やっぱりラムはラフな格好よりも制服着てもらっている時の方が落ち着きつくし好きだ。 色気というものは隠せば隠すほど逆に出る筈(多分) 奇妙奇天烈な押井守のSFワールド。 高橋留美子の「るーみっく」と呼ばれるSFに似たようで、まったく違う不思議な世界観。 主人公のあたるたちはいつの間にか“夢”の中に閉じ込められてしまう。 夢の中は何でもやりたい放題、永遠に続くかのように楽園にいるような生活。夢が終われば心の楽園は消えてなくなってしまう。でも、夢から目覚めなければ学園祭はやれない、明日は来ない、次に進めない。  あたるたちは、自分のため、愛する人のため、そして明日のために夢から抜け出そうとアレコレ奔走する。謎は真相究明に向っているのか、それとも深まっているのか。 意外な依頼人の正体、そして永遠に「胡蝶の夢」が続いてしまうのか、終わりはあるのだろうか。 様々な映画作家や画家たちの世界観を引用して、ゴチャゴチャに混ぜて観客を揺さぶる無限の映像世界。虚構と現実が混ざり行き着く場所は何処なのか。  「うる星やつら」を知る人も、知らない初見の人もワケが解らなくなる前衛的な作品でもある。  だが、映像よりいつものあたるを取り巻く女性や野郎どもの会話を聞いているだけでも楽しくなってしまう。 こんなにも高橋留美子がブチ切れ、こんなにも飯が喰いたくなって2828(あたるとラム)してしまう映画はそうそうないよ。 あたるの何気ない一言が妙に残る。 「あれは夢だったんだよ」・・・まるで今は無き故人と夢の中で出会い、別れてきたように。
[DVD(邦画)] 9点(2014-08-19 14:49:45)
6.  浮草 《ネタバレ》 
再見。  「浮草物語」のセルフリメイクであり、江戸っ子時代の小津安二郎に再会するかのような作品でもある。俺の好きな小津の傑作の一つだ。  港の灯台と酒瓶が並び、蒸し暑い夏の季節を迎えた街では噂が流れ、旅人たちの乗った船が港に入って来る。船の中も熱そうに薄着でくつろぎ煙草を吹かしている。  チラシを配りながら良い女がいないかチェックしてまわり、群がる子供たちには一枚もやらない。姉がいても子供にゃ用はねえぜとスタコラサッサ。 初対面の女の子だろうが遠慮なくボディタッチ、そんな野郎にはもれなく剃刀をゴリゴリやする怖い母ちゃんが御持て成し。頬が物語る“お礼”の跡。  旅一座がどうこうとか、そんなもんは正直どうでもいい。方々を旅できる設定なら何でもいいのさ。何せ本題は“情事”をめぐる喧嘩だもんな。それが後半一気に加速する。  宮川一夫が捉える色彩豊かな風景や市街地、艶やかな着物の柄、肌の色、女性陣が華を添えながら。  「目的」に会うためやって来たと言ってもいい“伯父さん”、楽しそうに青空の下で釣りをする光景。芝居の出来なんて二の次、ただ一緒に語り合えればそれで良かった。  小津にとって「劇中劇」は関係を悪化させるためのキッカケに過ぎないのだろう。「晩春」で原節子が本性を剥き出しにした時のように。 この映画も京マチ子と若尾文子の色っポイ仕草やら何やらを存分に堪能できるのだから。  旅一座の女役者、年季の入った座長、明らかに年齢の離れたこの夫婦。 壇上の垂れ幕は真相を物陰から覗く装置として機能し、密告を聞いた女の視線は柱の前で笑う“浮気相手”を捉える。合ってるけど違うすれ違い・勘違いが引き起こす騒動の始まりだ。  「敵地」に乗り込み確認するもの、土砂降りの雨と道を挟んだ大喧嘩!轟音すら凌ぐ罵声の浴びせ合い!!  嫉妬が生む“謀”、自分でやらないのは手を汚したくないからじゃない。それでも愛しているからこそ自分の肉体を許さない、コッチに目を向けて欲しいがため。 室内から路上→本拠地の中にまで引き釣り込む“誘惑”、情事を始めるための接吻。いきなり三回もチューチューしちゃうほどの一目惚れ!ちょ、チョロすぎだろコイツ…  そうとも知らず“夫婦”水入らずで話し合う場面なんてちょっと可哀想になってくる。 帰り道で見てしまった路地裏の先で分かれる男女、驚く自分を抑えるように壁の影に慌てて隠れる様。待ち伏せ、容赦なく浴びせられる罵声・平手打ち!呼び出した奴にもブチかます怒り振り!「宗方姉妹」や「風の中の牝鷄」ほどじゃないが、回数が少ないからこそゾッとする暴力性。  事件を予告する酒場での話し合い、散乱するチラシと結ばれた風呂敷が物語る“崩壊”。 列車の噴き上げる蒸気が示す“事後”、帰って来た者の告白。誰も平手打ちに対して怒ろうとはしない。それだけの恩を感じているからだろうか。床に突き飛ばす理由は愛する人を傷つけられたからであり、今更“父親”面しようとする人間に失望したから。  何もかも失った男は、頬を叩いていた手で優しく腕を撫で、謝罪し、託して庭先から去っていく。カエルの子はカエルになるかどうか分からない。いくらでも変わっていける。でも流れ者をしてきた男は年月が経ちすぎたのかも知れない。 そんな男に、あの人は黙って煙草の火を差し出し隣に座ってくれた。大きな船に乗って来た旅人たちは、小さな列車に揺られ次の場所へと消えていく。
[DVD(邦画)] 9点(2014-05-23 18:58:25)
7.  雨月物語 《ネタバレ》 
溝口健二は好きな監督ですし、この作品も退屈せずに最後まで見れました。けれども「瀧の白糸」や「残菊物語」ほど惹かれるものは無かったです。少し説明的すぎる会話も多いですし、怪奇演出も「折鶴お千」などに比べると二番煎じ・・・なんて感じてしまいます。 時代は戦国時代ですが、おどるおどろしい雰囲気は平安時代の匂いが漂ってきます。真面目に焼き物作りに精を出していた筈の男女四人。でも肝心の男どもは妖艶な美女、成り上がりと殺し合いが魅力的に映る戦場へと行ってしまう。女たちは待ち続ける。ある者は娼婦に身を堕とし、ある者は夫の再会を待ちわびて死んで行く・・・この作品の男はみんな情けない。そんな中で本当に大切な物を思い出していく。そんな様子が人の心を打つのでしょうね。 妖艶な京マチ子よりも、常に献身的な田中絹代の方が美しく見える・・・溝口演出は恐ろしです。田中絹代の死傷率も恐ろしい。溝口健二は鬼です。悪魔です。でも大好きです。
[DVD(邦画)] 8点(2014-01-03 17:56:05)
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