21. エスパイ
《ネタバレ》 世界を舞台にした壮大な迷作です。観る前は超能力者同士の超能力対決を期待していたのですが、そういう予想は見事に裏切られました。大半が銃撃戦に終始していて、超能力は時折地味に登場する程度。目がキラ~ンと青く光るとか、終盤の建物崩壊シーンとか、時代を感じさせる特撮を披露してくれます。この時代の俳優さんは、みんな顔が濃いですね~。藤岡弘、加山雄三、草刈正雄、敵役のおっさん、皆さん実にダンディーなオーラほとばしってます。そして超能力それ自体より印象的なのは、やっぱり由美かおるのおっぱいシーンですね(笑)。ムーディーな音楽に乗って、悩ましい服装でなやましい踊りを披露したかと思うと、変な黒人が出てきて突然おっぱいポロンですよ。なんじゃこりゃ!と。たぶん制作者は、本当は超能力よりもこれが撮りたくて映画作ったんじゃないのって。僕の超能力、第六感がピ~ンと来ました。 [DVD(邦画)] 5点(2012-06-20 21:53:38)(良:1票) |
22. SP 革命篇
《ネタバレ》 前作はアクションが多かったですが、本作はより人間ドラマにシフトしていますね。もちろん、国会内であれだけ爆弾を仕掛けたわけですから、あちこち破裂でもすりゃ見た目は派手なアクション映画になるでしょうが、そうさせないのは無用に死人を出してしまうと革命派のSPが完全悪役になってしまうからでしょう。彼らの行いは、当然許されるものではないのですが、それでも政治家たちの悪行を暴き、日本の政治の空虚さを訴えようとする点は観る者を共感させてくれます。勧善懲悪でないところにこの作品の良さと言いましょうか、面白さがあると思います。国会議事堂の中も、見事なまでに作られたセットで再現されており、これもまた作品の説得力に一役買っています。ただ唯一、あれだけ見事な計画を持ってして国会を乗っ取るのに成功しているのに、井上率いるSPたちをそのまま議事堂内に放っておくのはあまりに不注意で、彼らの優秀さを熟知している尾形ならそんな不用意なことをするはずはないと思うので、その点だけ納得いきませんでしたね。それ以外は上々。格闘シーンも前作同様よく出来てるし、全体としては秀作だったと思います。 [DVD(邦画)] 7点(2011-09-07 19:56:31) |
23. SP 野望篇
《ネタバレ》 皆さんおっしゃるように、テレビのやつを見てないとちょっとわかりにくい設定というものがありますよね。井上の特殊能力とか、初めて見る人には謎にしか思えないだろうし。僕もテレビのは見た事なかったのですが、DVDの特典映像で予習してから見たのでとりあえず消化する事は出来ました。アクションシーンは、スタントを使わずに岡田君自身が身体を張ってアクロバティックな動きを見せてくれるので、なかなか楽しいものがあります。車の上を駆け上がったり、壁を蹴り上がったりと疾走感があっていいですね。ただ、トラックの上でオペラが流れる中での闘いはどことなくスベッてるように感じてしまった。意図はわかるが狙い過ぎというのかな、、、。2部構成の最初の作品ということで、ストーリー的にはまだまだ序章という感じで面白みに欠けるが、「SP 革命篇」のほうもぜひ観てみたいと思わせる出来になっていたので、限られた予算の中で頑張って見せていたことを考慮し6点を献上。 [DVD(邦画)] 6点(2011-07-22 00:24:15) |
24. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
《ネタバレ》 確かに、前作よりは良かったと思います。ほとんど同じの内容だった前作から、新しい内容を構築し、戦闘シーンからお色気まで、とにかくいろんな要素をてんこもりにしてあって、これまでのエヴァの一つの円熟を垣間みた気がします。ただ、よく言われてるように「一見さん」は真に入り辛いことになっている。元々そうだけど、オタクのオタクによるオタクのためのアニメが、ある意味極まってる印象。 [DVD(邦画)] 6点(2010-07-07 00:39:39) |
25. L change the WorLd
《ネタバレ》 な、なんと、夜神月とあれだけの闘いを繰り広げたL君は、また一方でこんな死闘を繰り広げてたんですね!なんと忙しい最期だこと(笑)。このスピンオフ作品、鑑賞した印象としては、開始早々デスノートを燃やしL君がやたらいい人になり飛んだりはねたり走ったり、前2作とは違う笑いの要素及び死ぬ様のブラックジョークっぷりなんかを見る限り、デスノートファンへの一種のおまけ、余興、アンコール後のお遊び、そんな感じに受け取れましたね。アクションシーンがどうにもショボくてあか抜けない感じなのと、シナリオに粗が目立つなどいけ好かない点が多いんですが、それでも一応娯楽作品としてはギリギリ及第点かなぁ。あ、それとナンチャンは完全に笑うとこですよ。 [DVD(邦画)] 6点(2008-06-29 02:22:20)(良:1票) |
26. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
《ネタバレ》 四部作の最初の一作だということですけど、単に画面がちょっと奇麗になっただけで、テレビのやつとほとんど一緒じゃないですか、、、。焼き増しそのものの作品に高得点をつける気にはちょっとなれないなぁ。次からは内容大幅に変わるんですか?また一緒だったら怒っちゃいますよまったく・・。でもまったく同じというわけでもなく、微妙~に違ってたりするんですよね。それをまたオタが見つけてはああだこうだやるわけでしょ。新たなファンを作りながら今までのファンを満足させる。だから再構築なんでしょう。あ、宇多田ヒカルのエンディングはなかなか作品とあっててよかったですね。 [DVD(邦画)] 5点(2008-06-01 22:04:14) |
27. EX MACHINA/エクスマキナ(2007)
前作はストーリーが舞台の説明や設定からの展開であまりよさがなかった要に思いますけど、今回は純粋にストーリーテリングしていてよかったと思います。細野氏監修の音楽ということで、全体的に割とマイルドな印象。テーマ曲がほとんどテーマ曲の扱いになってない(笑)。日本ならではの緻密な映像もよし。鳩を出してくるのはジョン・ウーだから? [DVD(邦画)] 6点(2008-04-20 00:21:25) |
28. A2
「A」から数年経ったこともあってか、人々の変化といったものが見てとれますね。 住民との和解のシーンや、オウムでていけ集会の様子、右翼の人の一面や、同級生との会話等々、とても興味深かったです。ところでですね、一応これは言っておきたいんですけど、いまだに逃亡中の信者が数人いるという事実があるわけです。よく見かけるでしょう、街中や交番に貼ってある指名手配の。こいつらがまだ逃亡中だからオウム事件は事件としてもまだ終わってないんです。アーレフの人たちはこいつらに対しても(日本にいるかどうか知りませんが)出頭してくるようにいつも訴えたらどうでしょうか。 7点(2004-07-02 01:32:35) |
29. A
今まで、オウムについての情報といったら、それは全てメディアという媒体を通した情報なわけで、整理され、コメントで印象づけられ、即製のできあがったものしか通して知ることができなかったわけです。だから当然のことながら、その裏側、それはオウムもマスコミも含めて、その即席の顔を作る前の裏側なんて知る由もなかった。でもだからと言って、おおよそ一般の人はこちらからオウムに近づいて接触を持とうとする人はほとんどいないでしょう。そんな中でこの「A」という映画は、見事に彼らの裏側、つまりはこれこそが彼らの真実により密接している部分を人々に見せてくれる。そして日常を見せてくれる。一番必要なことは、知るということ、理解するということ、臭い物にはふたをする、ではなくて、ではなぜそれは臭いのか、その匂いの根源は何か、それに面と向かって立ち会うことによって、本質が見えてくる。 7点(2004-07-02 01:12:12)(良:1票) |
30. A1012K
これは笑えた!僕のよく行く渋谷のTSUTAYAにあんな八百屋ロボットがきてたなんて!(笑)それでいて最後はちょっと涙腺が緩みました! 7点(2002-08-26 16:53:21) |