1. 野火(1959)
肺病を患い原隊からも病院からも追い出され行き場を失う田村。やがて原隊は無くなり、降伏選んだ人間は死んでゆく。現地人を殺し生き延びた田村、仲間を殺し生き延びる他の兵隊。人肉を食らうというのはショッキングではあるが倫理観以外にどんな違いがあるのだろうか。人間が人間らしく生きるというのは大切ではあるが、極限の精神状態、極度の飢餓状態に於いてどこまで人間であり続けられるのか、体験した人間以外が善悪を決める権限は無いのではないだろうか。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-08 12:10:40) |
2. のど自慢
「NHKのど自慢」が何時から続いているのか知りませんが、何十年の間に予選・本選含めて膨大な数の延べ出場者、それぞれの想いを込め歌い上げるそれぞれの人生、ウ~ンこれはソウルだ!のど自慢がソウルだとは思わなかった、井筒を見直しました。もうワンパンチあればノックアウトなのに敢えて空かしてしまう井筒流、もっとベタベタにトドメを刺してもいいと思います。 7点(2005-02-12 23:28:12) |
3. 野菊の墓(1981)
聖子ちゃんかわいくなかったです。ヅラが似合ってないし、とても田舎くさかった。百恵ちゃんは綺麗だった。 4点(2003-11-26 14:36:45) |
4. の・ようなもの
《ネタバレ》 世の中に認められていないような立場の二つ目・志ん魚、トルコ嬢、大人でも子供でもない女子高生そんなハンパな彼らの日常。金には困らないトルコ嬢、明るい未来がある女子高生、真打に成った所で不安定な落語家、でも一人で早朝の街をあるがままに表現している志ん魚には未来を感じる。 6点(2003-11-16 11:00:39) |
5. 典子は、今
母親に連れられて見にいたが、正直つらいし、こわさを感じてしまった。いい映画でしょうけど合わない。 4点(2003-11-02 14:24:23) |
6. ノーライフキング
ゲームのバーチャルな世界にはまる子供と学校の怪談などのウワサをミックスさせたような話でした。 3点(2003-11-02 14:19:53) |
7. 野良犬(1949)
まだ戦後間もない東京の景色やドヤ街に住む人々、湿気のある暑苦しさ、道の土ぼこり、つぶれたトマト、原っぱの花々、モノクロなのに色が見える映像。大事件なのになんかのんびりしてる警察の人々、日々の生活を必死に生きている人々、犯人を追い詰めるほど自分を追い込んでしまう展開、光と影のような刑事と犯人、歯車が一つ違えば2人の立場も逆になっていたかもしれない。だが、社会や環境が犯罪を作るわけではない。紙一重のところで踏みとどまる勇気が必要だ。 8点(2003-07-27 22:00:09) |