1. 平成狸合戦ぽんぽこ
人をだます動物といえば狐か狸、ずるがしこいイメージの狐に対して狸の方はちょっと間が抜けているというか化かし方にも愛嬌が感じられるものだ。そういう狸の世界を日本各地に残る言い伝えや昔話、童謡、宮沢賢治の詩を加え、余すとこなく描いている。大変おもしろいといえばおもしろいのだが、滅び行く動物に哀悼を表しつつもこの映画の結末には違和感を感じた。 [DVD(邦画)] 7点(2015-04-04 08:35:03) |
2. ペコロスの母に会いに行く
先行上映にて鑑賞。長崎出身の原作者、長崎出身の監督、長崎出身のキャストによる長崎を舞台にした映画。認知症の年老いた母とペコロス(小タマネギ)のニックネームを持つ息子が主人公の物語。岩松了のハゲっぷりと赤木春恵のポケっぷりがたまらなく良い。笑いと涙のなかに喜劇を得意とする森崎東監督らしいユーモア溢れる映画となっている。ふんだんに長崎弁が使われているために若干抵抗のある人も出てくるかもしれないが、それが長崎から全国へ向けたメッセージとなっている。「ぼけるって悪いことばかりじゃない」と。 ところで婆ちゃん役の赤木春恵さんを見るのは久々だったが、かつては武田鉄矢主演の金八先生の学校の女校長先生として活躍していたっけ。 [映画館(邦画)] 8点(2013-11-12 15:27:00) |
3. 塀の中の中学校<TVM>
「何も受刑者にここまでしなくても、公のお金はもっと被害者のために使うべきだ」というような意味のことを主人公オダギリが言う。もっともな論理だ。おそらく多くの人も皆そう思うに違いない。しかし公のお金だからこそ、犯罪がいかにしたら減るかに注がれなければならない。「教育」それは人間の本質を形作る最大のものだからである。その意味で考えされるドラマであり、実践だった。 [ビデオ(邦画)] 7点(2013-07-08 23:10:38) |
4. ペンギン夫婦の作りかた
《ネタバレ》 グルメもの映画だが、料理に関心がさほどなくても、沖縄石垣島の海を見ているだけでも心が癒されてくる。島の人たちの温かい大きな心と帰国申請調査官の疑ってかかる心の対比がまた良い。そしてまたまたペンギン夫婦の名前の由来も・・・。心が和む夫婦愛の物語で素直に感動した。よけいなことだが、食事の前に見るのと後ではもしかしたら点数が変わるかも・・・。 [映画館(邦画)] 8点(2013-04-19 13:09:12) |
5. ベルナのしっぽ
《ネタバレ》 視力を失った者と盲導犬の物語というとおおよその見当はつくのだが、それでもなお感動に値する映画。おかげで盲導犬に対する理解も深くなったと思う。途中「目が見えないお母さんなんて嫌いだ」と子ども泣いたときは、本当にこっちまで泣いてしまった。 [DVD(邦画)] 8点(2012-09-02 21:17:43) |
6. へそくり社長
小学生の時、親戚の人たちといっしょに見た映画です。もちろん映画の内容がわかる年齢ではなく、所々のおもしろいシーンで、周りのお客さんたちと一緒に大笑いをしていたのを覚えています。 「へそくり」の意味もわからず、おへそをこちょこちょすることだと思って映画の途中で、「おへそこちょこちょしないね」と言ったことも。 子ども時代に見た映画は題名がわからないものばかりですが、この映画の題名だけはしっかり覚えていました。 DVDで改めて見てみると、本当におもしろおかしく、社長シリーズとして続いたのもうなずけます。この映画も「続へそくり社長」に続いて行くのですが・・・。 [映画館(邦画)] 7点(2011-02-06 17:15:10) |