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タケノコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 577
性別 男性
年齢 50歳
自己紹介 管理人さま、レビュアーのみなさま、いつもお世話になっております。

タケノコと申します。

みなさまのレビューをとても楽しみにしています。
( まるで映画のように、感動し、笑い、ときに泣きます )

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1.  Helpless 《ネタバレ》 
さも難解な映画に見えるが、それにはワケがある。本作の登場人物たちは、誰もが自分の考えやルールに従って生きていて、他人の意見に耳をかさない。そして、他人に対して一方通行である。だから当然、会話はかみ合わないし、行動も揃ってセオリーを逸脱しているので、ストーリーに理由を求めようとすると、難解な映画という印象になるわけだ。 ちなみに、まるで広告のように目につく (笑) ニルヴァーナの「Nevermind」が発売されたのが、1991年の9月。あのアルバムの登場によって、ロックシーンは激変した。まぁ、それはさておき。そして、本作の時代設定は、1989年の9月。つまり、健次 (浅野忠信) が着ていたあの「Nevermind」Tシャツは、まだ本作の世界には存在しないはず。しかし、あの青山真治監督がこういう初歩的でかつ致命的なミスをするとも思えず、何らかのメッセージを込めている、と解釈することにしたい。察するに、この映画は粗 (あら) だらけです、でも内容 (ストーリー) の完成度よりは、美術や音楽面の芸術性を重視して (評価して) ください、、そういう意図ではないだろうか。 確かに、北九州の風景と乾いた映像美、そして暴力性と対比的に音楽は素晴らしいので、雰囲気映画、芸術性の高いアート系映画、(考えるな感じろ、の映画ね) そういう映画もたまには良いかと。 とは言え、、やはり主要な登場人物の誰にも共感できないのでこの点数。
[インターネット(邦画)] 4点(2024-06-23 18:03:30)《新規》
2.  ペパーミント・キャンディー 《ネタバレ》 
※ネタバレございます※ まず、主演のキム・ヨンホという男が冒頭で自殺する、という、とんでもないオープニングであり、さらに時間を逆行して彼の過去を描いていく、、という、またトンデモナイ構成となっております。 彼は最終的に自殺するワケですから、とにかくツイてない男で、どの過去にも必ず「不幸」があるんです。人生の不幸③⇒不幸②⇒不幸①⇒不幸になる前、、こんな感じで、不幸の地雷を踏む前に物語 (時代) が戻っていくワケですから、彼はただ若返るだけではなく、精力みなぎり希望に満ち溢れ生き生きと蘇ってゆきます。この感覚こそ、今までに例を見ない、新感覚だろう。 やがて物語は、見覚えのある、あの風景の中で、愛しい女性に花を摘む彼の姿にたどり着く。なるほど、だからこの場所だったわけだ。そして、彼の目の前にある (等身大の) 幸せ、それは彼の人生にとって、最も美しく幸福な瞬間であった、、と私たちは思い知らされることになる。同時に、これが時系列ならば、何気ない一場面に過ぎなかっただろうし、そういう見せ方のうまさ、をつくづく感じさせます。 これは誠実な青年が国家権力とその体制下に人格を矯正させられて、ついには砕け散った物語であり、国という体制批判の映画ではあると思う。しかし、私は韓国人ではないので、感想はただ一つ。 この映画は「幸せ」の見せ方が秀逸だった。 そのたった一言に尽きる。 このストーリーにして、自分の目の前の世界 (人生) が尊く美しく見えてくるから、不思議な映画だと思う。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-03-21 12:08:29)(良:1票)
3.  北京的西瓜 《ネタバレ》 
八百春や居酒屋における人々のやり取りは、カメラを意識しない自由さで、ドキュメント調のようなつくりになっています。このあたり台本はつくり込まずに、場面場面において出演者の即興に委ねた印象を受けました。そして超常現象も奇をてらった演出もなくて、およそ大林監督らしくない映画でしたが、、 最後、強烈なのがありましたねえ (笑) 特にカメラに向かって語りかける演出は、近年の戦争3部作を彷彿させます。しかし、確かに画期的な演出とは思いましたが、スタンダードな人間ドラマとして流れが秀逸でしたので、そこは中国で撮影したふりをしてでもそのまま行ってほしかった、という思いが強かったです。 ストーリーとしては、国際交流を描いた美談であるし心温まるいい話です。ただ春三さんは家庭や店が崩壊寸前になるまで中国人に肩入れして、家族に対してその謝罪が最後までなかったのは残念です。店が持ち直して事態が好転したため、そこだけがうやむやになってる。この映画だけを見ると、春三さんよりもむしろ彼を支え続けた美智さんの忖度や忍耐こそ讃えられるべきでは? ・・でもそう考えると本作は、大林監督の妻であり映画プロデューサーでもある大林恭子氏に、感謝の意を込めた映画かもしれませんね。
[DVD(邦画)] 6点(2020-05-06 13:11:31)
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