15.《ネタバレ》 本作につき、健次 (浅野忠信) が着ていた、ニルヴァーナの「Nevermind」Tシャツが妙に気になりませんか? このアルバムが発売されたのは、1991年の9月。そして、本作の時代設定は、1989年の9月。・・・ はい、つ、じ、つ、ま、が、合、い、ま、せ、ん。 青山監督。これがうっかりミスならば、さすがに救いようがない。 (まさに、Helpless) しかし、あれほど "PR" しているわけだし、あの名盤の発売日を監督が知らないはずがない。(よね?) であれば、、実は、監督はニルヴァーナ「Nevermind」の "アンチ" なのか。(つまり、単なるTシャツの絵、程度の扱いとして、わざと間違えてやった) それとも、健次があのTシャツ着て登場した以降は、1991年以降の設定だったりして。(二年ほど早送りされていた) あるいは、映画は芸術性 (映像・音楽・空気感) でこそ評価されるべし、という強い自己主張の表れなのか。 まあ、、全ては私の考えすぎかもしれません (笑) こんなことは、大したことではない、あまり気にするな、ということ。(まさに、Nevermind) 【タケノコ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2024-06-23 18:03:30) |
14.こういう映画は苦手。 よくわからないし、わかろうとも思わない。 誰にも共感できず、すっきりしない気持ちと閉塞感が残る。 浅野忠信主演の映画はどうも相性が悪いのかも。 【飛鳥】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2014-04-13 10:08:45) |
13.地味すぎ。ピストルの音、「パンパン」が可愛いすぎ。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-03-11 21:40:41) |
12.温かい日差しの中に冷ややかな狂気が入り混じったようなこの映画の世界が、不思議と心地よかったです。音楽、映像、演技等々全てがバランスよく合わさっているのも又良いですね。 観終わった後、コーラとナポリタンが欲しくなりました。 【TM】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-09-12 14:24:29) |
11.インディーズ臭さがプンプンしてるんだけど、「これぞ映画!」という感じ。まだ若い浅野さん良かったです。むしょーにコーラが飲みたくなった。 【フライボーイ】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2008-04-01 11:20:16) |
10.この作品で、青山真治監督のファンになった。独特の「日本映画っぽい」画像と雰囲気が最高。あと、この作品中で浅野忠信演じる主人公が、喫茶店で毎回「ナポリタン」を注文するのだが、これを見て以来、妙に喫茶店でナポリタンが食べたくなってしまった。いつの日か喫茶店でナポリタンを食べてやるぞーっ・・・ 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-09-04 09:27:57) |
9.一体この作品はなんなんだろう。 冒頭の空撮がとても印象的でる。映画を理論的に考えるほうではないのでなんともいえないが、映像や音楽はなにか異質なものを感じた 【elly】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-14 00:14:25) |
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8.単調な映画に元々免疫がないんで、すんません、睡魔が、二度ほど。救われない人たち、唐突な暴力など衝撃的な表現が描かれてても、自分みたいな幼稚な人間でもわかるエンターテイナーな部分がいっこもないと、退屈でつらいです。なんの興味もない授業を眠気をこらえて聞いている学生時代を思い出しました。バイオレンスと聞いて好奇心で観ましたが、私が観る映画じゃなかったっす。でも評価は容赦なくつけます。すんません。 【なにわ君】さん [ビデオ(字幕)] 0点(2006-01-22 04:20:16) |
7.青山真治、劇場用映画デビュー作にして衝撃作。一見どこにでも転がっていそうなバイオレンス映画でありながら、どこにもないバイオレンス映画。自分の世界の中だけで様々な葛藤や苛立ちを解決するために暴力という手段が選ばれるという、その手軽さと理不尽さという、暴力の本質みたいなものが強烈に描かれる。この作品で描かれる事件は、実際にあればとんでもないニュースになるほどの衝撃的事件だし、妹を射殺しようとするヤクザなんてのは類稀なるセンセーショナルな事件なわけですが、あまりにもその異様な光景が当たり前に存在する世界として目に飛び込んでくる。日常にある暴力ではなく、日常に潜む暴力が描かれる。負のエネルギーがいつでも手招きしている日常、というこの作品の世界観に圧倒されました。こわい映画です。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-12 17:02:05) |
【NIN】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-01-13 15:33:21) |
5.冒頭からもう、音が、映像が、全てが、「映画」ってかんじ。浅野忠信は、今まで、イメージが先行してしまっていてか、どうかな、、と思ってたけど、これではよかった。あと、今更私なんかが言うのもなんだけど、田村正毅、すごい。暴力性、89年、中上健次とか、正直よくわからないので、とりあえずは、そんなことはどうでもいい。ただ、「見た」という質感が確実に残った。 【コーラL】さん 7点(2004-05-31 12:41:47) |
4.《ネタバレ》 あらゆる面で崩壊している作品に感じた。 極限まで薄っぺらいというか掴めないというか元から何も無いというか・・ 監督も何も考えず作ってるんじゃないでしょうか。知らんけど。 要所要所出てくる虫だとか、穴の開いた葉っぱとか、晩夏の情景がこれ以上うまく表現できてる映画は他には無いでしょう。 その情景に俳優の雰囲気など何もかもマッチしています。 特に浅野はハマリ役。 あと何故か喫茶店で縛られた二人が足でやりあう場面でデジャヴが起きました。 以前同じものをテレビで見たのか。同じような場面を見たのか。全く記憶にありません。不思議です。 【DELI】さん 7点(2004-03-22 15:02:07) |
3.《ネタバレ》 この作品は「ユリイカ」の後に観たのですが、【fero】さんのレビューを読むまでこっちの秋彦とあっちの秋彦が同一人物だということに気づかなかった・・・。言われてみりゃそーだよなー。「ヤクザに殺されそうになったけど、友達に逃がしてもらった」って言ってたもんなあ。実はこの作品だけで考えてたときは、いまいちピンと来なかったんですよね。物語を構築するというより、ばらばらのイメージを積み重ねたような作りになってるし。今度改めて「ユリイカ」と二本立てで観直してみます。 【ぐるぐる】さん 7点(2003-12-10 19:44:35) |
2.この作品をいいと云ってしまうのは色んな意味で気が引ける。浅野忠信は演技をせずともこう云った役にはぴったりと当てはまる。だっさいニルバーナのTシャツがとてもよかった。光石も素晴らしいし、どうしようもない空気感が切々に伝わってきた。その空気感、ここまで研ぎ澄まされたものではないけどギルバートグレイプのやりきれなさを思い出した。同窓会での殺人、あれは何か新聞で読んだことのある実際のネタな気がするんだけど・・・。 |
1.ささくれだった演技をさせると浅野忠信は光りますね。といっても、基本的に浅野忠信はささくれだった顔をしているだけかもしれません。彼は映画によって破綻具合のパーセンテージが変化しているような印象です。キャストといえば青山作品常連の斉藤陽一郎・光石研はここでも重要な役割を示していますね。光石研の、どうやっても転がり落ちていくしかない人生の具合は、悲しみを湛えています。斉藤陽一郎の、どうしても適合することができない、それでいて弱くて、自分を茶化すことでしか生きられない人生も悲しいです。ストーリーは、チンピラの転落とそれに巻き込まれる人々の話ともいえるんですが、一人一人の心情がきっちりと描写されているために、鑑賞後も反芻して考えることのできる作品だと思います。ちなみに、同監督のEUREKAはHelplessの続編的な意味合いになります。秋彦が共通の登場人物なんですが、これは青山真治著「EUREKA」「Helpless」に詳しいのでそれもお勧めです。EULEKAを観る前にHelplessを観てもらうと、ロケーション(北九州→甘木)の変化が作品にどのように影響を与えているかなどがわかっていいと思います。EUREKAで茂男が終始サングラスなのは、Helplessで死んだ光石研をどうにかしてEUREKAに登場させる為の配慮だと思うのですが、どうでしょう? 【fero】さん 8点(2003-11-17 18:52:23) (良:1票) |