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1.  友情(1975) 《ネタバレ》 
笠岡の宿まではホノボノ系世代間交流ものの雰囲気で進行しておいて、そこからのトリッキーさとドラマチックさが凄い。風来坊的な主人公に妻や子がいるというその一言がもたらす意外性、島へ渡るタイミングをずらすだけで発生する心理の綾と、それらが集積する実家でのドラマ。大半は太陽の下でニコニコしている渥美清が、「その一瞬」だけは暗色に照らされるインパクト。寅さん以外の方向性から渥美さんの魅力を引き出したという点においても、貴重な作品です。
[DVD(邦画)] 7点(2016-01-01 01:20:48)(良:1票)
2.  夕笛 《ネタバレ》 
何よりも、当時22歳の松原智恵子の、唖然とするほどのきゃわわわいらしさ!そして、そのヒロインを、これでもかというくらい次から次へと不幸な目に遭わせて、それによって美しさをより一層引き立たせるというサディスティックな演出!!それも、いきなり何か事件を起こして飛躍させるのではなく、蜘蛛の巣にからめ取るようにじわじわとなぶっていく底意地の悪さ!!!(若菜を土下座させてそれを全員で見下ろすカットの「間」と「無表情」の演出など、ほとんど変態的な領域です)そして、この一本で徹底しているのが、作品を綺麗に完結させています。また、約90分という短い尺の中で、年月の経過もきちんと表現されています。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-03-20 00:19:41)
3.  油断大敵(2003) 《ネタバレ》 
刑事と泥棒の、立場が正反対であるがゆえの友情類似の感情(極端にいえば「ヒート」のような)に着目した発想は悪くない。これを発展させるならば、刑事が泥棒から何を学び取るか、はたまた刑事は(まっとうな取調では落ちることがない)泥棒を、どうやったら変えられるのか(このあたりは「羊」か?)といったあたりが縦軸になるが、ネタの仕込みはもっと欲しかったとは思うものの、その筋を尊重しようという気配は窺える。●一方で、夏川結衣のパートは短時間の割に出来が良すぎるため、かえって宙ぶらりんな結果となっている。あれなら、絶対に後半にも登場しないとおかしいよね。そのため、結局、娘との関わりと泥棒とが、終盤に進むほど、横軸として絡まなくなっている。ソーセージのくだりが強烈だっただけに。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-12-03 00:19:15)(良:1票)
4.  湯を沸かすほどの熱い愛 《ネタバレ》 
設定だけならば凡作に陥っていてもおかしくないのですが、作中の家族同様、やはりりえちゃんが偉大でした。周りの全員の芝居を全部受け止めて、一本の柱として画面内に存在しています。しかしそれに加えて、杉咲花ちゃんの、各シーンの意味を的確に理解した演技力にもびっくりしました。りえちゃんも大いに刺激されていたんじゃないでしょうか。●脚本は、全体的に台詞抑えめなのには好感が持てますが(子供たちが「ママ」とか言わないのも良い)、作為的なところもかなり目につきます。特に、拓海君の登場とその後の処理とかね。探偵が娘を連れて仕事をしているというのもかなり強引ですが、これは、ピラミッドのシーンの「横にちょこんといる娘」の構図を撮りたかったのでしょう。そういう発想は嫌いではありません。●あと、性的な描写が多めなのは意図的と思われますが(娘達に番台業務をさせるとか、直接的でないものも含め)、それ自体は悪いことではないものの、やはり、「妹のパンツを回収せずにドアノブ引っかけ放置」と、「子供2人に対していきなりラブホ話」だけはいかがなものかと思いました。そもそも脚本上も必要ないし。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-05-07 01:21:58)
5.  夕陽に赤い俺の顔 《ネタバレ》 
50年以上前の日本とはとても思えないほどの、キッチュでオシャレなオープニングに唖然。キャラクター設定なんかも何かが無意味に暴走していて楽しいんだけど、あまりに突飛すぎて、演出側でもそれを捌ききれなくなった感じで、途中からはオーソドックスに収束してしまっている(珍しく胡散臭さ満載の神山繁の途中退場が惜しい)。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-03-04 00:08:18)
6.  夢(1990) 《ネタバレ》 
「乱」と並んで、モノクロ時代の代表作よりも好きな作品。第2話の、段々の斜面で全員が勢揃いしている構図など、実に強烈である。いかにも「夢」でしか見られない場面という感じ。この辺の鮮烈で幻想的な描写に比べ、後半は登場人物が喋りすぎなのが気になる。夢なんだからそんなに人は喋らないと思うし、映像だけで十分語れるほどのものがあると思うけど。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-03-11 01:14:13)(良:1票)
7.  夢千代日記 《ネタバレ》 
全体的に、山間の温泉街のねっとりした雰囲気の撮り方は丁寧だし、また脇役にも配慮がなされている。名取裕子って、主役よりもこういうちょっと尖った脇役の方が絶対に光ってるよね、ということも考えてしまう。樹木希林もそう。しかし、一番凄いのは何といっても小川真由美で、男装の舞台剣劇という貴重なものも見られれば、さらには窓の外をさっと横切る北大路の姿に一瞬ですべてを察知し、知らん顔でその場を乗り切る醒めた迫力など、くらくらします。あと、「若い姉ちゃんのヌード画を描く夫の横で平然と無表情に茶を点てている妻」などという演技を当然のように展開する荒木道子も忘れてはいけません。こういう芝居ができるのはこの人だけです。●しかし、終盤で隠岐に行ってからは突然情緒的で凡庸になってしまい、作品のテンションも下がってしまいました。元に戻ってみんなが勢揃いしたところで持ち直しはしましたけどね。やっぱりこの作品は、脇役あっての作品です。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2024-04-10 00:23:58)
8.  誘拐報道
これだけのキャストを投入しておいて、まったく使いこなせていないというか何というか・・・犯人側も捜査側も報道側も、ほとんどは同じようなやりとりの繰り返しだし、ドラマという点で何の進展も変化もない。そもそも、軸足をどこに置きたかったのか、視点がブレブレなのです。そんな中でも、当時7歳の高橋かおりの安定感と存在感は驚異的。ショーケンですら押されてるし、小柳ルミ子なんかはむしろ演技面で助けられてるぞ。点数は、彼女を発掘したという価値と功績に対して。
[DVD(邦画)] 5点(2017-04-21 01:21:15)
9.  優駿 ORACION 《ネタバレ》 
もっと躍動感と爽快感あふれるような雰囲気を勝手に頭の中で作りあげていたので、ほとんどのシーンが予想外に地味で陰鬱な感じだったのにびっくり、そしてがっかり。それ以前にまずいのは、主役の斉藤由貴の役柄について、立ち位置も方向性もはっきりしないこと。単にまわりで騒いでいるだけにしか見えないし、馬というものに対する何の感情も感じられない。周辺人物の処理も雑。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-05-09 00:46:56)
10.  ゆきゆきて、神軍
これは間違っても「ドキュメンタリー」ではないですよ。奥崎氏は、口では「あなたの話を聞きに来たんです」などともっともらしいことを言いながら、それに即した行動を行っていない。相手が自分の意に沿わない発言をしたら即座に全否定、ひたすら自分の見立てと見解を押しつけているだけ(それは前半に登場する遺族とやらも同様・・・って、後半に至ってはニセ遺族手配って、それだけでも全部アウトでしょ)。でもそれって、例えば警察の取調官が被疑者を恫喝して供述を誘導なり操作しようものなら、それは奥崎氏にとっては反抗と打破の対象なんだろうけど、自分もまったく同じことをしているんじゃないの?ましてや奥崎氏は、暴力と脅迫を(自分についてだけは)肯定しているわけですから。そんなわけで、客観性もなければ検証性もないので、これをドキュメンタリーとはいいません。なお、当時の日本家屋の内部(家具も含む)の数々がじっくり見られるのは興味深かったので、点数はそこに対して(「玄関の扉に普段から鍵をかけない」というのがどういうことなのか分からない人も今は多いと思いますが、こんな感じなのですよ)。
[DVD(邦画)] 2点(2020-02-26 00:41:55)
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