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1.  理由(2004)
大林宣彦監督の或る一面を端的に表現する言葉に、とかく当たりハズレにバラツキの多い人だという通説がある。それは私個人にも感じるところで、映画史に残るほどの傑作を放ったかと思えば、箸にも棒にもかからない凡作を連打するという極端ぶりで、なかなかコンスタントに水準作を残せないという特徴がある。しかしそこが大林監督作品の魅力ともとれ、出来が良いか悪いかは観てみないと分からないといった、作品に接するヒヤヒヤ感そのものがミステリアスなのだ。何が飛び出してくるか分からないという意味で、私などは大林作品を“闇鍋的な面白さ”と表現する事にしている。余談が長くなったが、本作はそう言った、いかにもの大林ワールドの凝縮された面白さに満ち溢れた秀作に仕上がっている。驚かされるのが、よくもこれだけ集められたと思うほどの演技人や著名人の数。きっと大林作品のファンでもあり出演依頼には快諾した人たちばかりであろうと推察されるが、それにしても贅沢な話である。そして多数の証言を巡る物語という性質上、なくてはならない彼ら登場人物すべてが事実上の主人公だと言えるのではないだろうか。時間軸を奔放に交差させながら複雑に絡み合った人間関係を解きほぐし、サスペンスを盛上げていくという構成は、長尺の作品にもかかわらず見事に整理されて解かりやすく、観る側へ最大限の配慮がなされている。一杯の味噌汁に下町人情の温もりを感じさせ、人々の様々な思いを、つっかけの音に凝縮させたシーンには情感が溢れ、余韻を残す。それだけにエピローグは不要のような気もする。語り過ぎることは必ずしも得策ではないという事である。
[映画館(字幕)] 8点(2005-05-04 16:37:09)
2.  RETURNER リターナー
ベースは「ターミネーター」を逆手にとったもので、後はご存知「マトリックス」「E.T.」「MI:2」等々(「異人たちとの夏」を彷彿とさせるシーンも・・・)、引用作品を挙げるとキリがないほど。“節操がない。”“オリジナリティがない。”と言われればそれまでだが、しかし、それらのヒット作のテイストが決して模倣ではなく、巧みなアレンジでドラマ及びアクションにしっかり生かされ、立派に自己主張している点で、実にしたたかな作品となっている。テンポの良い演出もさることながら、シャープでスピード感溢れるアクションと、VFXの完成度の高さには脱帽せざるを得ない。さらに、主役二人を喰ってしまいそうな岸谷五郎のキレっぷりが、作品をより魅力的なものにしている。作り手の頭の良さを痛切に感じさせる作品だと言える。
8点(2002-09-12 23:41:41)
3.  リリイ・シュシュのすべて
一見、高い支持を得ているようだが、この作品も観る人を選ぶタイプの作品ではないだろうか?そもそも、この何とも奇を衒った演出スタイルはいったいどういう事なのか?自分の映画監督としての才能に確固たる自信があれば、何故もっと正攻法で描かなかったのか?映画は、中学生たちの生態の現実と、抱えている様々な問題を直視していくが、かなり歪な決着をつけようとする彼らには感情移入し難い面があるし、結局のところ、リリィ・シュシュとは彼らにとってどういう存在だったのか等々、映像表現に頼りすぎた為か、なかなか主題が見えてこないと言う恨みが残る。
6点(2002-02-03 11:34:37)
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