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1.  竜二
後半締まってくる。友人がヤク中で死んだあたりからか。この男辛抱が出来ないの。「辛抱したって一度の人生、つまんないじゃない」という人生観にはもっともなところがあり、でもそういう男のために周りが迷惑するのも事実。やくざもかたぎも同じように空虚感は持ってるわけで、それを自分だけの不機嫌と思ってるとこにこの男の馬鹿さ加減があるんだろうが、でもこういう男は確実にいる、というリアリティはびんびん伝わってくるし、そういうのを見下す感じにはしていない。そこがこの映画のいいところ。かたぎの生活してみても、同じ空虚感が残っていることから来る焦り、みたいなものがよく出ていた。ゲートボールしているオッサンみたいになっていっちゃうんだなあ、って。
[映画館(邦画)] 7点(2013-02-20 10:34:29)
2.  陸軍
ホンネとタテマエの微妙なせめぎあいを得意とする作家にとって、最終的にホンネが前に出てくるか、タテマエを押し通すかということは、さして重要でなかっただろう。そのせめぎあいを描くのが好きなので。子を思うホンネをじっと抑えて公に奉公する姿を美しいとしていた時代、「このようにみな公のために私情を捨てて頑張っているんだなあ、私も耐えねば」というメッセージになっており、反戦映画とまでは言えないだろう。笠智衆演じた人物なぞ、そのまま戦後に描けば青年を死に追いやった否定的人物となるわけで、そこらへん史料として観られる。「男の子は天子様の借り物」というタテマエを、最後はホンネを越えて主人公は肯定せざるを得なかったわけで、それを美しいと捉える視線はあり、システムを批判してはいない。ふと思ったんだけど、長回しが多いのは作家性の要請というより、フィルムを無駄に出来なかった当時の制約もあるのではないか。東野英治郎との頑固者同士のユーモア。真っ先に宮城へ参らなかったと叱る父、教科書を踏んだと叱る母。何も反戦映画だから名作と無理しなくても、タテマエの浸透していた当時の社会の記録としてこそ名作と呼びたい。
[映画館(邦画)] 7点(2013-01-25 10:10:38)(良:1票)
3.  リリイ・シュシュのすべて
いじめている人間もつらそうだったりする。傷ついた者たちが、さらに互いに傷つけ合って、そして壊れていく教室。だらしなくいじめている者と、必死にいじめている者とがいて、星野君は必死にいじめているのが、なんかとてもつらそう。沖縄で死にそうになって、悪霊がついたって感じで。でもきっと、本当に怖いのは、だらしなくいじめることができる連中の方なんだ。ひとり踏ん張っている久野さんが希望。伊藤歩がすごくいい。
[映画館(邦画)] 7点(2008-07-10 12:10:24)
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